男子寮の教師としては羨ましいシステムが女子寮にあります。札制度です。この札を見れば、お目当ての生徒が寮に居るか、居ないのか一目瞭然。赤い札がいなくて、黒札は寮に居るという事みたいです。注目すべきは、ほぼ100%全員がきちんと札を裏返したり、表にしたりして、外に出て、帰って来るという事です。12年前、私が寮に赴任した頃は男子寮にもこの制度がありました。しかし、一部の生徒しか札をさわらないんです。居るのか、居ないのか?この札を見ても全くムダ…。結局は部屋まで行かなくては意味が無し。その頃、何度も札をちゃんとしろと指導しましたが、寝耳に水とはまさにそれ。そして、私はこの制度は男子には不可能だと言う事を諭しました。男子と女子の違いはこういう所に出ます。12年前、できなかったことが、今ではできるようになっているだろうか?そんな期待もありますが、恐らく徒労に終わるだけでしょう。でも、ダメもとでチャレンジしてみようかな。
のぞみ寮聖歌隊結成!!(ただしクリスマス限定) 早いものです。今年もあっという間にこんな時期に来ました。寮のキャロリングに向けての練習が始まりました。今年は例年よりも人数が多く、36名参加してくれます。何故こんなに人数が多いのか?男子生徒の数が増えたからです。例年は、移動手段にマイクロバスを1台だけ出せばよかったんですが、今年は2台出さなくてはなりません。こんなに人数が増えてくれたんですから、折角だから、新潟駅の南口でも歌おうっていう勢いになっています。数年前にも新潟駅でキャロリングをしました。ちゃんと警察署に届けを出して、許可をもらって、何かと面倒でしたが、手応えは抜群!!今年もあの充実感をもう一度・・・。という訳で、毎日頑張っています。でも、もうすぐテスト期間で、練習できなくなるのが残念です。キャロリングで歌っているところも紹介したいと思います。
先週、抜き打ちの避難訓練を行いました。3度目の正直ってやつでした。10月中にやる予定だったんですが、抜き打ちだったにもかかわらず、生徒に配った10月の予定表の中に「避難訓練」の四文字が入ってるではないか!?ってなわけで、延期にしたんですが、延期にした日は雨でしかも12月中旬並みの冷え込みに…。こんな日に避難訓練して、体調崩されたら大変です。受験生もいるので、またまた延期。そして、11月13日の日曜日にしたわけです。当日はぽかぽか陽気の一日で、夜になっても温かく、絶好の避難訓練日和でした。
東日本大震災以降、津波を想定して、学校の校舎の屋上が最終避難場所になっています。海に近い敬和村では大事な訓練になっています。生徒からよく質問されます。「ここより高い津波が来たらどうするんですか?」答えは「………。」
敬和の敷地内は太夫浜近辺で一番の高台です。そこの更に屋上に行くわけですから、海抜でいうと30メートルは楽にあるはず。それより高い津波が来たら、どうしようもありません。そもそも、そんな津波が来たらどこに行っても無駄です。なんてことを説明します。
とにかく、ないに越したことはありませんが、備えておくことは大切。生徒たちも真剣に取り組んでくれました。