(聖句)
わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存在するからです。
(コリントの信徒への手紙Ⅱ4章18節)
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「新しい始まりには……」
さすがにここまで来ると何とかして欲しいと言うぐらい、寮生達が恋しくなります。私たちの仕事は寮生がいてなんぼ……。やることないので館内をがっちりきれいにしています。ついにはホールのワックス掛けまでやりました。ニュースではよく「新しい生活様式」という言葉を耳にします。寮でも同じです。3密を避けるための対策が取られています。ホールでの礼拝もしばらくはできなくなります。今までのように、コンロを使って、作った物をみんなでつつき合うことはできません。ということで、ホールの机はすべてキッチンの方へ片付けてキッチンを使えなくしてあります。
でもこうするとホールの新しい使い方ができます。ワックス掛けてぴかぴかですので、布団を敷いて寝ることができます。もう間もなくすれば、夏がやってきます。休校分を取り返すがために、夏休みが短くなることは間違いありません。暑い中の寮生活が控えていると言うことです。ということで、真夏の夜はホールでクーラー効かせてみんなで雑魚寝。暑苦しい男達のにほい。想像したくないけど、今はそんな日がとにかく待ち遠しい。
もう少し……もう少しの辛抱であることを信じて、笑い声の絶えないあの日々を待ち望んでいます。なんたって、新しい始まりには、新しい仲間も増えているのだから、楽しみでなりません。
(光風館 澤野恩)
「誰かを想うこと」
寮生の皆さん、のぞみ寮の再開がついに決まりました。「再開が決まったよ」と連絡をした時の、皆さんの「嬉しい!」の一言を聞いて、私自身も本当に嬉しくなりました。皆さんに会いたい気持ちがより大きくなりました。
世界中の人達が、自分の命や誰かの命を守るために、自分自身ができることを精一杯考えて、今も尚過ごしています。私自身、この数カ月「誰かを想うこと」の大切さを強く感じました。外出自粛をすることは、誰かの命を奪わないための大事な行動だということ。このような大変な中であっても、医療現場で必死に命を繋ごうと闘ってくれている人達がいること。私たちの生活ごみを回収してくださる人がいること。誰かが働いてくれているから自分の命が守られていて、私達が生きている社会では、必ず誰かがいて何かしら支えてくれているということを強く感じました。そんな「誰か」に感謝することを忘れずに過ごしていきたいと思います。
のぞみ寮でも、コロナウイルス感染防止のために様々な対策をしていかねばなりません。仲間のことを想う行動をとりながら、自分と仲間の命を守ることを考えながら、素敵なのぞみ寮生活を一緒に考えていきましょう。皆さんとの再会楽しみにしています。
(めぐみ館 小林渚)
「感じ合える幸せ……」
待ちに待った開寮が目前となりました。日程が決まった瞬間、「やった~!」と嬉しくなったのは言うまでもありません。3月の初めに、慌ただしくみんなが帰宅してから長かった3か月間。改めてのぞみ寮生の、みぎわっ子の存在の大きさ、素晴らしさ愛しさを実感させられる毎日でした。静まり返ったみぎわ館での一人暮らしの切なかったこと・・・・・・いつもならみぎわっ子たちとこんなことして、こんな話して、こんな風に笑って……と「いつも通り」だったこれまでの毎日を振り返り、一人でホロっとなることもしばしばしありました。
ある日届いた1通の手紙にこんなことが書いてありました。「みんなとの当たり前のような毎日の生活の中で、たくさんの愛をもらっていたんだなぁと痛感している。」と。涙が出ました。本当にそうだ。私もそうだ、と。そして、こんな事を気づき感じられる温かい心があることに感激し、みんながこんな人間関係を築き合っていたことにも感激しました。離れていても互いを想い合い、離れていても互いを大切にしあえる寮生たち。きっと一人一人が同じことに気付き、実感したこの3か月間だったのだろうと思います。いよいよ始まる2020年度。この気付きを大切に、互いへの尊敬と愛情を自覚し、表現し、より素敵で温かい寮生活をみんなで創っていきましょう。共に過ごせる時間に限りがあること、「いつも」がある日突然奪われることを経験したみんなだからこそ、より素晴らしい毎日を共に創っていけるはずだと今は心強く思います。
あと数日、みんなの無事の帰寮とかわいい笑顔が再びのぞみ寮に集えることを祈りながら楽しみに待っています。元気に帰ってきてね!待っています!!
(みぎわ館 森口みち子)
「今できることを最大限に!!」
もうすぐ開寮です。本当にここまで長かった。これからやっとスタート。けど新しい生活を不安に思うこともいくつかあります。「進路のことはどうなるのだろう?」「フェスティバルどうなるのだろう?」考えているとキリがないぐらい不安なことは出てきます。そんな時にとっておきの言葉を紹介します。「まあ、なんとかなる」という言葉です。昔、私自身がどうしようもない不安に襲われているときに、救われた言葉です。
実際に今回の自粛生活。最初はとても不安でしたが、振り返ってみると、色々と大変だけど、まあなんとかなっている気がします。「こんなときだからこそ、今出来ることは最大限にやろう」不思議と割り切ってそんな気持ちになれます。その中で、普段なかなか気がつけなかったことに気がつき、感謝の気持ちを持って過ごせたことは、すごく貴重でした。
これからの新生活で、不安な気持ちもあるかと思います。でも大丈夫です。パワーアップしたのぞみ寮と寮務教師たちが今か今かと待ち構えています。見た目も心もとても心強い先生たちです。今だからこそ断言できます。皆さんとの再会を心からお待ちしています。
(男子寮 山﨑飛鳥)
「新しいのぞみ寮を築いていく」
この日を待っていました!「ついに寮生のみんなに会えるのか!」と嬉しくなり、ドキドキワクワクしています。電話で話せることも楽しいけど、共に生活して毎日いろんなドラマが起きること、これが寮生活の醍醐味であり、寮生活の楽しさであると感じています。
休校期間中、もどかしい気持ちを感じながらたくさん我慢して、今までの生活を振り返りながらいろんなことを考えてきたことでしょう。その時間がこれからの成長に繋がっていくと信じています。
また、今までの日常生活が大きく変えられていく中で、不安も大きくなっていると思います。そんな時だからこそ、新しい仲間と出会って、不安なこともこれからの夢も語り合っていけたらいいなぁと考えています。そして、「ここが自分の居場所である」とひとり一人が感じてくれることを願っています。
これからの寮生活は新しいスタイルへと変わっていきます。そこには寮生のみんなの協力と知恵が必要になってきます。「私たちが新しいのぞみ寮を築いていくんだ」というチャレンジ精神を持って、共に生きていきましょう!再会を心から楽しみにしています!
(大望館 片岡自由)
「のぞみ寮生を想いながら」
寮生の皆さん、待っていた新学期がもうすぐ始まりますね。わたしも皆さんがのぞみ寮に帰ってくるのを待っていました。今、世界中で大変なことが起こっていますが、出来ることをできる範囲で続けていくことが大事だと思っています。今までとは違うこと、戸惑うことも多いですが、寮では一人ではありません。仲間がいます。お互い助け合ったり、気遣いあったり、力を合わせて一緒に生きていきましょう。
(寮事務 瀧澤さやか)
「恵みの祈り」
慌ただしく帰宅になった3月のあの日。こんなにも長い休校になることを誰も想像できませんでした。それぞれの場所で、皆さんひとり一人が自覚を持って生活したことが再開の時につながっていることを思います。あの時の私には、どこかまだ自覚が足りなかったことを今はとても恥ずかしく思います。自分自身の行動に責任を持つことの自覚を新たにしています。
正直3ヶ月の日々は長かったです。のぞみ寮生のことを思わない日はなかったです。皆さんと育む時間が温かく、強く、深く、愛おしいことであったかを思わされました。
のぞみ寮寮務教職員で、再開に向けての会議、準備に時間を重ねました。のぞみ寮の会議は、いつも聖書を皆で輪読し、祈り、始まりますが、この3ヶ月の時を通してあらためて祈ることのできる恵みとのぞみ寮生のことを思いながら共に祈りを合わせる仲間の存在を実感することができたことは大きな喜びでした。
ようやく再開の目途が立ったことはとてもうれしい事です。けれども今までと同じようにいかないことも多くなるでしょう。2,3年生は、互いに知恵を出し合って、工夫して楽しく過ごしていく力を発揮することができる。そして1年生にも頼もしさが伝わっていくと確信しています。出来事ひとつひとつに神様は何を計画してくださっているのかを常に考えることができる心の幅を持ちながら過ごしていきたいと思います。
のぞみ寮で待っています。
(女子寮 小菅 真子)
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5月生まれの誕生者の祝福です。お誕生日おめでとうございます。
賛美歌21“547番”「生まれる前から」を贈ります。
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室内履きは青色ゾーンへ
ペンキ塗り隊長!?の澤野先生の指導の下、作業しました。のぞみ寮生のことを思いながらの作業は、進捗が違います。動きも軽やかです。今回は、澤野隊長の評価も◎でした。(小菅)
各館ラウンジ、ホールは皆が集う場所です。今までの雰囲気を保ちながらも、三密にならないように、空間を設けました。各館ホール、ワックスかけをしてピカピカです。
手洗いが一番の感染予防につながります!!
まずは、帰寮したら玄関で消毒!!各館、各箇所に消毒液を設置しています。
各館、本部の玄関先には、次亜塩素酸水の消毒液を設置しています。
くつ裏の消毒は、ウィルス除去に効果あり!
外ぐつ、室内履きの場所を分けるために、すのこを敷きました。
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各館「新しい生活様式」に向けての工夫
手洗い、消毒はスムーズに行えるように改善しました。みんなで集う場所も3密にならないように工夫しています。一人ひとりの意識の積み重ねがみんなの命を守ります。みんなで力を合わせて実践していきましょう。(小菅)