《世代交代前のミーティング》
いよいよ世代交代の時期がやってきました。前期から、「夏休み明けたら世代交代だよ!」とうるさいくらい口にしてはいましたが、いざその予定を立てるとなんと忙しい事か!毎日、なんらかのミーティングをどこかの学年が開催し、全体ミーティングを行い、考え、作業をし……と2年生を中心に、どの学年も忙しい毎日を送っています。
みぎわ館で一番にやってくる世代交代は、副ブロック長(1年生)とブロック長(2年生)の選出です。毎年の一大イベントなのですが、「今年はなんかもっといい選挙にしたい!」との思いから、2年生たちが考えに考え抜くところから始まりました。今までの選挙の方法と変えて行こうとする2年生の動きに3年生たちは、「これから館づくりの中心を担っていくのは2年生たち。だからどんな風に変えてもいいよ。私たちは2年生を信じて一任するよ!」と温かいエールを送ってくれていました。なんて素敵な3年生たち!それを聞いて安心し、嬉しくなった2年生たち。副ブロック長・ブロック長の立候補を問う前に、やっておきたいことがある、そしてそれをぜひとも1年生にもやっておいてほしい!との強い希望が出たのです。
それは、共に暮らす同学年の仲間たちがいかに自分を認め、好きでいてくれているかを知る、ということでした。2年生たちは自分たちで期日を決め、全員に宛ててそれぞれが手紙を書くことにしました。夜な夜な、手紙に集中する2年生みぎわっ子たちの姿が見られましたが、私が部屋を訪れた事にも気が付かないくらい真剣に仲間に手紙を書く2年生たち。それだけ真剣に仲間に伝えたいココロがあるんだなぁと思うと、とても嬉しくなりました。
1年生たちはちょっと違う形で取り組んでみました。まずはホールでお互いを見つめ合うワークから始め、アイスブレーキングをしてから、12枚のカードを手元に持ち、一言ずつ仲間宛のメッセージ作りを行いました。出そろったところで事務室に集合しなおし、黙って、受け取ったメッセージカードを読み・味わう時間を持ち、その後それぞれ一節ずつ「こんなメッセージをもらった」と紹介しあって、今度は共に味わう時間を設けました。まだ半年にも満たない寮生活で、仲間が私の事をこんな風に想ってくれていたのか!と知ると涙が出てくる!と、読み上げながらグッときていたようです。聞いていた私もグッときました。。。
自分の事をこんなに好きで、認めてくれている仲間が少なくとも12人いる、それを知り、喜び、安心してみぎわ館での生活を存分に楽しんでほしい。そして、そんな風にいつも味方でいてくれる仲間がいるのだから、自信をもって立候補しよう!というのが2年生の目的でした。1年生たち、とっても温かい12通のメッセージカードを宝物のように持って帰っていきましたよ、2年生たち!ステキな企画をどうもありがとう!!