2015年12月22日火曜日

めぐみ通信 No.47(2015年12月18日)

「変」ってほめ言葉!?

 先日、一人の3年生と一緒に車で出かけた時の会話の中で「変だねって言われると、やっほ~い!って、テンション上がっちゃうんですよね!」という言葉を聞きました。「それ、ほめ言葉なの?」と聞き返すと、「ほめ言葉です!」と堂々と言い切った答えが返ってきました。

 めぐみ館3年生の中で、「変わってるね。」と言われると、「ありがとう、ありがとう!」と満面の笑みと共にお礼の言葉が返ってくるのだそうです。でもそれは1年生の時から、入寮した時からそうだったか?そんな訳ありません。のぞみ寮にやってきたときは、自分は周りと何だか違う気がすると、コンプレックスに感じていた部分のようでした。

 まっすぐ正面から人の顔を見るのも自信がない、当時の自分を振り返ると、上目遣いで生活をしていた気がするのだそうです。でものぞみ寮での生活で、仲間と3年近く一緒に過ごしてきた時間の中で、正面から仲間の顔を見て話をすることができるようになりました。人と何だか違う自分の部分が、自分らしさであると自身で認めることができるようになりました。そして「変」は「人とは違うステキなところ」「私らしさ」だと理解するようになっていったのです。

 自分らしさを表現しながら日々を過ごせていることに対して、周りが「変わっているね」と言葉をかけているのだから、「私らしさを認めてくれて、ありがとう」「私らしさに気付いてくれて、ありがとう」で、「ありがとう、ありがとう!」と満面の笑みで返すことになるのだそうです。なるほど!

 入寮までは、敬和に来るまではコンプレックスだったことさえも、3年経たないうちに自分で認められるようになり、自分の好きなところの一つとなり、指摘されると「やっほ~い!」とテンション上がるほど嬉しいものになっているのです。すごい3年間だなぁと、改めて思わされました。そして、その自分の変化を自覚しているめぐみっ子たち、すごいなぁと思わされました。一人で出来た変化ではありません。ここで、泣き・笑い・怒り・悩み・励まし……どんな時でも共に歩んできた仲間がいたからこその変化です。素晴らしい3年を、素晴らしい仲間と共に成長しながら過ごしてくれたんだなぁと、話を聞きながらとってもとっても嬉しくなりました。3年生たちと一緒に生活できるのも本当にあと少しです。今のうちにたくさんたくさん、みんなの3年間物語を聞かせてほしいと思います。(森口)

 

 

めぐみ館クリスマス!!

 12月16日、めぐみ館でもクリスマス会を行いました!今年は礼拝委員が中心となって、賛美歌発表会を控えた忙しい中で、たくさんの用意をしてくれました。

1218_me01 キャンドルリレーでつないだあたたかい光の中での賛美歌や黙とうののち、毎年、めぐみ館のクリスマスには、学校からの教師ゲストを招いて礼拝のお話をいただいています。今年は、信田寮長先生とその奥様をお招きし、クリスマスのお話をしていただけることになりました。ご自身の体験を織り交ぜながら、クリスマスの救いや意味、愛を知ることのできるお話で、めぐみのみんなとそのことを共有できたことを嬉しく思います。寮長ご夫妻本当にありがとうございました。

 礼拝の後は、みんなでたのしくお茶会を行いました。事前にケーキを全員分手作りして用意してくれたり、寮長ご夫妻からのプレゼントや保護者の方からいただいたお菓子をみんなで分かち合いました。

 行事の多い敬和のこの季節、めぐみ館のみんながひとつひとつの持つ意味をしっかり見つめて受け取り、楽しんでいけるようにと願います。冬休み明けの新学期、開寮礼拝をはじめとして、めぐみ館全員が揃って日々の中の出会いや気づきを共有できることを心から祈っています。よい冬休みをお過ごしください!(会田)

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「共にすごす時の中で」

 夏休み明けからの4カ月の時の流れは、ひとり一人が悩み、考え、時につまずき、そして仲間の力も得て勇気を持って歩み出す瞬間がそれぞれにありました。私自身が彼女たちから教えられ、学び成長させてもらっている。共にすごす毎日の中で感じることです。

 <1年生>

 気の合う仲間もでき、楽しい時間をすごしながらも、ぶつかりあう場面もありました。自分の思いを伝え、相手の思いも聞く、話しあいの場を持つことで、関わりが深められるやり取りも見られるようになってきました。

 学年としての横のつながり作りも少しずつできてきました。学年の関わり作りの意味も含め、のぞみ寮クリスマスの飾り付けの活動を行いました。(今年のテーマは“ジブリが寮クリにやってきた!“でした。)はじめのうちは、ぎこちなさも感じ、親しい仲間同士のやりとりが目立ちましたが、活動を通して普段あまりやり取りのない同志の関わりも見られました。「あのね、○○と話せるようになったよ」きっかけは些細なことから話せるようになったことをうれしさいっぱいに伝えてくれる子がいました。ぶつかりあうことは正直とてもしんどいことですし、逃げ出したくなることですが、一つ一つのやり取りの経験が心の糧となっていくと思います。

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<2年生>

 世代交代をしたのぞみ寮、めぐみ館の役割の責任を担っての生活をすごしています。

 のぞみ寮クリスマスに向けては、それぞれの役割の中心になりながらリーダーシップを発揮していました。これからのめぐみ館について丁寧に考え、ミーティングを進めています。

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★☆めぐみ館にキャロンリングの賛美が響きました☆★☆

 

<3年生>

1218_me12 進路に向けてのひとり一人が真剣に向き合い、チャレンジしていました。

 世代交代をし、2年生にバトンタッチしていますが、3年生の存在はやはり大きな支えとなっています。新しい旅立ちの時を喜びつつも、共にすごす時間は残り少なっています。残りの時の中でやさしさいっぱいの3年生の思いをたくさん伝えてほしいと願うこの頃です。(小菅)

 

 

 

 

 

 

☆★☆ のぞみ寮クリスマス ☆★☆

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 クリスマスおめでとうございます。待ちに待った冬休みの帰宅です。どうぞご家庭でのんびり、ゆったりとすごすことができますようにと願っています。

 年明けの生活を楽しみに待っています。どうぞよいお年をお迎えください。(小菅)