自分たちは一つのチーム
3年生達は、1月27日(日)から終業日の朝まで、学年みんなで過ごしたい!と、自宅学習期間に入るまでの残りの3泊を、13人で一つの部屋に泊まることにしました。登校する時には、布団は必ず畳むこと!散らかしっぱなしにしないこと!朝の掃除も怠らないこと!を条件に、最後の最後まで一つのチームとして寮生活を過ごそうとした3年生達を見て、素敵だなと思わされました。みぎわ館49回生の深い絆を感じることができて、本当に嬉しく思いました。(小林)
49回生大好きです!
敬和学園では、3年生が卒業する時に聖書にメッセージを書いてもらうという習慣があります。
ある一人の1年生が悩んでいました。「3年生に聖書を書いてもらいたいんだけどな~。まだお願いします!って言えてないんですよね~。○○さんは最初の部屋の先輩だから、絶対書いてもらいたくて……。絶対に後悔だけはしたくないんです!」
そんなことを話していると、事務室に3年生が一人ふたりと入ってきました。「ほら、言ってごらんよ!」の、周りの声に背中を押されて、悩んでいた1年生が勇気を出して「○○さん、聖書書いてください!」と言うと、「いいよ~♪」と笑顔で答えてくれた3年生。「ありがとうございます!」と、1年生も笑顔になりました。この時期、悔いのないようにと思って過ごしていたのは3年生だけではありません。1年生も2年生も、このみぎわ館で、大好きな3年生と一緒に過ごしたという足跡を残したいと願っているのだと思わされました。後輩達も悔いは残したくない……。そう強く思いながら、2月27日に49回生がまたみぎわ館に戻ってくるのを待っているのです。(小林)
ラストディナー♪
毎年恒例になっています。3年生リクエストのメニューが出るラストディナー。4月、51回生が入寮した時の部屋ごとに座って、1・2・3年生みんなが混ざってテーブルを囲んで食べる夕食です。
ラストディナー用に、51回生達は友愛館の飾りつけをしてくれました。寮クリスマスを経験した後だからでしょうか。とても手際よく、男子も女子も一緒になって飾りつけをしてくれました。その姿からは、49回生への感謝の気持ちが伝わってきました。
自由先生が49回生の3年間の写真をスライドショーにしてくださったムービーも流れました。1年生の時の写真を見て、「恥ずかしい~♪」「○○かわいい~!」「おお~懐かしい!」と叫びまくる49回生達。そんなあなたたちが、3年間変わらず可愛かったよ~(笑)と、心の中で思う私がいました。 (小林)
礼拝のお話
「当たり前に感謝すること」 1年 Y.M
「何一つ当たり前なんてないから、ありがとうと言葉で伝える。」
これは、私が毎日めくっている、御言葉が書いてある日めくりカレンダーのある日の言葉です。私にとって49回生の先輩たちがみぎわ館にいること、毎日顔を合わせていることは当たり前のことでした。でも、49回生がみぎわ館を去る時が刻々と近付いていることが分かり、今の生活が当たり前ではなかったんだなと改めて感じました。
普段、当たり前だと思って過ごしていることを挙げてみればきりがありません。例えば、朝、健康で起きることが出来る、今を生きることが出来る、などです。当たり前のことかもしれませんが、もしかしたら、寝ている間に何かが起こり、そのまま死んでしまったら朝目覚めることはありません。世界には、食事も十分に与えられず、栄養失調で死んでしまう人たちがたくさんいます。今世界では、40秒に1人が亡くなっているらしいです。私たちが今ここで礼拝を捧げていること、私たちの家族が健康で暮らせていることは奇跡です。
よく、「明日があることは奇跡だ」と言いますが、本当にその通りだと思います。必ず私たちに明日が来るなんていう補償はありません。私たちが今当たり前と思って暮らせていることに、何一つ当たり前なんてありません。そして、私たちにとって当たり前だった暮らしが当たり前でなくなるのが49回生の卒業です。49回生の方々が、私たちに敬和で、そしてここみぎわ館で楽しい生活を送れるようにしてくださったことに、私は感謝の気持ちでいっぱいです。49回生のみなさんの姿がとてもかっこよくて、頼りになって、何度も助けられました。そして、ここにいるみなさんも当たり前だと思っていることすべて一つひとつに感謝の気持ちをもってみてください。
~1月30日(水)49回生終業日の朝~