2016年11月15日火曜日

みぎわ館通信 2016年11月13日 第252号

みぎわ館内、食欲の秋♪続行中!
 自習時間が明けると、一階のホールから良い匂いが漂ってきます。「ん?なんか良い匂いがするね。」と、事務室にいる生徒と一緒にホールを覗くと……大鍋でラーメンを作って食べているみぎわっ子達の姿がありました。思わずみんなで大笑い!でも、食べている本人たちは、「どうかしましたか?」なんていう表情で、食べることに必死です。ラーメンの良い匂いに釣られて一人二人と人が集まり始め、5人前のラーメンはあっという間に無くなりました。男子生徒に負けないくらいの見事な食べっぷりでした。楽しいことを考えるみぎわっ子達、本当にステキです。

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 さて、またある時は甘~い香りがホールから漂ってきました。また何か作っているんだな、と思って覗くとスイートポテトにアップルパイ!みぎわ館にあるオーブンで焼いて作るので本格的です。見た目や食感にこだわって作る彼女たちに、「すごいね~、上手に作るね。」と言うと、「この作り方、とっても簡単なんだよ。」の一言。女子寮は、22時30分から23時までは就寝の準備の時間となるので、夜の自由時間は21時30分から22時30分までの約一時間しかありません。その1時間で作ってしまうから驚きです。
 冬の足音も聞こえ始めているこの季節。でも、みぎわ館内は食欲の秋がまだまだ続きそうです。笑(小林)

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ようこそ!みぎわ館へ!!
 11月6日(日)~11日(金)の6日間、みぎわ館に新しい仲間が加わりました。通学生の中から寮体験プログラムへの参加を決めてくれた生徒が来てくれたのです。通学生にとって、寮はどんなところ?寮の建物の中ってどうなっているの?と思うほど未知の世界。そんな世界に興味をもって体験に来てくれました。めぐみ館にも来てくれたので、合計5人の女子生徒が、6日間を共にのぞみ寮で生活しました。

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 今回みぎわ館にはK.Mさん、A.Tさん、Y.Hさんが来てくれました。初日、少しどきどきしていながらも、全体礼拝では笑顔で自己紹介をしてくれました。そして次の日からは、事務室に顔を出しに来たり、学年を超えて積極的にみぎわっ子たちの輪の中に混ざったりと、あっという間に仲良くなっていきました。すごいなあと驚くばかりでした。新しい仲間が加わったことで、みぎわ館の中の空気がより明るく活発になったように感じました。みぎわっ子達にとって、すごく新鮮な6日間となりました。

1113_mi10 この6日間の間に、1年生と2年生はそれぞれミーティングを行いました。もちろん寮体験の3人もミーティングに参加。真剣に話を聞いてくれる姿は、前から一緒に生活していたように思えるほど馴染んでいました。また、3年生の生徒が「私たちの部屋にも遊びに来てくれるんだよ~!嬉しい!」と言っていました。寮体験の生徒は1・2年生なので、3年生部屋ではなく1・2年生部屋に入って生活します。3年生、本当は自分たちの部屋で一緒に生活したかったのです。だからこそ、自分たちの部屋に遊びに来てくれることが本当に嬉しかったのです。
 たった6日間という短い期間でしたが、3人のみぎわっ子のおかげで楽しい日々を送ることができました。みなさんとこれからも一緒に生活したいなあと思いました。楽しいひと時をありがとう。ぜひ、寮に入ってください。待ってるよ。(小林)

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礼拝のお話

「手紙のやり取りで気付いたこと」  1年 Y.A
 私は敬和に入学してから“手紙”をよく書くようになりました。家族や友達、親戚に手紙を書くことは、私にとって大切な時間です。家族には学校や部活、寮での出来事とその時に思ったことを月に一回書いて敬和生活の報告をしています。先日は姉の誕生日だったので、誕生カードを書いて送りました。
 手紙を出すとだいたい母から、たまに姉から返事が届きます。母は家族の様子をよく教えてくれて、姉は日本語だけでなく英語やアラビア語も使って手紙を書いてくれます。私はアラビア語は読めないので、いまだに何と書いてあったかわかりません。友達にも月に一回程度で手紙を書きます。先日、私が4月からずっと手紙を書いて送っていた友達から初めて返事が来ました。手紙には半年分の返事が便箋2枚にぎっしり書いてあり、嬉しくて何度も何度も読み返しました。また、祖母にも手紙を書きます。私の祖母はいつも素敵な絵葉書に5文字ぐらいの言葉を添えて送ってくれます。温かい文字と言葉で心が癒されます。
 こんな感じでやっている手紙のやり取り。最近この手紙のやり取りによって自分を見つめ直したり、周りで起こった出来事を改めて知ったり、相手に関心を持って相手のことをよく知ることができたりしていると気付きました。また、母が家族や私に対して考えていることを書いてくれること、姉が3か国語も使って一味違った手紙を書いてくれること、忙しくて遅くなっても手紙を書いてくれる優しい友達がいること、祖母が温かいメッセージをくれることなど、些細なことからですが、自分は周りから大切にされていることを感じ、感謝だなあと思いました。4月から始めて半年たって気付いたことです。きっとすぐにやめていたら、自分のこと、他人のことが今ほどちゃんと分かっていなかったと思います。
 皆さんは、自分のことや他人のことに関心をもって生活していますか。また、日々、感謝の気持ちをもって生活していますか。手紙でなくても日々の直接の会話でも、電話でも、メールでも、日記でも、自分を見つめ直し、相手を知る時間があるというのは大切なことだと思います。そしてそれを長く続けたら、この先何かためになることに繋がるかもしれません。
 私は、これからも“手紙”というものをを通して、自分のことを知り、周りに関心をもてるようになりたいです。そして多くのことに気づき、欠点ばかりの自分が少しでも成長していけるようになりたいです。