聖句
「だれも、悪をもって悪に報いることのないように気をつけなさい。お互いの間でも、すべての人に対しても、いつも善を行うよう努めなさい。」
(テサロニケの信徒への手紙Ⅰ5章15章)
(生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会えますようにと祈ります。)
礼拝のお話
「勇気を出して、一歩踏み出す」 3年生
進路に向かって準備している今、私は今日も“これからの人生をどうしよう病”にかかっています。以前同じ部屋の子に「将来の夢とかある?」と聞いてみました。するとその子はキラキラした顔で「私、やりたいことが多すぎるんですよ。宇宙にも行ってみたいし、お菓子も作ってみたいし…・・・いろんなことをしたくて迷っています」と言いました。その子の表情がとても輝いて見えました。夢を持っていない私が恥ずかしくなりましたが、それと同時に夢や目標を持とうと強く思わされました。私の今の目標は、「勇気を出して、一歩踏み出し、本気になる」ことです。
私はいつも勇気や挑戦より、安定感や現状維持をとってしまいます。なんでも、何とかなければいい精神で、本気で何かに取り組むことが少ないです。また、自分の意見を押し通すこともなく、守りの体制に入ってしまいます。私の生活は、安定感はあるけれど、何か物足りない感じです。
こんな中途半端な私の上には、勉強でもなんでもいつでもすごい誰かがいます。どうせならもっとおもしろい人生にしたいし、自分の力を最大限に発揮したいです。挑戦や自分を変えるのには勇気がいるけれど、少しの勇気で大きくなれることを信じて少しずつ変わっていけたらと思います。
話は変わりますが私は最近自分の好きなものだけに目を向けるのではなく、いろいろなものに興味を持つようにしています。友達のおすすめの映画を見たり、友達の好きなものの話を聞いたり、今まで聴かなかった音楽も聴くようになりました。読書の時間も大切にしています。いろんなものにそれぞれの魅力や気づきがあって、新しいことに触れることは、自分の知識が増えているようでとても楽しいです。たくさんの出来事に触れることで、その中に自分の将来につながる出会いがあり、夢を持つきっかけがあるかもしれません。まだまだ自分の知らない世界があふれているので、様々なことに興味を持ち、自分の可能性を広げていきたいです。
様々なこと、ものを知る寮生活はとても良い機会だと思います。一人ひとり素敵な趣味や価値観を持っています。たくさんの人と関わり、話を聞くことで、気づきや出会いがあるでしょう。一人でいる時間や安定したいつも通りの暮らしも大切ですが、たくさんの人の価値観に触れることは、寮生活の魅力だと思います。皆さんも大切にしていきましょう。
委員会の引継ぎ~3年生から2年生へ~
秋の深まりを感じるこの頃。1年生は学年の折り返し。2年生は敬和生活の折り返し。そして、3年生は、卒業まで月日は3か月足らず。1日1日を愛おしく過ごしてほしいと願います。(小菅)