みぎわ館 17号

《テストに向けて邁進中》

　ＧＷ明け、帰寮してすぐにテスト1週間前に突入しました。いつもだと、「テストって感じしな～い！」とスイッチオンにならないことを嘆くみぎわっ子多数……なのですが、今回はそんな声があまり聞こえてきません。みんな、けっこうＯＮになってる！？ようです。３年生は進路決め直前の大事な時。より一層力が入っています。その空気が１・２年生をもやる気にさせているのかもしれません。

 

　放課後、私がみぎわ館内をウロウロしていたら、タタタっと軽快に階段を降りてくる音が聞こえました。振り返ると４階にお部屋がある２年生のＣさん。「化学でわからないところがあるから、Ｎちゃんに聞きに行ってくる！」と２階の１４室を訪ねていました。夕食時、「わかった？」と聞くと、「バッチリ！」とのこと。自分の不得意は、得意の仲間に聞けばいい。「あれ？」と思ったら、いつでも助けてくれる仲間がそばにいるのがのぞみ寮です。それは勉強だけではありません。いつでも、どんなことにも寄り添い手を貸してくれる仲間がいる生活の喜びを、たっぷり感じて毎日を過ごしてほしいなぁと思います。

 

 

 

《テスト期間中だからこそ、息抜きは重要！》

　テスト期間中の週末、「今日はテストだし、みんな事務室来ないかなぁ」なんて一人寂しく事務室を開けたその直後から、続々と顔を出してくれたみぎわっ子たち。「気分転換しないとね～！」と仲間とワイワイしゃべっていました。ふと一人が事務室の本棚に手を伸ばし、取り出した1冊の本。それをきっかけに、予想だにしない大盛り上がりが……。爆笑の嵐なんです。笑い転げて、笑い転げて。。。そんなに面白い本、あったっけ？と思っていたら、なんとその本「救急法」という本だったんです。……え？面白い？？？？と私の頭の中はクエスチョンだらけ。笑い転げてるみぎわっ子の笑いポイントは、挿絵。怪我をしてる人の顔が笑顔だったり、真顔だったりで、シュールだ！と笑い転げていたのです。なるほど～。納得です。でも、みんなは本を見て爆笑だけど、私は一人、笑ってるみんなを見て爆笑していました（笑）。

 

　この日の事務室は、先の爆笑と、1年生の悲鳴で締めくくられました。１年生６人、事務室でのんびり座ってくつろいでいたら、そのうちの一人が「怖い話してあげる」と。「え、やだ～！」と周りは言いますが、やっぱりあるんです。怖いもの見たさって。やだやだいいながらも、なんだか聞きたい感じ（笑）。そしてはじまりました。Ｈさんによる怪談ライブ。横で聞いていた先輩も「あ、知ってる！」なんて言っていて、ＴＶの「世にも〇妙な物語」なんかでも取り上げられていた話だったそうですが、淡々と語るＨさんの話にみんな吸い込まれていきました。私も例外なく……。でも正直、「なんだ、怖くないじゃん。フフ」なんて余裕ぶっこいてたんです。最後もここがクライマックスか、なんて勝手に思って「な～んだ」と気を抜いたところに、本当のクライマックスがＨさんによってアクションも交えて伝えられました。その瞬間「ギャーーーーー！」と。。。（私も一緒に叫んでしまいました。）怖かった～～～～～！っていうか、Ｈさんの語りがうますぎて、叫ばずにはいられなかったのです。その後もしばらく、悲鳴と、その様子を見ていた先輩たちの笑い声で超にぎやかだった事務室の夜でした（笑）。みんな、気分転換できたかな？

 

 

 

《どんな夜でも必ずやります！お風呂掃除！！》

　「やることいっぱいだぁ～！！」とついつい叫んでしまうテスト期間中も、もちろん毎晩欠かしません、お風呂掃除。お部屋ごとに当番をしているので、月に２～３度回ってきます。バスタブ洗って、床を磨いて、シャワーヘッドや鏡も洗います。お風呂の蓋だってもちろん。側溝もその蓋だってピカピカにするのです。脱衣場もきっちり水拭きまで。気が付いたら、窓洗いもします。「あ、ここ汚れてる。」と、気が付くとルーチン以外の場所もササっとやってくれるみぎわっ子。ステキです！

 

　今日のお風呂当番も楽しそうにやっていました。「なんかさぁ、お母さんにテスト勉強ちゃんとしなさいよ！って言われてさぁ、やってるんだけどさぁ、やれって言ったお母さんがこの週末やたら電話してくれるんだよね！笑えない！？」なんて嬉しそうに話していました（笑）。これは、長野出身Ｒさん。お母さん、大丈夫です！かなりガンガン勉強していますよ！安心してください！！そして電話も喜んでいます（笑）。