2017年9月27日水曜日

みぎわ館通信 2017年9月24日 第272号

☆野外礼拝☆

 世代交代が目前となりました。自分たちの役割の引き継ぎが刻々と近づいてきた3年生たち。この1年、自分たちはどんなことをやってきたのかなぁ?やり損ねていることはないかなぁ?など、話し合う時間を持ちました。そこで野外礼拝のアイデアが出たのです。いつもみぎわホールでもたれる礼拝ですが、たまには気分を変えてやってみてもいいのでは?狭い室内で賛美するより、大きな声で歌えるかも!と、早速翌日やってみることになりました。野外の場所の候補はたくさん出たのですが、まず最初はみぎわ館の玄関前で星空を見上げながらの礼拝となりました。

0924_mi01 「今日の礼拝は表で行います!聖書賛美歌を持って出てきて下さい!!」礼拝委員のSさんの放送に「なに、なに!?どういうこと???」とワクワク顔のみぎわっ子たち。「今日は外で礼拝するの。」「えぇ~!なんで~!」「嬉しい~!」と。礼拝は、想像以上に静まりかえって守ることが出来ました。お話担当のIさんも、室内なら「聞いてもらえると思って話すけど、外だったから声を届けなきゃと思っておなかに力を入れて話しました。」とのこと。話す側も聴く側も心合わせて守れた礼拝になったんだと、感激です。
 「今日の礼拝どうでしたか?」とのSさんからの問いに、「最高!!」と応えたみぎわっ子たち。次は屋上でやろうか……なんて、私も次回の野外礼拝を楽しみにしています!(森口)

 

 

 

2017年度世代交代!!

0924_mi02 今年もいよいよやってきました、世代交代!3年生がこれまでの1年間担ってくれた、館運営の主なる様々な役割を、これから2年生達が引き継ぎます。そして、これまで3年生をがっつりサポートするために2年生達が細々・様々担ってくれていた役割を1年生が引き継ぎます。
 世代交代についてのミーティングを前に各学年ミーティングを持ちました。1年生の中からは副ブロック長も決まります。副ブロック長とはいかなるものか、チームとしていかにあるべきか、みんなで考える時をもちました。2年生は、3年生から受け継ぎ、1年生へ受け渡します。やらなきゃいけないからやる、の姿勢ではなく、ぜひ私が!の姿勢で引き継ごう!と、心の準備を行いました。3年生は、これまでの1年間自分たちがどんな想いを込めてそれぞれの役割を担ってきたのか、仕事内容以上に気持ちを、考え方を、心をしっかり伝えての引き継ぎを行う確認をしました。(森口)

 

 

 

49回生が思い描くみぎわ館☆

 3年生から2年生へと、仕事の引き継ぎがそれぞれの委員会で行われています。10月には、完全に2年生へバトンタッチ。最初は不安そうな表情で、3年生から仕事を教えてもらっていた2年生も、9月の後半になると、少しずつ自信をもって仕事に取り組むようになってきました。
 この時期、2年生みんなでやらねばならない重要な仕事が一つあります!そう、みぎわ館の一年間のテーマ決めです。先週1週間かけて、みぎわ館の2年生達は、何をテーマにして、これからの1年間をどう過ごしていくか話し合いました。面白可笑しいテーマが次々と出てきて、1回の話し合いではさすがに決まりませんでした(笑)。次の日、再びミーティングを開催することに。今度は、まずはどんなみぎわ館にしたいか、想いや願いを一人ひとり語って、それからテーマの言葉を決めよう!と話し合いの仕方を変えました。みんな言葉を真剣に選んで語ってくれました。今日は明日テストの人もいるから、なるべく早く終わろう!!と言っていても、一人ひとりが語り始めると想いは熱く、話し合いはどんどん盛り上がっていきます。結局、予定の時間を10分ほどオーバーしました。でも、だれも文句を言う人はいませんでした。最後は、「最近うちの部屋の子、仕事をしっかりしてくれるようになってね~!ほんっっっとうに、嬉しいんだ!」と近況報告してくれた一言に、「わあ~!良かったね~!!」と、拍手喝采。みんなほっこりとした気持ちになれました。仲間一人の喜びは2年生みんなの喜び。一緒に聞いていた私も嬉しい気持ちになりました。
 2年生は寮だけでなく学校でも様々な場面で世代交代が行われています。みんな学校でもきっと忙しいし疲れているのに・・・・・・と思いながら、そんな中でも時間をつくってこうして真剣な話し合いができる寮生ってすごいと思いました。今の3年生達も一年前はこうでした。47回生達もその前の先輩達も、こうやって世代交代が行われてきたのでしょう。先輩たちの一生懸命な姿や思いが後輩達に伝わって歴史が築かれてきたのでしょう。
 さて、結局みぎわ館のテーマは決まったのかというと・・・・・・決まりました!とっても素敵な!そして、今のみぎわ館にぴったりで、みぎわっ子らしいテーマになりました!新しいテーマは、10月の全体礼拝で各館のブロック長達によって発表されます。ブロック長がどんな話をしたのか、テーマは何になったのか、みぎわ館通信に必ず載せますので、どうぞ楽しみに待っていてくださいね~(小林)

 

 

 

礼拝のお話

「私のあこがれの人たち」  3年 S.M

 突然ですが、みなさんにはあこがれの人がいますか?私には、あこがれの人がたくさんいますが、その中の14人の人を今日は紹介します。
 まず一人目は女優さんです。女優さんというと、きれいな人達を思い浮かべる方が多いと思います。きれいでスタイルが良い女優さんは羨ましいと思いますが、私のあこがれの女優さんは少し違います。その女優さんは見た目では良いイメージを持つ人は多くないと思います。でも、中身は本当に尊敬できる人です。自分に自信がないはずなのに、キラキラしているし、何でも全力でやっている姿がとてもあこがれます。
 そして残りの13人のあこがれの人達は、みんな一人ひとり素敵な個性をもっています。その人達とは2年前に出会いました。初めて会ったときは、個性が強すぎて少し引いてしまった部分もあったけど、今ではそれもみんなの良い所だと知り、今では大切で大好きな存在です。その13人とは、人数を聞いて分かった人もいると思いますが、みぎわ館48回生です。みんな可愛いのにバカなことばかりして、けれど、一人が辛い時はみんなで支えてくれるとても素敵なメンバーです。私はこのメンバーがずっとずっと大好きです。みなさんもあこがれの人を見つけて、どこにあこがれるのか考えてみてください。きっと今以上にその人を好きになると思うし、自分もそうなりたいと思えば近づけると思います。私もこの14人を見習って、成長できるように頑張っていきます。



2017年9月26日火曜日

今週ののぞみ寮 第42号

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0042_03 世代交代が、着々と進んでいます。各館では様々な役割を3年生から2年生へ、2年生から1年生へと具体的に引継ぎが行われています。今まで3年生が慣れた様子でサラッとこなしていたことを、引き継いだばかりの2年生たちがたどたどしく、でも超が付くほど一生懸命に取り組んでる様子がみられています。思い返せば、今サラサラと何でもいとも簡単にこなしている3年生たちだって、去年の今頃は不安げな顔をして必死に取り組んでいました。1年も経つと、目をつぶっていたってできますよ!張りに、堂々と出来ているのです。だから、2年生たちだって今は不安でも来年の今頃には自信満々にこなせるようになっているのだと思います。それに向かう道のりが今始まったのです。来年の今頃も楽しみですが、その道を歩むみんなの顔が毎日どんな風に変化していくのか、それも楽しみでなりません!

 

 

 

 

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「9月22日(土)の夜、体育館で光風館生によるボーイズ・コレクションが行われます。みなさん、見にいらしてくださ~い!」との放送が各館に入りました。ボーイズ・コレクション!?なに、それ?なんて言いながら、ゾロゾロと見に行きました。ランウェイまで用意され、期待度大!

 のぞみ寮生がたくさんギャラリーとして集まり、いよいよ始まりました、2017年度光風館ボーイズ・コレクション。軽快な音楽と共に順々に登場する光風館生たち。21枚もTシャツ重ね着して登場したり、女装(お約束!?)して3ポイントシュートしてみたり、キリッとかっこよくコートを羽織って出てきて「涙そうそう」を熱唱してみたり、誰だかわからないほど顔にペイントして(ピエロを装ってたそうです)黄色い声援受けるほど上手にドラムソロを演奏してくれたり。トリは3年生のRコンビがTV番組「情熱大陸」のテーマソングをアコースティックギターとバイオリンで演奏してくれました。想像を超える上手さに「すご~い!」の歓声の嵐。光風生、みんな多才です。すごいです。本当に!
 今年初めて行われたこのイベント。学年関係なく、1年生も2年生も3年生も登場していたことがとっても素敵。のぞみ寮生みんながこぞって見に来て楽しめる行事を作ってくれたのも、とってもステキ。「女子寮もこんなのやりたい!」との声がちらほら聞こえてきました。(次回は女子寮初!のみんなをお呼びしてのイベント、企画しますか!?)それにしても、本当にたのしかったね~!

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2017年9月25日月曜日

光風館通信 2017年9月24日 第499号

< 光風館スポーツ大会〜バレーボール〜 >

0924_ko02 9月15日(金)光風館スポーツ大会〜バレーボール〜を開催しました。最初は学年ごちゃ混ぜのチーム戦、そのあとに学年対抗戦を行いました。どの試合もラリーが続いて白熱し、得点を決めたら「おっしゃぁ〜!!」と集まって、雄叫びを上げる光風生が続出でした。1年生VS2年生の試合では、サービスエースで勝利を決めたN.K君(1年)をバスケリングに届きそうなくらい胴上げをして、喜びを分かち合っていました。
 最後に先輩・後輩関係なくみんなで後片付けしていた姿が印象的でした。「先輩だからやらなくていい。後輩だけがやっておけ!!」という雰囲気がないこと。それが光風生の優しさだと再確認させられ、嬉しくなりました。(片岡)

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< 礼拝のお話 >

「一番の成長の場にしたい」   A.K(1年・新潟市西蒲区出身)

 みなさんは将来の目標について考えたことはありますか?私の考えている将来の目標は、多くの人と接点を持ちながら、自分らしさが発揮できるような仕事に就きたいと思っています。「それが何か?」と言われると困ってしまうのですが、他人からの刺激は自分自身の楽しみ・喜び・成長にも繋がるように思います。新たな気付きを断続して得ることで、自分も楽しく、周囲の方に対してもその楽しさを共有してほしい、そのように思います、そのためには、高校生活において自分自身の行動指針を決めて行動していきたいと思っています。それはチャレンジすること、仲間との交流をためらわないことの2点です。日々のチャレンジは、とても苦しいことだと思います、それを乗り切るためには自身の努力はもちろん、他人の良いところを真似たり、教わったり、助言をもらうことが一番だと思います、また、他人に対して遠慮がちになり、つい自分自身の想いや行動が小さくなってしまうことがあるように思います。「他人からこう思われる」というような想いから行動の幅を狭めることもあるように思います。想いを伝える、他人の厳しい意見を受け止めることは、とてもつらいことかもしれませんが、それはきっと自分自身のためになるように思います。
 この2点が高校生活の私の行動指針であり、自分自身の将来に繋がってきます。高校生活を楽しくもあり、苦しくもある、自分自身の一番の成長の場にしたいと考えています。

 

 

 

 

「なぜラグビー部に入ったのか」   I.A(1年・新潟県胎内市出身)

 みなさんは部活をしていて楽しいですか?今日は、僕がラグビー部に入った理由を話したいと思います。僕はラグビー部に入る前は、アーチェリー部に入っていました。「僕は続けてやる!」と言ったにも関わらず、すぐに辞めてしまいました。心の中で「やっぱりつまらない。辞めたい」という気持ちが入ってきたからです。その後、「やる部活がない。どうしようかなぁ」と考えながら、親と相談しました、そして、何日か相談した結果、母が「ラグビー部に入ったら?」と言いました。僕は友達に誘われるがまま、ラグビーの体験に行きました。入部体験を終えると、今までにない楽しさと爽快感を得る事が出来ました。「この部活ならやっていける!!ここだったら楽しく出来る!!」そういう風に思える部活に出会う事が出来ました。その後も、母に何度か相談してラグビー部に入りました。僕はこのラグビー部で最高の結果を残せるように楽しく、頑張りたいと思います、そして、相談に乗ってくれた母にも感謝したいです。

 

 

 

 

「意識の変わり方」      K.J(1年・新潟県三条市出身)

 みなさんは敬和に来て、自分がやってきたものの意識が変わったことはありますか?僕はドラムへの意識が変わりました。小学1年生からドラムをやってきたのですが、小学5年生くらいからつまらなく感じてきて、家で練習しなかったりして、怒られたりしました。中学で吹奏楽に入ってパーカッションをして、最初は楽しかったのですが、中学2年生の夏の終わりくらいからだるくなりました。中学3年生の始めには、「敬和学園の器楽部に入りたい」と思っていたので、ちゃんと練習してからドラム教室に行くようになりました。
 中学を卒業し、敬和学園の器楽部に入ってから、めちゃくちゃドラムが楽しく感じました。「なんでこんなに楽しくなったのだろうか?」と考えたら、ライバルがいるからだと思いました。上手な先輩のようになりたいと思ったり、一緒に入った1年生に負けたくなかったり、そういう意識が出来たからだと思います。中学までは、ライバルという意識がありませんでした。なぜかというと、パーカッションは演奏する楽器が多く大体の曲に出られるので、先輩への憧れや危機感があまりなかったからです。だから、敬和の器楽部に入ってよかったです。みなさんも、つまらないと思っていることが、楽しく感じる時が来るかもしれないので、つまらないという意識を消して練習や努力をしてみてはどうでしょうか?



2017年9月15日金曜日

光風館通信 2017年9月13日 第498号

< 2年生合宿〜漫画専用本棚の作成・冷蔵庫の移動・館内美化〜 >

0913_ko01 夏休み明け帰寮日の前日である8月23日(水)“2年生合宿”を行いました。2年生合宿では、2年生の49回生が労作を通して協力しお互いの良さを見つけたり、「これからどんな寮にしていきたいか?」というミーティングを行ったりします。
 この日の労作は、“漫画専用本棚の作成・冷蔵庫の移動・館内美化”をしました。“漫画専用本棚”は一昨年度にも作りましたが、寮生が本を寄付してくれたり、買い足したりしているので、本が収まりきらず溢れかえっている状況になっているため、新しく作りました。しかし、ペンキ塗りで少しムラが出来てしまって塗り直すので、完成にはもう少しかかりそうです……。楽しみに待っていてください!!
 また、2年生はこの日だけでなく、委員会決めや世代交代に向けてテーマ決めのミーティングを重ねています。その真剣な雰囲気を感じて、これからどんな光風館になっていくのか、彼らの姿を見て頼もしくなります。光風館に新しい風を送り込んでくれること、期待しています!!(片岡)

 

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< 礼拝のお話 >

「全力になれる経験」   K.S(3年・石川県加賀市出身)

 今日は僕がラグビー部へ入部して、感じたことを伝えたいと思います。僕はラグビー部に入る前、テニス部に入っていました、テニス部の時は、ほぼ練習に行かなくて、試合の日になったら会場へ行き、試合をする。地区予選で勝ったら、県大会に向けた練習をする。県大会に行ったら負けてしまい、またそこから練習に行かなくなる、その繰り返しでした。しかし、最後の公式戦で負けた時に「俺はなぜ今まで練習しなかったんだろう。もっと真面目にやっていれば、もうちょっと勝てたんじゃないか」という後悔がありました。いわゆる不完全燃焼でした。そんな僕がテニス部を引退した後に、以前から誘われていたラグビー部へ入り、後悔のないように部活動を全力でやりたいと思いました。

 そこで今日は、僕がラグビー部に行き、見つけた「全力」を紹介したいと思います。ラグビー部では、体を鍛えるトレーニングとして、タイヤをタックルの体制で一分間押すメニューがあります。時間が経つにつれて、苦痛がきます。次に休憩したくなり、自分との戦いになります。そして、目の前にいるI.Kに追いつきたいと思い始め、自分との戦いに勝ちます。それでも限界が来ました。僕はその瞬間に「これが全力なんだ」と気付きました。全力とは、まず表面的なつらさが来ます。その次に内面的なつらさが来ます。それを乗り越えて限界になり、ぶっ倒れる。これこそ、僕が考える全力です。みなさんもそんな全力を味わいませんか?少なくとも部活動に入れば、全力になれることは可能だと思います。部活動に入っていない人は、部活動に入って全力になれる経験をしてみてはどうでしょうか?



2017年9月14日木曜日

めぐみ館通信 2017年9月12日 第83号

受け継がれていくこと

 後期の授業がスタートして2週間が経ちました。夏休みモードから気分を切り替えて慌ただしく時間が流れています。10月からの世代交代の準備も進んでいます。

 2年生はミーティングをこまめに開きながら、“目指したいめぐみ館”について有意義な話し合いをしています。話し合いもにぎやかで良い雰囲気の中で進められています。

 3年生から引き継ぐ委員会も、それぞれに担いたい役割を立候補し積極的に意思表明をしています。委員会を決める前には、3年生から仕事内容と合わせて、仕事をする上で大切にしてきた事をそれぞれに伝える時間を持ちました。一人一人語る言葉は異なりますが、“人のために責任を持って心を込めて仕事に取り組んだ”という思いがしっかりと語られていました。

 関わる事を通して、関係性が深められていきます。それぞれの不安な気持ち、悩みを抱え自分自身と向き合いながら、仲間と共に一日、一日を積み重ねていきます。一人一人の輝きをもって、過ごしていかれるよう共に過ごしていきたいと、気持ちを新たにしています。(小菅)

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 ブロック長(2年生)副ブロック長(1年生)の選出を、現ブロック長の進行で行いました。

 いつもの礼拝後は、にぎやかなやりとりがされるのですが、この日は、ホール全体が緊張感に包まれていました。選出にあたり決意表明をする生徒の話に真剣に耳を傾けていました。世代交代に向けての歩みが進んでいます。

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~2年生合宿から~

前半はめぐみ館のお掃除

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後半はめぐみ館・みぎわ館合同ミーティング

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 秋の世代交代に向けての準備の一つとして夏休みの最終日前日に2年生合宿を行いました。帰寮日を1日早めての合宿です。前半は、普段行き届かないところの掃除。後半は、みぎわ館と合同で“女子寮ミーティング”を行いました。合同でミーティングを行うのは、初めての事でした。女子寮の交流を4月から行ってきましたが、よりつながりを深めていくための取り組みの一つでもありました。

 5つのグループに分かれ、お互いの館の良いと思うところを絵で表しながら、話し合い、発表し合いました。“こんなに近くいるのに、知らない事が多いことに気づいた。もっと意識して関わっていきたい”と発言がありました。関わる事で深められるつながりがどのように築かれていくのか、生徒達と共に考えながら歩んでいきたいと思います。(小菅)

 

 

 

 

 

8月25日。松浜地区の“ござれや花火”豪快な打ち上げの音と色鮮やかな花火に歓声が響きます。花火見学にはめぐみ館の屋上が4館で一番のベストポジション。みぎわっこもお誘いしてにぎやかなひとときでした。

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礼拝のお話

「めぐみに感謝しながら」  1年 N.K

 実はこの礼拝のお話をするのをとても楽しみにしていました。なぜなら自分の想いや気持ち、考えをめぐみ館の皆さんにお話を通して伝えられると思ったからです。ですがお話の日が近づくにつれて緊張してきました。今日は、敬和に入った理由と、この4カ月をめぐみ館で過ごして感じたことを話したいと思います。

 小学校高学年から中学校3年間、学校に行っていませんでした。不登校時代、毎日がとても辛く、“学校に行かなきゃ”“勉強はどうしよう”“もう死んでしまいたい”という思考が脳を支配し、その思考から目を背けるためにインターネットをするか、寝ているかの毎日でした。そんな時「はつらつ体験塾」といった新潟県教育委員会が主催するキャンプに出会いました。そのキャンプは月に1回、一泊か2泊のもので、みんなで楽しく料理をしたり、ゲームをしたり、時にはカヌーを漕いだり、クラフトをしたりといった、とても充実しているプログラムでした。

 そのキャンプでたくさんのことを学びました。人と関わることの大切さ、思いやり、私一人ではできないことでも、みんなで協力すれば出来るということなど、間違いなく今の「私」を作ってくれた大切な経験です。そこで出会った人たちには、感謝の気持ちでいっぱいです。私はこのキャンプで敬和に出会うことが出来たのです。このキャンプの参加者だった先輩が敬和に進学したことで興味を持ちました。この先輩が寮生として女子寮で過ごしていて、会う度に成長しているように見え、私もそんな成長させてくれる敬和に行ってみたいと強く思いました。ですが、不登校で勉強も止まっているし、そもそも毎日登校できるか不安もありました。合わせて寮に入ることも決意しました。

 決意した時の心情はあまり記憶していなのですが、自分を変えたいと思ったことは覚えています。何故かその時は、不思議なことにこんな自分が寮で生活をしていけるのかとは思わなかったのです。今考えても何故だろうと思います。最初めぐみ館に入寮すると知った時は、正直ショックでした。先輩と違う館だったからです。ですが今は、めぐみ館に来てとても良かったと思っています。

 これから一緒に歩んでいく1年生。やさしい2、3年生の先輩方。私と関わってくださってありがとうございます。私のこの16年間、辛いことや、中には私に対して酷い言葉を投げかけてくる人にも出会いました。ですが、それ以上にたくさんの人からの優しさ、愛情を向けられていたことに、このお話を書いていて気付くことができました。今は大好きですが、これから寮が嫌になってしまう時期が来るかもしれません。ですが、日々自分に与えられた「めぐみ」に感謝して毎日生活していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

「人と人との助け合いを大切に」  1年 M.K

 私には2人の兄と1人の姉がいます。何をするのも一緒にいて、幼い時はケンカなどもなくおっとりとした家族でした。しかし学年が上がるごとにみんなバラバラになり、毎日ケンカをしていました。両親も忙しく、M家から会話がなくなってしまいました。そんな日々を過ごしていて私も全く楽しくありませんでした。

 そんな時M家は引っ越しをすることになりました。最初は、友達ができるか不安でしたが、すぐに新しい友達もできました。

 新しい家での生活が始まったばかりの時に、「2011.3.11 東日本大震災」が起こりました。その日は早く上がり家に居ました。姉と兄も一緒でした。TVからは流れる映像から、地震の被害のすごさに驚くばかりで、今何が起こっているのか分からなくなりました。余震が続きとても怖かった事を覚えています。外に出ると信号は止まっていて、道路は車で大渋滞。電灯も消えていたので、怖い気持ちの中にも空を見上げると星がとてもキレイだったことをよく覚えています。

 次の日の朝。スーパーやコンビニは品物が無い状態でした。新しい家は、ゴチャゴチャになり、外は液状化現象で地割れし火も水も使えなかったことは、今でも忘れません。公園の公衆トイレも臭くて使うのがとても切なかったです。家が傾いて、ビー玉を置くと勢いよく転がっていくのを見ていると悲しくなりました。祖父は寝たきりになり、元気がなくなり行き場のない悲しさと怒りも湧いてきました。

 兄にから「父の手伝いをしよう」と言われましたが、私はあまり気持ちが向きませんでした。でも近所の方たちがたくさん手伝いに来てくれていました。「こんな時はお互いに助けあわないと」と言ってくれました。自分の所だけでも精一杯なのに、やさしさがとても嬉しかったです。引っ越して来た町がとても好きになりました。あの時兄が声をかけてくれなかったら、気付くことができなかったと思います。

 私は、「人と人との助け合いを大切にする。」ことを目標にしながら生活をしています。また家族ともたくさん話していきたいと思います。

 

 

 

 

「たくさんのことに挑戦して」

    ~母に喜んでもらえるように~   1年 E.R

 今日は、敬和に入る前の自分と敬和に入った理由をお話したいと思います。私は小学校の頃から勉強がすごく苦手でほとんど家で机に向かって勉強をしませんでした。勉強をするとしても、テスト前〆切のワークをテスト後に一生懸命にやるくらいでした。提出物も出さず、毎日のように先生に怒られ、家にも電話がきたりしました。それなのに私は焦りもせず、後でやればいいやといつも先延ばしにしていました。朝起きたらスマホ、学校から帰ってからご飯を食べている時もスマホ、休日は、遊びに行くか、スマホをしているかのどちらかでした。
 中3になり、進路に迷う友達が増えてきました。「高校はどうするの?」と友達にも聞かれました。私は地元の高校だと今までの生活と何も変わらない気がして、知り合いの誰もいないところへ行きたいと感じていました。きっと地元の私立の高校に行くんだなと思い、自分の正直な気持ちは友達にも、家族にもなかなか話せませんでした。ようやく決心がつき、親に話して見ると、仕事が忙しく疲れているのに、地元から離れた高校を探してくれ、オープンスクールへいくつか連れて行ってもらいました。ですが行きたいと思う高校は無く、迷っていた時に、学校で配布された進路の用紙に「敬和」がありました。寮もあるけど、寮生活はしたくないし「敬和」には行かないなと思いながらオープンスクールに参加しました。他の高校と学校全体の雰囲気が違い、先輩達がとても活き活きしているなと感じました。寮生活はお金もかかるし、スマホも使えないので絶対に無理だなと思いましたが、いつもはあまり怒らない母が「地元の私立にするか、敬和で寮生活するしかもうないよ」と怒り気味で言ってきました。その時はどちらも嫌でイライラして、高校には行かずにバイトなどして自分の好きなことをしていたいと思いました。しかしそんなことは言えず「じゃぁ、敬和に行く」と無理矢理答えました。ですが、寮生活をしたら、今まで一人では何もできなかったけど、いろんな事に挑戦出来ると思い受験を決めました。
 実際、4ヶ月過ごし、親がどれだけ悩んで敬和に入れてくれることを決めてくれたか分かったので、たくさんのことに挑戦して、母に喜んでもらえるように勉強もこれから頑張りたいと思います。

~3年生受験手続きの説明会~