【聖句:コリントの信徒への手紙一 13章 4節】
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。妬まない。愛は自慢せず高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。」
7月17日(水)1年生を対象に「セクシャリティ教育」を実施しました。「セクシャリティ教育」とは、約20年前から敬和学園のぞみ寮が独自に取り組んできた教育プログラムです。寮生活において、他者と共に生きる力を育み、生命の尊さを伝えることを目的としています。
今回は、特別に小菅先生の娘さんと孫の双子ちゃんをゲストとしてお招きしました。娘さんからは出産の体験談と母親になって感じていることを語っていただき、「赤ちゃん抱っこ体験」として生徒たちも双子ちゃんを抱っこさせてもらいました。親の愛を自分の耳で聴き、赤ちゃんを抱っこして肌で温もりを感じ、生徒の表情も穏やかになっていました。私も抱っこさせてもらいましたが、今にも泣きそうな顔から変わって安心して体を預けてくれた時、私の心も射抜かれました。赤ちゃんがいるだけで笑顔が増えて幸せな気持ちにさせてくれるって本当に凄いですね。
今回のセクシャリティ教育は「男女の付き合い方について考える」をテーマとしました。アイスブレイクではグループで賑やかに話し合う姿もあり、「赤ちゃん抱っこ体験」では興味津々でキラキラとした表情や穏やかな表情もありました。そして、敬和学園のぞみ寮が勧める付き合い方を伝えた時には真剣に聴いてくれている姿もありました。生徒たちには男女に限らず他者に思いやりをもって関わること、お互いに分かち合うことを大切にしてほしいと願います。今回、「赤ちゃん抱っこ体験」を通して、セクシャリティ教育で一番伝えたい「生命の尊さ」も感じるひとときとなったと感じています。今後もこのような心震わされる学びをセクシャリティ教育で続けていきたいと思います。(片岡)