のぞみ寮はなんてったって、修了礼拝です。3年間のここでの生活が終わってしまいました。うれしい事なんですが、やっぱり少し寂しいです。今年度より寮に赴任した、大望館担任の山﨑先生は号泣のあまり、生徒の名前を一人ずつ呼名するのですが、まともに出来ませんでした。しかも最後に「着席」ならぬ「ちゃくちぇき」です。
先生はどうやら、礼拝の一番はじめの前奏で「アメイジンググレイス」が流れたんですが、その時からすでに涙が止まらなかったみたいです。両隣に座っていた女子寮の先生も驚きです。はじめは具合が悪くなったと心配をしたそうです。まさか、こんなに速く号泣とは・・・。大望館の修了生達も思わず、「え、もう!?早!!」とそんな声が座っているところから聞こえてきます。司会をしていた私も、一体何事かと、それこそ「オ!ーアメイジング!」って感じでした。この調子では最後まで呼名出来ないのでは?交代しようかと思ったんですが、なんとか最後まで涙と共に呼名することが出来ました。
それだけ、うれしい時でもあり、寂しい時でもあったという事です。それだけ私たち寮務教師の感動も大きいと言うことなんです。改めて、こんなことを感じることの、大きな恵に心から感謝したいと思います。何よりも、私たちに大事なお子さんを託してくださってる多くの保護者の方々に、お礼を申し上げたいです。ありがとうございました。