2016年10月27日木曜日

光風館通信 2016年10月23日 第480号

< 光風館スポーツ大会〜暗闇鬼ごっこ・バレーボール〜 >

 10月15日(土)に新 行事委員であるK.S君・I.K君(2年)が“光風館スポーツ大会〜暗闇鬼ごっこ・バレーボール〜”を企画してくれました。
 “暗闇鬼ごっこ”は、以前のスポーツ大会で盛り上がりに欠けてしまって困っている時、「ただ鬼ごっこするのでは物足りない。そうだ!体育館の電気を消して鬼ごっこするのは、スリルがあっていいんじゃないのか!」という、その場の思い付きで始まりました。電光掲示板と外灯のかすかな光を頼りにするので、体育館の端から端は全く見えませんが、目が暗闇に慣れてくると半径3メートルくらいは見えてきます。これが「急に鬼が近くにいて、追いかけられる」というスリル満点なのです。決められた時間内ずっと走り続けている光風生、体育館の壁に張り付いていたり、体育館の隅に小さくなって隠れていたりする光風生がいて、大盛り上がりでした。
1023_ko02 数日前の礼拝後にスポーツ大会でやりたい種目の多数決を取り、バレーボールに決まった瞬間に私は「前回はラリーが全く続かず、サーブだけで試合が終わったのに、ゲームが成り立つのだろうか」と心配していました。しかし、今回は違った!!最初からスーパープレイの連続でラリーが続き、1点取る度に歓声と笑い声が上がりました。体育館を笑い声で湧かせたのは、“人間発射台”という異名を持つM.H君(3年)でした。彼がレシーブしたボールは、そのまま体育館の屋根を突き破るのではないかという勢いがあります。必死に繋いだボールも気付けばギャラリーに上がっていたり、相手コートの奥にある壁へぶち当たっていたり……。そんなプレイをしても、誰も怒って彼を責めることない雰囲気がそこにはありました。“愛されキャラ”である彼がどれほどみんなから好かれているのか、愛されているかを感じる素敵な時間でした。(片岡)

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< 礼拝のお話 >

Jazzと敬和」              N.T(2年・兵庫県姫路市出身)

 異様に音がデカい管楽器。畳ごと揺らすドラム。複雑そうなハーモニー。激しくかっこいい旋律。昨年、私は器楽部の見学に行って、初めてJazzという音楽を間近に感じました。
 9月10日に山梨県で行われた“International Jazz Orchestra Festival(通称Stella Jam)”において私の所属する器楽部Jazz Hornetsはグランプリ、その他多くの賞を受賞することが出来ました。日々の努力が結果として現れたことをとても幸せに思います。たくさんの応援ありがとうございました。それからというもの、私はしばしばこのような質問を受けることがあります。「Jazzって何?吹奏楽部とどう違うの?楽しい?」たしかに、PopsやRockなどと違って、みなさんにとっては親しみのない音楽かもしれません。そこで約2年Jazzと触れ合ってきた私が私なりの答えをお話ししたいと思います。Jazzの成り立ちは、当時白人の奴隷として虐げられていた黒人が、感情を表現するために始めたものだと言われています。つまり、娯楽・遊びだったのです。それ故、他のジャンルと比べて、演奏形態も自由なものになっているのです。その後、ダンスミュージックとしての音楽や即興を多く取り入れるModern Jazzなど、数々の変化や成長を遂げた音楽ですが……根底にあるものはやはり、自由な娯楽の世界だということです。ですから、みなさんもJazzを聞く機会があったら、難しい大人の音楽だと思わずに楽しんで聞いてください。
 次にJazzを演奏する上での考え方・価値観を是非お話ししたいと思います。たいていのJazzにおいて、同じ楽譜を演奏している人はバンドに一人しかいません。つまり、一人が欠けてしまえば、音楽が完成しないということです。特に、Jazzの巨匠のひとりにDuke Ellingtonという人がいます。彼のバンドの曲は、個性のぶつかり合いです。一つの音楽のなかに一人ひとりそれぞれの音が聞こえてきます。
 相手の表現を認め、自分の個性も理解してもらう。なんだかどこかで聞いたことのあるフレーズに思いませんか?そうです、Jazzの価値観とは敬和精神やキリスト教の教えにとても近いものがあります。誰一人として不必要な人なんていない。「私がいなければ、このバンドは、この学校は、違ったものになってしまうのだ。」という自己肯定の概念につながるのです。Jazz Hornetsは敬和の縮図のようなものだと最近気付くことが出来ました。

 

 

「常に目標を立てる」             M.S(2年・新潟市中央区出身)

 2年生はそろそろ進路について考えなければなりません。2年生の中では、もう進路が決まっている人や決まっていない人もいると思います。今の自分はまだ進路が決まっていません。これから何をすればいいのかがよくわかっていません。進路に困った自分は親に相談しました。就職するのか、大学や専門学校に行って勉強するのか、いろいろな選択肢があります。大学に進学するにしても、目標がないと卒業した後が大変になるので、まず自分は何になりたいのか、そのために何の勉強をすればいいのかを決めたほうがいいと言ってくれました。このように目標があったほうが途中困らないになるようです。自分は親の話を聞いて、常に目標を立てて生活していきたいと思いました。学校生活や普段の生活において何でもいいので目標を立てて過ごしたいと思います。そして、これから自分が何になりたいのか、何をすればいいのかを見つけていきたいと思います。