4月6日(火)入寮日、新入生を迎えるために2・3年生は様々な準備をしていました。まず、1年生のために部屋の掃除から始まり、2年生は新入生の名前を書いたウェルカムボードを作りました。入寮当日に3年生は駐車場係を担当し、元気な挨拶をして新入生と保護者の方を迎え入れてくれました。そのひとつ一つの準備をする大望生は、嬉しそうな楽しそうな表情をしています。それもすべて新しい家族を迎えるための準備だからだと感じています。
昨年度始め、入寮したばかりの大望館53回生のミーティングで「寮生活に期待していることは?」と質問した時、I・K君(2年)がこんな言葉を伝えてくれました。「僕は新しい家族に出会うためにここへ来た。」その言葉にシビれました。入寮前は「友達と仲良くなれるかなぁ。どんな先輩がいるのだろう」と不安を感じるはずなのに、そんな言葉が出てくるとは想像していませんでした。「自分にはもうすでに新しい家族がいて、その家族に出会うためにここに来た。」そんな関係性を求めて、来てくれたことに感動しました。
大望館に新しい家族を迎える、2・3年生のそんな想いが伝わったからでしょう。1年生は入寮してから数週間のびのびと寮生活を送っています。先輩への挨拶と気遣いを意識してしっかりと歩んでいます。いろんな出来事が起こる毎日ですが、これからも大望館の家族のひとりとして、とことんお互いに向き合って共に成長していってほしいと願っています。