聖句
「わたしの足を大きく踏み出し くるぶしはよろめくことがない。」
(詩編18章37節)
(生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会えますようにと祈ります。)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
みぎわ館の朝は、「おはよう放送」から始まります。3年生が交代で行っています。流す音楽には、それぞれにこだわりがあり、毎朝の楽しみになっているようです。
6月3日(金)の朝は、いつもと流れる音楽の雰囲気が異なりました。“今日の曲名は……「???」”最近の音楽に疎い私ですので、皆目見当がつきませんでした。音楽の後にこんなメッセージが続きました。「おはようございます。今日、6月3日は私たち53回生が2年前に出会った大切な日です。」と。
2年前を思い出します。2か月の休校明けで始まった2020年度。コロナ感染に怯えながら、厳しすぎるのではと言われるほどの感染対策をしながらの生活でした。分散登校、入寮礼拝は出会った1か月後。様々な行事は取りやめになり、楽しみにしていた寮祭も中止。みぎわ館では、「みぎわ祭」と称して、プチ寮祭を行いました。上級生たちの想いが込められていました。6月3日の朝に流れていた音楽は、「みぎわ祭」での出し物を録音したものだったのです。耳を澄ませば、かわいらしい声のセリフが聞こえてきます。なつかしさと、この2年の月日が頭をよぎり、3年生の想いが重なり、朝から熱いものが込み上げてきました。
行動制限のあった2年の月日。少しずつ緩和され日常に戻りつつあります。そして、いよいよフェスティバルを迎えます。この日を迎えるまでに、様々な出来事を乗り越えてきた姿を側で見守りました。「出来ないことをあきらめる」のではなく、出来るために、工夫し考え取り組んで来た2年間は、大きな糧となっていることを実感しています。一人一人の持つ賜物を発揮し、力の限り、思い切り、仲間と共にフェスティバルを存分に楽しんでほしいです。お祈りしています。(小菅)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
敬和学園大学と敬和学園高校の“ピースプロジェクト”活動が行われています。活動の中に“千羽鶴“を送る取り組みがあります。みぎわ館でも“折り鶴を折る”活動を始めました。折り鶴を折りながら、和やかな時が流れています。折り方を教え合う姿もほっこりとしています。「平和」を身近なこととして、考える。私も彼女たちを通して学んでいます。今、こうして在る仲間との生活を送れることも“平和”であり、感謝なことであると、慌ただしい毎日の中に、静けさの中で、一呼吸しながら、折り鶴を折る時間も大切し、継続した取り組みにしていきます。
※折り鶴は、担当の先生を通して敬和学園大学に届けていただきます。