後期がスタートして3週目に入りました。学校、寮生活のリズムも戻ってきたように感じます。3年生は進路に向けてそれぞれに持つ目標に向かって本格的に取り組んでいます。
のぞみ寮の運営も3年生から2年生へバトンする世代交代の時期がやってきました。2年生は世代交代に向けてミーティングを重ねています。ミーティングを通してチームの課題、自分自身の課題にぶつかります。受け入れられなかったらと,自分の思いを伝えることに戸惑う生徒が多くいますが、ミーティング中の対話も深まってきました。伝えあうことで、仲間の思いをあらためて知ります。涙ながらに語る仲間の思いに、一人ひとりの心が揺さぶられる瞬間があります。「知っているようで知らなかった」「気づいていなかった」気づけない思いにぶつかります。生活を共にしながらも心から互いを語り合うまでには、時間が必要であることに2年生ミーティングからあらためて気づかされました。
2年生合宿を通して世代交代向けて、もう一度自分たちの関係を深めるために計画をし,思いを合わせることにしました。一人ひとりの気持ちを受け入れ認め合いながら、2年生のこれからの歩みが強められるようにと祈ります。(小菅)
2年生合宿~写真特集~
掃除編~ベランダ、洗濯槽、カーテン洗い、校舎回りのごみ拾い~
普段は行き届かない所をチームで取り組みました。
ブレイクタイムしませんか!?
掃除を終えた頃、3年生から「水風船で遊びましょう!」とかごいっぱいの水風船が準備されていました。館内放送もされて、めぐみっ子たち有志が集合。リクエストで小菅も参入。みんなでおもいきり楽しむことの喜びを共に感じながら、めぐみっ子たちのキラキラとあふれる笑顔がまぶしかったです。もちろん,楽しんだ後の片づけもしっかりと終えました。(小菅)
礼拝のお話し
「母との特別な時間」 3年 K.K
夏休みは、ものすごく色々なことがあったのですが、その中で印象的だったことがあります。それは「母と私」の2人きりの時間です。両親共働きで、妹も毎日部活と習い事があるために忙しく、日中は私と愛犬しかいません。そんな中、たまたま「母と私」の2人きりという日がありました。私にとってはあまりにも久しぶりで少し新鮮で、少し変な感じでした。進路の事、またその先の事、大学についての事、人間関係の事等話は弾みました。母とこのような話はケンカになるから絶対にしないと心に決めていた私は、その日はなぜかこのような話が出来てしまったのです。心の奥深くを開けて話をするのは私にとっては、とてもハードルの高いことだというのに、そして自分の考えを言って、母の考えを聞いて、それを通して母のやさしさと愛情に触れることが出来ました。皆さんからしたらごくごく日常で自然なやりとりかもしれません。しかし私にとってはものすごく印象の強い出来事でした。その日は、そうして一日を過ごし、母が夕ご飯を作っているのを見ていたら、「これをゆでる時間はこれくらい」「これは、こう切ったらいいよ」「一人暮らしで作るならこれくらいでいいよ」と母は話はじめました。こんなことまで考えてくれていたのかと、今までにないくらい感謝の気持ちを抱きました。皆さんはこのようなことを体験したことがありますか?今回私は母と2人きりの時間を通してこのような事を体験しました。こんな出来事は、普通にあるという人もそうじゃないという人も家族との時間を大切にしてみてください。やさしさや愛情、感謝を感じる出来事は、日常の中にコロッと落ちています。それを拾って大切な時間を過ごしてほしいと思います。きっとステキな時間になると思います。