《女子寮合同礼拝 @みぎわ館》
5月14日(火)、急きょ女子寮合同礼拝が行われました。礼拝30分くらい前に「今日は合同~」と言われたにも関わらず、お話・司会・奏楽のそれぞれを担当してくれたみなさん、ありがとうございました!「たまには合同礼拝もいいね」との声がたくさん聞かれました。ぜひまたやりましょう!ね!!
この日、実は一人の3年生みぎわっ子・Mさんが体調不良になり、未帰寮になってしまいました。彼女はもちろんですが、一緒にいた私も礼拝までに帰寮できず、どうもみんなには心配をかけたようでした。遅くに帰寮した私を見つけた3年生たちが、「Mちゃんどうしたの!?」と声を掛けてくれました。カクカクシカジカで今日は未帰寮なんだぁと伝えると、「えぇ!心配!」と。そして、こんな話も聞かせてくれました。
その日の夕食の時の事です。いつも通りみんなでワイワイ夕食を摂っていたのですが、Mさんが一人そろっていない、それだけで自分たちのチームにぽっかり穴が開いたような、物足りなくて、静かになってしまったような、とっても寂しい気持ちになるね、と話していたのだそうです。仲間がそろっていることの喜びと、欠けた事の寂しさを痛感し、仲間がそこにいることのステキさ・一人一人の存在の大きさなどを改めて知った、という事でした。そう、そう、そうなんだよね~!と話を聞きながらとっても嬉しくなりました。そして、その話を当のMさんに伝えたら、「嬉しい!」と。そして、「私もさ、今すごく寮に帰りたいんだよね。一人って寂しいなぁって思う自分がいて、みぎわ館のみんなのこと、こんなに好きだったんだなぁと気づいたよ。体調悪いのはツイてないけど、みんなの気持ちも知れて、自分も気づけて、そこはラッキーだったな。」と語ってくれました。私、ウルっと来てしまいました。自分がそこにいるだけで喜んでくれる仲間がいる幸せを、のぞみ寮生活の3年間でたっぷり味わってほしいなぁと思います。やっぱり、のぞみ寮ってステキです!みぎわ館って、みぎわっ子って、最高です!
《とっても気持ちいい朝でした!》
あまりにも天気が良くて気持ちいい朝だったので、カメラを持ち出して登校時のみんなの様子をパチパチとっちゃいました。「いってきま~す!」と爽やかに元気に学校に向かうみんなの姿は、周りをも元気にします。眠そうな顔をしたみぎわっ子が玄関から出てきても、先に外にいた仲間たちが何だかんだと笑顔で話しかけ、眠そうな顔の人も話しているうちに元気な笑顔になっていきます。ステキな仲間同士の化学反応。これがのぞみ寮。最高~!!
《礼拝のお話》
3年 S.M (燕市出身)
「ずーっと ずっと だいすきだよ」
『すきなら、すきといってやればよかったのに だれも いってやらなかった。いわなくっても わかるとおもってたんだね。~(絵本 「ずーっと ずっと だいすきだよ」より引用)』
相手に自分の気持ちを言葉で伝えないと伝わらないものがあるって分かっていても、これくらい分かるだろうと、伝えない。絵本の中で、エルフィー(犬)は兄さんや妹に好きと言われなかったけど、主人公の僕は「すきだよ」と言っていた。エルフィーにとってそれだけで充分だったのではないかなぁ。
寮の中でも言葉で自分の気持ちを伝えることは、本当に大切だと思う。毎日同じ場所で、同じ瞬間を一緒にいるから、言葉で伝えなくても分かるだろうと思ってしまう。でも、実際、好きという気持ちも、嫌だという気持ちも、みんな一人一人思う事・感じることは違って、全員が同じ気持ちになる時は、全員が互いに自分の気持ちを伝えあえた時ではないかと思う。自分の仲間が、もし今日いきなりいなくなったらどうだろう。きっと後悔しない人はいないでしょう。主人公の僕のように、自分の気持ちを毎日言えている人が私はうらやましい。
「明日死ぬかのように生き 永遠に生きるかのように学べ」このガンジーの言葉は、毎日をどのように生きたらよいのかを教えてくれている。人生の最後には死が待っている。それはどんな人間にも平等に与えられている運命で、それを意識しないで真剣に生きることはできない。だから、「明日死ぬように生き」とは、今日が人生最後の日かもしれない。だから今日を精一杯、今を大切にして生きていこう、ということなのだろう。
エルフィーは死んでしまったけれど、僕は好きだと毎日伝えていた。だからエルフィーがいなくなった時、僕は気持ちが楽だったんじゃないかと思う。私はこの主人公の僕のようになりたい。明日、自分がいなくなっても、仲間がいなくなっても、後悔しないように生きていきたい。
寮の仲間は毎日一緒にいるのだから、気持ちを伝えられる時間が長いはず。だから私は毎日みんなに伝えようと思う。僕のように、みんなに「好き」という言葉も、それ以外も。こんなに伝えられる時間が与えられているのは幸せ。「ありがとう」や「すき」が、一言でも伝えられたら後悔は少なくて済むだろう。いつも一緒にいるからこそ、自分の気持ちを僕のように伝えあっていこう。これは私の、みんなへの、ず~っと ずっと だいすきだよ。というお話。