2025年3月3日月曜日

今週ののぞみ寮(50号) 「旅立ちの時」

【聖句:コヘレトの言葉 2章 25節】

「自分で食べて 自分で味わえ」

 

 

 旅立つ3年生へ

 めぐみ館・みぎわ館で出会った3年前の春。あの時からあなたたちとの物語は始まりました。

出会いから1年後の春。館合併でめぐみ館での生活が新たにスタートしました。大きな変化を経験したみなさんでした。この3年の月日を振り返り、一日、一日一緒に積み重ねてきたこと、かけがえのない時間であったことをあらためて思います。

 これからもし求める人生です。人と関わりに、戸惑った3年前。けれど、人と関わることでしか味わえない心の育みを3年間、正直にまっすぐに歩み続けてきました。

 

 心の扉を開けたのは、あなた自身。もう傷つきたくはない。心を閉ざし続けるはずだった。けれど、もう一度信じてみよう。そう思えたのは、みんなの優しさがあったから。私だけではない、一人一人の敬和に導かれるまでの苦しみを知ったから。もちろん、しんどいことは次々にやってきた。けれど、みんなとのが深まることで、心と体の体力も付き、バランスを取りながら歩み続けることができました。

 

 私が私らしく、生きること。当たり前に喜怒哀楽を、出せる喜びが、エネルギーとなり、りで包まれた日常を取り戻せたことは、これからの大きな力となると、私は確信しています。

 のぞみ寮生となる!と決めたあの日。あの日からの人生が新たにスタートした。みんなの輪の中で、うれしい姿も、しんどい姿も、どうしようもない姿をも、誰よりも出し尽くせたのは、みんなの優しさに甘えても大丈夫と、自分で思えるようになったから。一歩・一歩 自分のペースで歩み続けた1000日。

 

 敬和での、出来事、出会いの時間を、糧として、新しい場所で、を叶えるための大きな土台としていくのは、あなたたち一人一人です。

 敬和が良かったではなく、敬和で過ごせてよかったと、敬和で過ごした時間をえとして歩みを強めてほしいと、敬和から祈り続けています。私も、誰かに支えられているという感謝を持ちながら、弱い人たちへの寄り添い人となれる人生をこれからも強めてほしいと願っています。

 

 ではないことの先に、しみが待っていることを、誰よりも実感しているのは、みなさん一人一人です。しいことを見つけるのも自分自身。不満からは、前には進めない。自分事としてじっくりと考え、向き合ったからこそ見つけた希望の光。楽ではない、この3年間を過ごしたあなたたちだからこそ、これからどんな花を咲かせていくのか、しみでなりません。

 

 毎日味わった食事の時間。どんな時も、一緒に食卓を囲む。落ち込んでいた気持ちが、和らいだ。食事への感謝と家族への感謝をいつも、心において、味わい続けた。体力がついて、チャレンジしたい!と心がいた。そして、夢へもつながりました。

「神様のなさることは、すべて時に叶って美しい」と、聖書に記されているけれど、受け入れきれない現実は山ほどあった日々を、誠実にひたむきに歩み続けることのさを教えてくれたのは、あなたたちと過ごした日々です。ありがとう。

 

 前に進んでほしいと願います。行することで、自分が作られて、仲間と出会い、夢が広がっていく。貪欲に前へ前へ。り豊な人生を掴んでいくのも、自分自身です。出会った人の言葉に耳を傾けながら、平和を現できる人となってほしいと祈っています。

」を刻み続けてきました。投げ出したかったけれど、逃げ出したかったけれど、卒業のゴールにたどりつきました。それが事実。今見える景色は、どんなですか。

 

 強さと思っていたことは、弱さで、弱さと思っていたことが、強さとなった。寮生活の密で、濃い人との関わりが、心を柔らかくしてくれた。「誰かのために働きたい」という生き方は、み続けたからこそ、見つけることもできたことです。

 

 それぞれが持つ賜物を、受け入れ合って、それぞれを知っていき、融合してきました。像をはるかに超える出来事が次から次へと繰り返された3年間でした。あなたたちだったからこそ、い合って今この時を迎えることが出来ていると私は思います。

 

 「敬和生活は、酵に似ている。」そんな会話がなつかしいです。上手くいったことも、上手くいかなかったことも、全部自分を土台として、これからも、迷った時は、少し難しい道を選びながら、敬和を出です。

 

 置かれた場所で、どう生きるか。出会った人たちと、共に過ごした時間の中で、受け入れ合った温かさは、。そう気づかせてくれたのは、あなたたちです。

うれしさもしんどいも、寄り添い合った、おしい時間。

 

 のぞみ寮で過ごした1000日の日々は、ほんまもんの人生のはじめの一歩。共に歩んだことを、自として、歩み続けてほしいと願っています。

 

 いつも心に青空を持ち続けて、一人ひとりのほんまもんの人生を味わい過ごしてほしい!みなさんの幸せを敬和からずっとお祈りしています。出会えたことを感謝します。ありがとう!!

 そして、いってらっしゃい 。(小菅)

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は、3年間を振り返り、一人ひとりが選んだ「一文字」と「色」です。

 

 

 

 

「3年生に愛を込めて~めぐみ館3年生を送る会」

 1,2年生から大好きな3年生へ。

~3年生との思い出を振り返り、館内宝探し、なつかしい寮祭ダンスや歌、劇を披露そして、おいしい手作りデザートもありの、笑顔あふれる3年生との最後の夜!!~

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1,2年生へ愛のぎっしり詰まった3年生からプレゼント

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