2020年10月27日火曜日

みぎわ館 136号《何もかもに支えがあるのです。》

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 のぞみ寮では寮生は出来ること、なんでもやってくれます。分からないこと、やったことのないことでも先輩達が「こうやるんだよ」といとも簡単にやって見せてくれ、自分もチャレンジし、想ったよりずっと簡単にできてなんだかうれしくなって。まだやったことのない仲間に教え、自分が先輩になったとき、後輩達に喜んで教え、そしてまた後輩が出来るようになっていく。そんな循環がいろんなとこで発生しています。勉強もそう。自分の意見を言うこともそう。仲間とぶつかり、仲直りをするのもそう。食当や古紙の処分の仕方、電球の交換だってそうなのです。作業も心のあり方も、何もかもその循環の中でたくさんのことに出会い、少しずつでも出来るようになっていきます。一人では無理でも、仲間の支えがあるからやれるのです。

 

 先日みぎわ館ホールの電球が4本も急に切れていました。礼拝直前に2年生が気づき、礼拝後1・2年生で教えあって電球交換に挑む様子がありました。電球は2カ所で4本。2人いれば十分なのかもしれませんが、写真の通りたくさんのみぎわっ子1・2年生が一緒に取り組んでいました。脚立に上るのは一人です。でも、みんなで。もしかしたら無駄な時間だと感じる人も居るかもしれません。でもこういうことも大切なのではないかと思うのです。いつもいつもこんなに大勢で取り組むわけではありません。出来るようになれば必要最少人数で取り組むことも多々あります。でも不安なときは単純なことでも誰かが・みんなが側に居て手を貸し、心を寄せてくれるのです。あったかいなぁと思います。いろんな場面で、寄り添ってもらえ、覚え祈ってもらえるのがのぞみ寮なのです。こんな風に心を抱きしめ合って暖め合って過ごせるみぎわ館での生活、多感なこの時期、人生においてもとっても大事なこの時期に、3年間限定で多くの仲間と共にこんな風に過ごせる時間が先を生きる糧となるはずだと確信しています。仲間に愛され、神様に愛され、保護者の皆様に命がけで愛されていることをここにいながら実感し新たな一歩を踏み出せる毎日でありますように。みんなのこと、毎日祈っています。