クリスマスを迎える喜び
12月を迎えました。アドベントのロウソク2本に灯がともされました。
定期テストを終えて張りつめた緊張感がほぐれ、週末は思い思いにのんびりと一息ついためぐみっ子たち。今週末は、“のぞみ寮クリスマス”です。めぐみっ子たちとクリスマスを迎える喜びに感謝しながら過ごせる幸せを感じています。(小菅)
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礼拝のお話
「もし〇〇になれたなら……」 1年 A.Y
みなさんは自分以外の何かになりたいと思ったことはありますか?私はたくさんあります。きっと誰も一度は思ったことがあるのではないでしょうか。ある日、私はなんだか疲れていてお友達と一緒に「何になったら楽に暮らせるかな?」と考えました。もし昭和に生まれていたら町の商店街とか、駄菓子屋さんとかあって、今の時代みたいにスマホとかAIとかも存在しなくて温かい世の中で生きられたんだろうな…。でも絶対戦後がいいなとか…。
クジラになれたら自分より大きい魚に食べられる心配もなくてただ毎日小さいプランクトンを丸呑みして楽だろうなとか…。クラゲになったら脳みそも心臓もなくて、透明できれいで何にも考えなくていいなぁとか…。
でも、私がうらやましいと思うクジラもクラゲも、自分たちがストレスも少なく幸福なことに気づいてはいません。それにもし私がクジラになれたとしても、新しいおもちゃが手に入って最初は喜んで遊ぶけれど、そのうちそのおもちゃのあることが当たり前になってまた別のおもちゃが欲しいと言い出す子どものように、人間だった時の方がごはんが美味しかったとか、単体でいるのは孤独だとか、そんなない物ねだりばかりするのだろうなと想像がつきます。それにクジラは、痛みも感じない代わりに楽しいとかうれしいという気持ちも感じることがないまま一生を終えます。そう考えると人間で良かったと思います。気づくとないものねだりをしていたり、これから楽しくなるから今は楽しくなくても仕方ないと、幸せはもっと先とか別の場所にあると願い今過ぎていく一瞬、一瞬を無駄にしたくないと思います。
みなさんも疲れて悩む毎日でも、少しでも自分のほめられるところを見つけたり、今日一日での誰かへの感謝を見つけてほしいなと思います。少し「今日はいい日だったじゃん!」と思えるはずです。