2018年12月14日金曜日

めぐみ館通信 2018年12月12日 第110号

気持ちを伝えあう生活の中で

 第4期定期テストを終えて、めぐみっ子の表情からはようやく緊張感がほぐれてきたことを感じます。1年生はクリスマス装飾をチームで取り組んでいます。初めての1年生だけの活動ですが、それぞれの持つ力を合わせどんな風に進んでいくかとても楽しみです。2年生は各委員会で、今週末の「のぞみ寮クリスマス」に向けて準備を進めています。世代交代後の大きな取り組みです。取り組んでいる姿勢からは責任感はもちろんですが、どの委員会の活動からも和やかで雰囲気の良さを感じます。2年生は、10月に世代交代をして3か月目になりますが、よく話し合い活動をしています。全体に向けて発言をすることも多くなります。人前で話すことが苦手な生徒もいます。“失敗はしたくない”“伝わらなかったらどうしよう”と心配が先になってしまいます。しかし彼女たちは、しっかりと考えて自分の言葉で心を込めて伝えています。心を込めて伝える言葉には力があると感じます。礼拝委員のYさんは、キャロリング隊の募集について、「イエス様の誕生を祝福する讃美を一緒にしませんか」と伝えていました。食事委員のKさんは、残食が多い食事について「日々の食事を大切に、様々な人が携わり、用意される食事を感謝して食べてほしい」と心を込めて伝えてくれました。彼女たちの自分の言葉で心を込めて伝える姿から教えられます。私は、相手を思いながら心を込めて彼女たちに言葉を伝えているのかと自分自身を振り返ります。生徒と大人で置かれている状況は異なりますので状況に応じては厳しい話をすることも多くありますが、自分本位の伝え方になっていないかと、彼女たちの言動から気づかされるのです。人と人との関わりを通して関係性が築かれ、深められていく寮生活の中で、私自身が彼女たちに支えられ、励まされ、許されて過ごすことが出来ていると思わずにはいられません。生徒たちを通して神様が教えてくださっていることなのだと感じます。 

 めぐみっ子とクリスマスを迎える喜びに感謝して過ごしていきたいと思います。(小菅)

 

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 学校の先生方がめぐみ館の礼拝に出席してくださいました。「学校では見られない、我が家のように安心して過ごしているみなさんの表情を見ることが出来き、エネルギーはこの寮生活で作られているのだと感じました」とお話してくださいました。先生方には、めぐみっ子からの“サプライズ質問タイム”は、笑いがあふれました。共に楽しさを味わえることのうれしさをあらためて感じたひと時でした。(小菅)

 

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礼拝のお話

「友達の励ましから得た勇気」
1年 H.M

 もう少しで讃美歌発表会ですね。皆さんの中には指揮やピアノ,パートリーダーを担当する人もいると思います。私のクラスでも役割を決めました。私は声楽部でアルトを担当しているので、アルトのパートリーダーをしてみようかと思いました。しかし実力やリーダーシップがないと思っていて、自信がなかったのであきらめようと思いました。そんな時に同じ部活の友達が「部活でしっかりと経験をしているのだから、やってみたら!」と声をかけてくれました。最初は「みんなをまとめるのが苦手だし実力もあまりないから…」と言いました。しかし友達は「Mはクラスの中できれいに歌えているから自信を持ちなよ。それにまとめるのが難しかったら私たちが手伝うから大丈夫だよ」と言ってくれました。私は自信を持ってアルトのパートリーダーに立候補することが出来ました。もし友達に声をかけられなかったら、私は自信を持てないままアルトのパートリーダーになることはなかったと思います。今何かに悩んで、あきらめようとしている方もあきらめないで挑戦してみてください。そうすることで私のように可能性が広がりいい経験が出来ると思います。私も声をかけてくれた友達みたいに悩んでいる人がいたら声をかけて勇気づけてあげたいと思います。私もアルトのパートリーダーとしてがんばりますので、皆さんもそれぞれにがんばって最高の讃美歌発表会にしましょう。

 

 

「あきらめずに努力していく」
1年 I.Y

 皆さんは自分に合ったテスト勉強をしていますか?私は正直まだ見つかっていません。前の部屋では同じ学年の子と同室だったので、2人で勉強をしながらわからない時は教え合い、やりがいを感じられる勉強をすることが出来ました。でもそんな勉強も部屋替えをして友達とも教え合いながら盛り上がれないし、ちゃんと自分だけでも勉強をできる方法を見つけないと思い始めました。中学の頃から勉強が苦手でした。親に取り組み方を教わっても長くは続かずうまくはいきません。良い点の時はおばあちゃんに「すごいでしょう」って見せていました。良い点しか見ていないおばあちゃんは「Yのはすごいねー。また良い点だったの!」とそして必ず「自分で努力したこと、テストの点数もみんな貯金されて、自分の道もたくさん広がるぞ!」と言います。少しずつですが勉強に向かう気持ちも上がり、点数も取れるようになってきました。努力すればちゃんと報われるのだと感じています。あきらめずに経験することは、みんな貯金されて、自分の道も広がっていくことを忘れずに敬和での生活を大切に過ごしていきたいと思います。

 

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~クリスマスを迎える喜び~

 アドベンドが始まり、今週末ののぞみ寮クリスマスに向けて準備が進んでいます。「のぞみ寮有志のキャロリング隊」めぐみ館で讃美してくれました。クリスマスを迎える喜びを共に感じることが出来る幸せを感じます。