ゴールデンウイーク真っただ中の夜。ふと目を向けると、そこにはあまりにも暇にしている寮生がいました。「お、そうだ!この壁にテレビをつけよう」光風館に引っ越してきた際に、新しいテレビを購入したため、自宅にはテレビが一台余っていました。捨てようかと思っていたんですが、設置するにもってこいの場所を見つけたのです。しかし、設置するには難題が・・・。大望館の自宅では壁掛けにしていたため、テレビ台はもとよりテレビに付ける足さえどこかにいってしまってます。壁掛けにするしかないんです。しかも、そこはコンクリ。
まず初めにしたことは、ホームセンターへレッツゴー。コンクリート用のドリルを買い、その穴に合ったねじ。しかし、ベストと思われるものがありません。しかし、そこは柔軟な脳をお持ちの高校生、さすがです。いろんなアイデアを出し、よしそれでいこう!材料をすべて買い揃え、作業開始。
作業に没頭してしまったため、というより、作業中の写真を撮ってる場合じゃなかったんです。設置前、設置後の写真しかありませんが、写真では一瞬の出来事のようですが、けっこう大変だったんです。しかし、出来は完ぺきとは言えないものの、がっちり設置できたし、傾きもありません。「これ、プロに頼んだら高くつくよね」なんてことを言いながら、自分達の仕事に大満足。私も、息子たちと一つの仕事を終えた父親の気分になり、ちょっとほっこりすることが出来ました。
令和元年。その瞬間を迎えた写真です。4月30日23時55分。普段ならこんな時間にここに居たら、間違いなく怒ってます。しかし、今日は違います。この瞬間をみんなで迎えないと、何のための寮生活か。・・・で、カウントダウンに合わせてのジャンプで、「俺は新時代を迎えた時、地球に居なかった」ってやつです。しかし、間違いなく一名遅れてます。大縄跳びだったら、間違いなく引っかかってます。これを見た本人もちょっと落ち込んでいました。
でも、大丈夫だよS君。写真を撮っていた僕は、ジャンプさえできなかったんだから・・・。僕一人だけ、地球に取り残されたんだから・・・。