毎年10月になるとのぞみ寮では世代交代が行われ、2年生は新テーマを発表するために全体礼拝のお話を担当します。先日、大望館ブロック長であるI・T君(2年)がお話を担当しましたので、以下に掲載します。
『銀河〜ビッグバン〜』 I・T(2年)
大望館のテーマは『銀河〜ビッグバン〜』です。銀河には、数え切れないほどの星が存在しています。星は、様々な種類があるので多様性として考え、「大望生=銀河の星々」として考えました。サブテーマの「ビッグバン」は、人と人が出会い、新しいものが生まれることを意味しています。人が出会い、ぶつかり合いながらも、お互いを成長させる熱い友情などが生まれています。これからも生まれてほしいという想いや願いを込めて、このテーマに決めました。
このテーマから伝えたい大望館の良さは、たくさんありますが、その中から厳選して二つ紹介します。
まず、一つ目の良さは、「大望生の明るさ」です。どんなに大変なことがあって暗い雰囲気になっても、たくさんの人がその場を明るくしてくれます。僕が落ち込んでいる時、大望館のみんなが元気付けてくれたり、励ましてくれたりしました。この大望生の明るさが、星の光のように感じました。
二つ目の良さは、「一人一人の個性の強さ」です。その強い個性を持っている人たちが共存していることが大望館の魅力だと思います。僕たちは良いところをどんどん伸ばし、改善すべきところを具体的に考えていく、大望館を目指します。
今日の聖書です。コリントの信徒への手紙Ⅰ15章41節「太陽の輝き、月の輝き、星の輝きがあって、それぞれ違いますし、星と星の間の輝きにも違いがあります。」この聖書箇所のようにテーマに沿って、自分たちも輝き、大望館を良くしていきます。
大望館2年生のテーマ発表に至るまでいくつか驚いたことがあります。一つ目はミーティングの質が上がったこと。テーマの候補を出すためにひとりずつ発言して、お互いを尊重し意見を交わしていけるようになっていました。二つ目は役割分担するようになったこと。一つのグループがテーマのイラストを決めている一方で、もう一つのグループは礼拝のお話を一緒に考えていました。三つ目は雰囲気が明るく前向きになっていたこと。今までのミーティングでは真剣に取り組んでいるからこその緊張感があったり、話題が脱線しても戻ってくるのに時間がかかったりしていました。しかし、今回は真剣さがありながらも明るい雰囲気で進んでいたり、話題が脱線してもあとから良いヒントになっていたりと、ミーティングに対して前向きに取り組んでいるように感じました。昨年度からの大きな成長です。このように個性を尊重しながら協調性を養っていくことが出来るようになったと感じています。世代交代を通して、大望館をリードする彼らに大きな安心感と期待感を抱いています。