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聖句
「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。
(マルコによる福音書10章15,16節)
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のぞみ寮では、「セクシャリティー教育」を大切にしています。セクシャリティー教育は、保護者様の願いからスタートしたと聞いています。「性教育」と捉えがちですが、心も身体も、自分も仲間も大切に、「生きることそのもの」を考える時間としています。
今回は、1年生対象に行いました。「生命の尊さ」「互いに大事に思い合う」ことの大切さをディスカッションとした後、岩原先生、片岡先生から語られるメッセージを聞き、考える時間を持ちました。
3年間ののぞみ寮の生活の中で、「性」「生」について学ぶ時間を計画的に行っていきます。(小菅)
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「弱さの中にある強さ~なぜ私たちは敬和にいるのか~」
女子寮生(2年生)
なぜ、私たちは敬和にいるのか。たくさんの高校がある中で新潟の敬和に集まった私たち。敬和を選んだ理由は様々だと思います。私は敬和に来るまで大切な友達もいて、特に人間関係で困ることもありませんでした。でも、私の心は常に何かで覆われていて、それは成長していくにつれて大きくなっていきました。その一番の理由は、自分自身を好きではなかったからです。周りの人と自分を比べて、悲しくなってしまうことが多くありました。みんなが望んでいる行動をしなければと、常に頭の中で思っていました。自分の弱い姿を見せるのが、恥ずかしく、そして怖かったので、敬和に来た頃はニコニコしていて、自分の弱い部分を知られたくなくて我慢していました。
そんなある日、私にとってとても悲しいことがありました。本当だったら今すぐにでも泣きたいのに、泣くことも出来ず我慢をして過ごしていました。何ともないふりをして過ごしていたつもりでしたが、一緒に生活をしていた寮の友達は、「何かあったの?」と聞いてきました。とてもびっくりしたことを覚えています。我慢していた涙があふれ、止まりませんでした。同時にどう思われてしまうのかとても怖かったです。
きっと今まで見てきた私と違うから驚かれるだろうと思っていました。ですが、「気がつくことができなくてごめんね」と泣きながら言ってくれたのです。私の姿に驚くどころか、一緒になって泣いてくれ、その瞬間、私の中にあった何かが一気に崩れた気がしました。
中学生の時に参加した「敬和の会」で、前校長の中塚先生がこのようなことをおっしゃっていました。「敬和学園は他の学校と同じで辛いことはたくさんある。しかし、辛い時に寄り添ってくれる仲間に出会える。」私の寮でのエピソードはその通りだと思いました。自分のことが嫌いで、自分を良く見せようと必死だった私に、自信を与えてくれた仲間。おかげで私は自分の弱さから逃げずに、弱さと向き合うことが出来ています。弱さの中にある強さにも気づきました。
私達は、自分を守るために相手を傷つけてしまったり、自分を良く見せようとしたりしてしまいますが、そんなことをしなくても大丈夫だと思えるようになってきました。いくらかっこ悪くてもいいのです。私達にはステキな寮の仲間がいるのですから・・・・・・。
自分の殻を破ってみたら、心の中にあった暗いものも光となるはずです。
「私達はなぜ敬和にいるのか」入学前のことを思い出し、何を期待し、何を望んでいたのか。そして、望んだ生活が出来ているのかを振り返る時間も大切にしたいと思います。
普通の高校生とは違った生活をしている私たち。出来るかどうかは自分次第。本当だったら、全館で寮祭をしたかったし、対面式もしたかったです。1年生の最初のオリエンテーションキャンプもあったら、もっと早くから自分を出せていたかもしれない。と思う時もありましたが、特別のことをしなくても、私は少しずつ変わることが出来ています。そしてもっともっと変わっていくつもりです。
不思議な出会いで導かれた私たち。私はここにいる仲間と一緒に成長し、自分自身の弱さにも向き合い生活しています。
明日からの日々を自分らしく、そしてこれからの敬和生活を一人一人にとって大切な時となるよう過ごしていきましょう。(7月5日の全体礼拝から)
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各館で、毎晩夕礼拝を守っています。仲間の語るメッセージに励まされ、エネルギーを得ることが多くあります。私たちも生徒たちのメッセージから大切なことを教えられることが多くあります。
3年生の礼拝委員会から生徒のメッセージをのぞみ寮全体礼拝でも共有したいという提案があがりました。
これからは、月1回位の予定で全体礼拝でも生徒にメッセージを語ってもらうことになりました。(小菅)
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【7月11日(日)の夕食メニュー】
*ごはん
*青菜と厚揚げのお味噌汁
*ポークグリルきのこソース アスパラソテー
*ナスの揚げ浸し
*すいか
*とうもろこし(保護者様から)
採れ立てのとうもろこしを保護者様が送ってくださいました。「おいしすぎて幸せ!」と生徒たち。のぞみ寮生を覚えて届けてくださったことに感謝いたします。ありがとうございました。
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「のぞみ寮生のこと、敬和のこといつも祈っています」と卒業生から連絡がありました。卒業生の保護者様からも同じように温かいメッセージをいただいています。
いつまでもつながり覚えていてくださる事はうれしく、私たちは、多くの方の祈りにより支えられ、守られていることを思います。
帰宅が待ち遠しいのぞみ寮生たちです。終業日まであと数日、かけがえのない日々を感謝してすごしていきましょう。(小菅)