めぐみ館89号「51回生 学年合宿 The Final」

　1月27日（水）、51回生は学校がお休みでした。この日、51回生にとって最後の学年合宿が行われました。3年間で溜まりにたまった荷物をまとめ、一日かけて部屋の掃除をする日です。

　合宿は、朝、後輩たちの登校を見送るところからスタートしました。3年生が「行ってらっしゃい(^^)/」と、声をかけると、１、２年生は照れくさそうに登校していました。3年生にお見送りしてもらえるなんて幸せですよね。午前中は荷物を段ボールに詰めて、全て部屋から運び出しました。部屋の中は空っぽになりました。午後は空っぽになった部屋のお掃除です。机の引き出し、窓、ベランダ、床、ベッドの棚、全てピカピカに掃除をしました。空っぽになった3年生の部屋を見て、本当に卒業してしまうのだと、寂しい気持ちがぐっと込み上げてきました。１、２年生も、3年生が使っていた部屋がきれいさっぱり何も無い状態になっているのを見て１、２年後の自分たちを思い浮かべていました。今日から3年生たちの寝床はめぐみ館のホールです。もう自室には戻りません。最後の一週間、3年生みんなで雑魚寝生活です。これはこれで「一週間もみんなで寝泊まりしていいの？！やったー！」と、3年生は大喜び。スペシャルな一週間になることを心から祈っています！

 

光風 161号「ついに」

　入試も終わり、来年度への準備が始まります。1年生はいよいよ先輩になります。「どんな先輩になりたいのか？」ぱっと聞かれてもまだまだ応えることはできませんが、そういう話し合いがもたれるようになりました。今日は「理想の先輩」について話し合っていました。はじめは、先輩になるという重圧？のせいでしょうか、なんだか全員の顔がこわばっていましたが、徐々にほぐれてきたのか、笑い声が飛び交う中でのミーティングになりました。21時には終るように声を掛けたのですが、もっと話し合いたかったようで、30分延長して話し合っていました。とにかく雰囲気が良く、彼らの先輩ぶりが楽しみでなりません。

　そしてついに、今回が161号。女子寮のあっちの館と並んだのです。最近、女子寮のあっちの館のホーページが更新されません。ここぞとばかりに追いつき、追い越しと思っていたのですが、私もなかなか時間がとれなく、追いつくのがやっと。でも最大20回分は差が開いていたのが、追いついたのです。

　しかしなぜ女子寮のあっちの館の更新がぱたりと止まったのか？どうやら、のっぴきならぬ事情があったようです。これまでため込んでいたSDカードに入っていた写真のデーターが、SDカードを持って外に出たとき、雪に滑って転んでしまい、自分の体は守ったものの、SDカードを犠牲にしてしまったため、おじゃんになったそうです。「このカードどうにかならない？」と泣きそうになって持ってきた、M先生にさすがに同情しました。なんとかならないかと、色んなことを試してみましたが、どうにもなりません。

　だから、撮りだめして一気に通信を作るのではなく、コツコツとやっとけば良かったのに……。といつもならからかい半分で言うのですが、さすがに今回だけは……。

　夏休み後からのデーターが全部パーらしいです。そして、ホームページをアップさせる気力まで崩れたそうです。まあでも、M先生の身を守るため、犠牲になってくれたんですよ。いったいどんなこけ方をしたのでしょうか？と思って聞いてみたら、どうやらM先生じゃない人が、豪快にこけて、そのとき持っていたSDカードを犠牲にしたそうです。そしてその事実をまだご本人にはお伝えしてないようです。もしかしたら、これを見て初めて気がつくのかもしれません。K先生実を言うとそんなことがあったらしいですよ。ドンマイ！！

めぐみ館88号「1月のめぐみっ子たち」

　1月5日から始まった外出制限の生活も3週間が過ぎました。あんなに沢山降り積もった雪もだいぶ融けました。雪遊びをしたい！そり滑りがしたい！と言っていためぐみっ子のためにとソリを購入しました。ソリに乗って登校して行ったＴさん、「上履き忘れた～(´；ω；`)」と、歩いて忘れ物を取りに戻ってきて、結局徒歩で登校（笑）なんてこともありました。３年生のＡさんとＲさん、２年生たちもかまくらを一生懸命つくっていました。寮の中ではみんなでボードゲームをして楽しんだり、パソコンやテレビを見てのんびりしたり……。気が付けば１月がもうすぐ終わります。

　この約1か月間、万代の街に行くことや教会に行くこと、コンビニやドラッグストアに行くことを自粛して生活している寮生みなさんの姿に本当に励まされます。自分たちが楽しめることを今できる範囲の中で考えて生活してくれています。心から感謝の気持ちでいっぱいです。みなさん、制限のある生活に協力してくれて本当にありがとうございます。

　さて、3年生がめぐみ館から巣立っていく時が刻々と迫ってきています。あと1週間です！今週末は2年生たちが3年生たちと最後に楽しい時間を持ちたいと体育館でのレクリエーションを企画しています。礼拝で3年生のラストメッセージを聞く度に涙が溢れてきてしまいます。今、この時のめぐみっ子のメンバーで、一瞬一瞬をしっかり心にとめて3年生が巣立っていく時まで過ごしていきたいと思っています。

光風 160号「新たなスタートに向けて」

 

　今日は月曜日でしたが、光風館のみ友愛館で礼拝を行いました。何故なら、またまた差し入れをいただいたので、密にならずに配るというのが最大の目的です。今回は、またまたSOU君のお家から陣中見舞いと称して制限ある寮生活を送っている光風館生にエールを込めてでしょう。そして3年生のY君のお母様からも、チョコレートをいただきました。SOU君のお家からはハロウィンやクリスマス、何かあるたびに差し入れをいただいています。本当に感謝です。Y君のお母様からいただいたチョコレートはなんだか高級そうな感じで、男子高校生は；ちょっと困惑しております。食べるのがもったいないそうです。

　友愛館での礼拝の第2の目的は、2年生ミーティングです。3年生が卒業テスト真っ最中ですので、光風館のホールを使って勉強しているため、密にならずに話し合いを行うには友愛館しかありません。いろんな事情から2年生が全員集まったのは久しぶりです。全員がそろったこのタイミングで、先輩としての今までの自分たちはどうだったのか？自分たちに問いかけながら、最高学年としての在り方を考えていかなくてはなりません。

　思い返せば、コロナのせいもあってか、ミーティングの回数が激減していることに気が付きました。いいチームを作るにはミーティングしかありません。これをきっかけにどんどん開かせたいと思います。

光風 160号「緊急事態宣言の中で」

 

　いくつかの県に緊急事態宣言が再び出され、寮生達はさらなる制限のある中で生活を送らなければなりません。休日にコンビニを含めた不特定多数の人が集まるところいけなくなり、部屋でも一人以外の時はマスクを着用しなくてはなりません。コンビニにも行けない彼らのために、買い出しに行っていますが、散歩がてら買い物に行くという、唯一の楽しみすら奪われた彼らは本当によく頑張ってくれています。通学生と一緒になっているのだから……。とそう考えると無駄に思える時もあるのですが、とにかく寮でクラスターを起こすわけにはいかないのです。何をやっても無駄なのかもしれませんが、いままで持ちこたえているのも事実です。いつまでこれが続くのだろう？さすがに出口の見えない日々に疲れを感じてきています。

　そんなときに、入試が行なわれました。新しい仲間を迎える準備が始まります。この大事な成長の時を迎えられる大きな喜びには感謝です。そうおもえば、なんだか明日も頑張ろうって思えてきます。何よりも、残り少なくなった寮生活の一日一日をかみしめながら過ごしている３年生達は、こんな時代の中にあっても、笑顔を見せながら過ごしています。そんな顔に癒やされる毎日を過ごしています。