2019年7月28日日曜日

みぎわ館 44号《また帰ってきてね!!》

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 体験留学で敬和に来てくれ、みぎわ館で12日間を一緒に過ごしたRINちゃんとの生活が終業日をもって終わりを迎えました。最後の夜、閉寮礼拝をのぞみ寮生全員で守り、その後みぎわ館に戻ってきてから「RINちゃんとのお別れ礼拝」をみんなで守ったのです。前奏から始まり、賛美歌を歌い(「君は愛されるために生まれた」を歌いました。これ、みぎわっ子たち、めちゃめちゃ上手なのです。それに、歌詞も音もステキで歌っても、聴いてもグッとくるのです。)RINちゃんのお話を聞き、その後礼拝委員のEさんが「私たちからRINちゃんに聖書のみ言葉を贈ります。」と詩編122編8章~9節『わたしは言おう、わたしの兄弟、友のために。「あなたのうち平和があるように。」 わたしは願おう わたしたちの神、主の家のために。「あなたに幸いがあるように。」』を読んで聞かせてくれました。そして続けてEさんが「この出会いを感謝します。」とお祈りをしてくれたのです。

migiwa044_01 私がのぞみ寮でみんなと共に生活を始めて、初めてのお別れ礼拝。お別れパーティはこれまで何度も経験ありますが、お別れ礼拝は初めてで、とっても感激しました。その雰囲気も本当に素敵だったのです。みんなの心が静まり返り、みんなで心を合わせて与えられたこの出会いとそれぞれの幸せと平和と祈れていることを体感できたのです。
 のぞみ寮で仲間と共に過ごす毎日を通して、仲間と出会い、自分と出会い、そして神様と出会ってほしいというのが私たちの願いです。確実にそれらと出会う3年間をここで過ごしているのだと思うと感激です。前期の終わりの時、RINちゃんとの出会いを通して、それだけでは終わらないたくさんの素晴らしい出会いをさせてもらえたこと本当に感謝です。
 RINちゃん、また会いましょう!また、帰ってきてね!!そしてみぎわっ子たちも終業を迎えてそれぞれが帰省していきました。この夏休み、心も身体も神様に守られ、たっぷりエネルギー補給できる素晴らしい時間でありますようにと祈っています!!8月25日(日)18:30にみんなの元気な笑顔が友愛館にそろいますように。首を長~くして帰寮を心待ちにしています!



2019年7月27日土曜日

みぎわ館 43号《ムーンライト三昧》

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 「もりもり~、買い出しお願いしたいんだけど♡」と、私をうまく使う術を知っているみぎわっ子たちです(笑)。ニコッと笑顔と共にかわいくお願いされたら「イヤ」とは言えません。そして、みんなのお願い買い物は「アイス:チョコ①、バニラ②、ヨーグルト、フルーツ缶詰②、きのこの山、ムーンライトクッキーetc」と多種・大量のお菓子のリクエストです。テストが終わり、あと2週間ほどで終業だ!となってから、この手の依頼が多数舞い込んできました。理由はもちろん「長期休みで会えなくなるから、ムーンライトパーティしとこうと思って。」とのこと。

migiwa043_05 自由時間にお部屋メンバーでキャッキャ言いながら作っている姿はとってもとってもかわいいです。見ているだけで周りも笑顔になってきます。そして例にもれずどのお部屋も「どんなの作ったの~?」と様子を見に来る仲間に一口味見をさせてくれて、また笑顔が大きくなります(笑)。ちなみに私も、「あ!写真撮らせて~。」と近づいていき、ご相伴に預かりました(笑)。ごちそうさまでした!
 作る楽しさをみんなで共有し、みんなで完食を協力し合い(笑)、味わい合い、満足も、満腹も笑いになって笑顔溢れる時間を過ごしている事、嬉しいなぁと思います。でも、どのチームも漏れなく言うのですが、「今回のはフルーツ多いからいつもよりヘルシー」とか「ヨーグルトたっぷりだから身体にいいの!」とか。でも言わしてもらいます。「いやいやその量、もはやヘルシーの域にはいないし!」「身体にいいって、その量食べてて言っちゃいけないし!」と(笑)。

 

 

 

《涼しいところで雑魚寝。あっついところでも雑魚寝。》

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 ここ数日、新潟の夜の気温も上がってきて、暑くて寝苦しい日が続いています。そんな中、終業も近いし、みんなとしばらくお別れ生活になっちゃうし……ということで「みんなで一緒に寝よ~!」と声が上がる機会が増えていました。ちょっと前に2年生が4階で一緒に寝たのが「いいなぁ!」となったのもあったようです。
 まずは暑いのが嫌いな3年生たち有志がみぎわ館で唯一クーラーのある1階ホールで、3枚の布団を並べて5人が寝転んでいる姿がありました。「寝返り打てないけど大丈夫?」と声を掛けると「大丈夫~!」と元気な答えが。私が点呼に回って一階に帰ってくると、もう布団にもぐって寝ていましたが、どう見ても、「寝返り打てなくても大丈夫~!」な感じではありませんでした(笑)。これきっと、朝には掛布団の奪い合い、敷布団も奪い合い、コロコロコロコロ一晩中布団合戦(?)が行われているんだろうなぁと想像して笑ってしまいました。

migiwa043_23 その次には「本気!?」と聞いてしまいましたが、1年生がみぎわ館で一番暑い4階のラウンジでみんなで寝る企画が挙がりました。みぎわ館中の扇風機を総動員させて風を浴び、個人で持ってるミニ扇風機もフル稼働させながらの一緒寝。「こんばんは~」と点呼しに部屋に入っただけで「息苦しい!」と言ってしまうくらいに暑かったのですが、みんなは「大丈夫~。」とのこと。そりゃまぁ、私は人一倍暑がりだとは思いますが……それでもいくらなんでもあの部屋で13人が団子になって寝るのは私には無理!暑さより、みんなと一緒に寝られることの喜びの方が大きいのだなぁと思うと、そんな集団になっている1年生チームや、仲間をそんな風に想える1年生の一人一人が素敵だなぁと思わされました。
 そして最後は、学年関係なくクーラーの下で寝たい!暑い!とゾンビのようになってやってきたみぎわっ子集団。入ってすぐに3年生が5人ごろっと。そして、写真にはいませんが、真ん中の椅子を挟んで(椅子の上にも一人)向こう側にも5人が3枚の布団で一緒寝。朝まで気持ちよく、ぐっすりだったようです。

 

 

 

《夜の草むしり大作戦》

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 敬和の広いキャンパス中の草刈りをしてくださっている施設の平松さん・二瓶さん・小林さんとバスの運転手さん達。暑い日差しの下で、ウイーン!と機械を回し、草を根元からしっかり刈り取ってくださっているその技はプロ。すごいです。そんなプロたちにとっても、とっても曲者な草が一つあるのだそうです。それは、ブタクサ!草刈り機でさくっと刈り取ってしまうと茎がふっとくなり、抜くのも刈るのも一苦労なビッグサイズになってしまうのだそうです。そこで、みぎわっ子たちに依頼が届きました。みぎわ館裏庭のブタクサを、ブタクサだけでいいから抜いといて~~~!と。よしきた!任せてください!と言ったものの、なかなか時間が取れず、終業まであとわずかとなったある夜。1年生たちが力を貸してくれ、ブタクサ抜き大作戦が実行されました。それも夜礼拝の後、1年生みんなで裏庭に出て、みぎわ館から漏れる明かりを頼りに片っ端から抜きまくってきました。

migiwa043_55 「夜にこんなことするの初めて~~~!」とみんなですが、私も初めてでしたよ(笑)。でも結構楽しかったんです、これが!バッタに遭遇して手に取ってみると、お昼よりずっとかわいく見えたり、星が雲に隠れて見えず「残念だなぁ」と口にするのもほっこりしたり、何よりみんなで夜にワイワイ外で過ごしていることがとっても楽しかったのです。抜いたブタクサの大小で喜んだり、大きな株になっていたブタクサに「デカ~!」と感激したり、そんなこともみんなで一緒に夜に大作戦を決行したからこそ笑えたこと達。昼間なら「ぎゃ!虫!」とかって叫んでいたかもしれませんが、夜だから見えないのでその辺も平気でした(笑)。「でも絶対いるから!」とみぎわっ子イチ(?)虫嫌いのRさんはずっと「虫・虫……」と呪文のように口にしていましたが……(笑)。
 夜の草抜きさえ楽しい、楽しく取り組めるみぎわっ子たちの心意気に「ステキ!」とときめいた夜でした。



2019年7月26日金曜日

みぎわ館 42号《女子寮合同夏祭り》

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 女子寮合同の夏祭りが7月14日(日)の夜に行なわれました。小菅先生が完全プロデュースしてくださり、前日からめぐみっ子たちと一緒に準備をしていてくれたのです!一緒に夏祭りしよう!と誘ってもらったみぎわっ子たちも私も大喜び。花火をみんなでするんだと思っていた私たち。もちろんそれだけで充分ワクワクしていたのですが、いざ始まってみると小菅先生とめぐみっ子たちが前日一生懸命作った紫蘇ジュースや大量のちまきまでもが振舞われ、大歓声がおこりました。笹の香りが爽やかで、もちもちの手作りちまきの美味しい事!花火そっちのけでおやつコーナーに入りびたりの人もいましたが(笑)、みんなでした花火は格別でした。

migiwa042_12 花火をするのに、準備したろうそくにうまく火が点かず、点いてもキープできずで、チャッカマンから直接火を取り、その火を「みんなで回して~~!」と声を掛けていましたが、めぐみっ子もみぎわっ子も人の花火にうっとり。2~3人の花火をみんなで眺め、キャーキャー言い、撮影会をし、それが消えてハッと「火がない!」と叫び、またチャッカマンから点火する……の繰り返し(笑)。でも、これがまた素敵だなぁと思わされたのです。
 自分の事ばっかりや、自分の満足だけを求めているのではなく、「仲間と共に」楽しむことが出来る人たちだからこそ、人の喜びも自分の喜びとできるのぞみ寮生達だからこそ、自分が花火をするのが一番でなく、人の手元の花火も楽しめるんだろうなと感じました。「我先に」が当たり前になっているように感じる世の中で、みんなの空気感や時間の流れってとっても大切だと思います。心から人と共に喜び・泣けることって、平和への大きな・大きな第一歩なんだとハタっと気づかされた時間ともなりました。

 

 

 

 

《誕生者祝福》

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 のぞみ寮の全体礼拝時に、みんなで誕生者をお祝いする「誕生者祝福」がありますが、みぎわ館内でも、今日誕生日を迎えた仲間がいます!と館内で誕生者祝福をいつも行っています。みんなで立って、誕生者の方を向いて「Happy birthday to you♪」を歌い、誕生者が一年の抱負を語り、みんなで拍手をして祝うものです。歌って祝われている時の恥ずかしそうなんだけど、嬉しそうなみぎわっ子の顔や、自分の抱負を真面目に語るみんなの姿に私はいっつも!涙が出そうになります。だって、みんな入寮の時には見せなかった姿だからです。緊張の面持ちで固~くなっていたあの人もこの人も、リラックスしてニコニコし、人前で語ることなど苦手中の苦手だと言って礼拝のお話が超高いハードルだったあの人もこの人も、「新たな一年の抱負を教えてください!」の言葉に、考える事2~3秒でスラスラ語り、決まって最後に「ありがとうございます。」と締めくくっています。この「ありがとうございます。」は決まり文句のようでもありますが、いつもそこには心があるように聞こえるのもグッとくる理由の一つです。そしてこの祝福式、締めはみんなからのメッセージ色紙(しかも、色紙自体も手作りなんです!)を同室のメンバーが「おめでとう!」と言って渡してくれることです。誕生者を想い、色紙のデザインを考えるところからしているのだそうです。
 「プレゼントは手作りがいい。作ってくれている間もずっと私の事を思って作っていてくれるってことでしょ?私の事を考えている時間がそれだけあったってことでしょ?プレゼントとその時間もプレゼントだよね。だからプレゼントはお金のかかっている物ではなくて、手作りが嬉しい。」と語ってくれたみぎわっ子がいた事を思い出しました。

 

 

 

《夏休み前の大掃除》

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 長期休み前恒例の大掃除が7月15日16日に行われました。毎月定期的に行っている大掃除ですが、長期休み前になるといつも以上に丁寧にやってくれるのがみぎわ館の整美委員3人とみぎわっ子たち。今回の大掃除はいつもとはちょっと異なり、掃除分担場所をあみだくじで決めるところから始まっていました。いつもは整美委員が分担決めを事前にしているのですが、自分たちで決める、こんな形もいいなぁと思います。
 さて、掃除が始まると楽しく、でも丁寧に一生懸命をモットーに取り組んでくれるのがみぎわっ子。軽快な音楽が館内中に流れているのですが、一緒に大声で歌いながらしている人がいたり、窓を拭きながらクネクネと踊っている人がいたり。大量のゴミ捨てに当たった人たちは、暗いのが怖いと静かなゴミステーションまでの道のりを大声でアカペラ合唱しながら行って帰って何往復も……(笑)。夜に外を歩けるとか、星がきれい!とか、夜のゴミステーション道を喜ぶみぎわっ子もいるのですが、今回のメンバーは暗いの苦手な人たちが偶然にも集まってしまったようでした。でもこのアカペラ合唱、その時たまたま表で保護者の方と立ち話をしていた私は爆笑してしまいました。うまいとか下手とかではなく、とにかく大声。音程とか関係なく、とにかく大声。歌いながらも吹き出しちゃうんじゃないかと思いましたが、本人たちはいたって真面目。録音してたらみなさんに聞かせたかった(笑)くらいです。みぎわっ子たち、礼拝時の賛美の声はとってもきれいなんです。だから余計にそのギャップで笑ってしまいましたし、その場に居合わせられてラッキーだった私です。
 大掃除2DAYSって、耳にするだけでは「大変そう!」と思いがちですが、普通は「大変」なことも楽しくやりこなすみぎわっ子の心意気に、さすが!と思わせてもらった時間となりました。