2022年1月31日月曜日

今週ののぞみ寮 No.45「共に過ごせる喜び~3年生と共に~①」

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聖句

「どうか、主があなたがたを、お互いの愛とすべての人への愛とで豊かにみちあふれさせてくださいますように、わたしたちがあなたがたを愛しているように。」

(テサロニケの信徒への手紙Ⅰ3章12節)

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 新しい年を迎えてひと月。全国的に新規コロナウィルス感染者が急増し、不安が募る毎日ですが、のぞみ寮の生活は感染対策をしながら、健康が守られて過ごしています。共に過ごせる毎日の恵みに感謝です。

 3年生は2月より家庭学習期間に入ります。3年生との残りわずかな時をどのように楽しく過ごすか、1、2年生がレクリエーションを企画してくれました。

 共に過ごした仲間だからこそ、楽しい時間を存分に楽しむことができることをのぞみ寮生からあらためて気づかされます。「もう少し3年生と共に過ごしたい」と多くの生徒が語ってくれます。共に過ごした3年生を思って行動する姿から、1,2年生の成長を感じます。こうして、のぞみ寮の大切なことが受け継がれてきたこと、受け継がれていくことを感じます。(小菅)



2022年1月28日金曜日

のぞみ通信 2022年1月28日 第268号

題字 めぐみ館2年 Y.Kさん

 

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男子寮合同 3年生お別れ会

 

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 2022年になりました。今年もどうぞよろしくお願いします。この冬休みも皆さんの体調が守られたこと、本当に良かった。そして年末年始の体調管理、帰寮直近の健康観察へのご協力どうもありがとう。

 コロナ禍は、今も“現代の全世界的試練”ですが、今年こそは収束に向かい、ワクチン、経口薬、治療法等、確立していくでしょう。ただ、昨日の東京都の新規感染者数は151人でしたが、1月3日のアメリカ全体の新規感染者数は108万人だそうです。最先端の医療技術・疾病対策センター、世界最高の知識・学問、世界一の経済力や軍事力をもってしても、この疫病は止められていません。

 私たちに求められているものは、まず、忍耐です。耐えることによって、初めて身につくのが忍耐力です。神様は私たちが耐えられないような試練を与えません。耐えることを通してのみ、希望が生まれます。次に、工夫です。コロナ禍でいかに楽しく有意義に過ごすか。読書、趣味、筋トレ……。どうかお互いに支え合い励まし合い、この世界的難局を乗り切っていきましょう。

 さて、年頭にあたり「のぞみ寮生の心の習慣」を確認し、皆で心に刻みたい。「自主」:自分から進んで積極的に行動すること。今年を含め過去、箱根駅伝を4連覇した青山学院大陸上部の原監督は、強い理由を「自主性」と言っています。部員自らが練習メニュを考え、提案し、実行するのだそうです。「自立」:自分のことは自分ですること。自分の服を自分で洗濯できる高校生がどれだけいるでしょうか。「自制」:自分がされて嫌なことは、人にもしないこと。古代ギリシアには4つの徳がありました。「知恵、正義、勇気、そして自制」今、自制心を失った人があまりに多い。ウクライナや台湾海峡の緊張など、某国のリーダーによる軍事力をちらつかせた威嚇合戦が続いています。当時国のリーダーに世界中の人から求められていることは「自制心」です。最期に、「思いやり」:自分がしてほしいと思うことを、人にもすること。これは聖書の中でイエス自身が言っている言葉です。

 これらの心の習慣は、どんなに学校で勉強しても身につきません。実際に自分が生きて、他者と交わって、苦しんで、その中で他者を思いやり、思いやられてみて、はじめて分かるという本質があります。これらの習慣を身につけましょう!この心の習慣を身につけた人は、敬和学園卒業後、どんな世界へ行っても必要とされ、生きていくことができます。そのことこそが、「平和と愛を実現する自立した若者が育つ」ことを願って設立された敬和学園の願いなのです。

 

 

 

♢のぞみ寮クリスマス 寮生スピーチ♢

 

「いつの間にか変わった私。共に歩んでくれてありがとう」

 M.A(みぎわ館3年・東京都)

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 私が敬和に来ることを決意したのは、ちょうど4年前のクリスマス頃でした。「勉強ばかりする高校生活なんて嫌だ」と思っていたところに、いとこの紹介で敬和を知りました。

 私は、いささか過剰に夢を膨らませ、ほとんど勢いだけで敬和への入学とのぞみ寮への入寮を決めました。しかし、寮での生活は甘くありませんでした。もともと器用に過ごせるほうではない私の寮生活は、かなり長い間難航していました。自己嫌悪の日々を繰り返していましたが、いつの間にか私は、寮生活を楽しんでいました。急になにかが劇的に変わったという確信はありません。「もし私の何かが変わっていたなら、よくわからないけどいつの間にか変わっていた」というのが、ふてぶてしい3年生である今の私の率直な感想です。

 あえてこの3年で私が成長したことをひとつ挙げるとしたら、「自分のことを受け入れられるようになった」ということでしょう。ここで過ごした時間とここで出会った人たちのおかげだ、ということが今はっきりわかります。ここで過ごした時間は、うまく過ごせた日の方が少なかったけど、決して無為で苦しいだけの日々ではありませんでした。ここで出会った人たちは、こんなひねくれた私のありのままを受け入れ、共に歩んでくれました。感謝してもしきれないけど、本当にありがとうございます。

 さて、私は春から新しい土地で暮らすことが決まっています。偉そうなことを言ったけれど、まだまだ道半ばです。これから先、どんな暮らしになるのか、全く想像もつきません。楽しいことばかりではないのは確かでしょう。けれど、ここでもらったたくさんのものと共に、これからも少しずつ歩んでいきたいと思います。

 最後に、私の敬和生活を支えてくれた聖句を紹介して終わりたいと思います。

「涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる。」(詩編126章6節)

 のぞみ寮で出会ったすべての方々に感謝を込めて。メリークリスマス。

 

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みんなで「いただきます」

 

 

「『お前浮いてるよ』そして、自分を変える」

 E.T(光風館3年・茨城県)

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 私が3年間を通して学んだことを話そうと思います。私は、敬和学園に入学する時に「一人一人を大切にする」という言葉を耳にし、私はそれを「自分の事を受け入れてくれる!」と解釈しました。最初の頃は、みんなが僕のことを受け入れてくれていたのですが、フェスティバルが終わったあとに、「お前浮いてるよ」と仲が良いと思っていたクラスメイトに言われてしまいました。その時に私の自分勝手な行動を考え直そうと思いました。

 そして、「自分を変えよう」と決心した時に出会った聖書箇所があります。

 「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。」

(コリント人への手紙I 13章4〜8節)

 この聖書箇所は、愛の章と呼ばれていて、私はこの聖書箇所から、自分を人にただ受け入れてもらうだけでなく、ちゃんと私も他人に愛を持って接し、ただ感情的になるだけではなく、ちゃんと自分の思いを相手に伝えることで、関係が悪くなることなく生活する事ができました。

 この聖書箇所の言葉一つ一つに意味があります。まず、「寛容と親切」は、罪人の友となり、色々な病の人々を癒されたこと。「ねたまず、自慢せず、高慢にならず」は、へりくだり、謙遜を示されたイエス・キリストの生涯であり、「礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず」は、イエス・キリストの品性や、彼の生活そのもの。「怒らず、人のした悪を思わず」は、反逆の民からの忍耐されたイエス・キリストのこと。「すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍ぶ」は、弟子たちを愛されたイエス・キリストの姿があります。

 私は、敬和学園高校を卒業し、これから大学に入学します。この敬和学園での学びを活かして、より良い人間関係が築けるようになりたいと思いました。

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クリスマス礼拝

 

 

♢寮生リレー♢ 〜のぞみ寮クリスマス〜

 

「パーテーションを華やかに」

 A.J(みぎわ館2年・新潟県)

 2年生は、委員会ごとで寮クリスマスの運営や飾り付けを行いました。コロナ禍の寮クリスマスは、多くの制限あるなかで行われました。準備期間は約1ヵ月。整美委員会は、パーテーションの飾り付けや友愛館掃除、当日の食当などを行いました。コロナ禍の食事のため、パーテーションが設置されます。

 整美委員会では、パーテーションをいかに華やかにし、食事の邪魔にならず、皆さんが心から食事を楽しんでもらえるかを考えました。最初の話し合いでは意見がまとまらず、うまくいきませんでした。すぐ別の話題に脱線してしまい、話し合いの雰囲気がよくありませんでした。ですが、寮クリスマスが近づくに連れて、委員長を中心に皆が意見を出すようになりました。それに、飾り付けなどでは、できる人が皆に教えたり、委員会のなかで互いに教え合ったりしました。そのなかで、私は自分の意見を持てるようになり、それを日常生活にも活かすことができるようになりました。のぞみ寮全体が協力して幸せな寮クリスマスになりました。

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寮クリスマス前日準備

 

 

「本番は大丈夫?」

 T.S(光風館2年・新潟県)

 今年の寮クリスマスは、昨年と比べて様々なことができ、本来の寮クリスマスに近い形で開催出来ました。行事委員は、礼拝後のお楽しみ会の運営を担当いたしました。今回のお楽しみ会では、代表の寮生が全寮生の前でダンスや歌、バンドを披露してもらう形にしました。特にバンドは、寮生全体が一体感に包まれる最高の出来栄えとなりました。これらの出し物を計画する中で、様々な問題に直面しました。特に出演者との連携をとることが大変でした。出演者の中には、忙しい人が多く、すぐに変更事項などの連絡が伝わらないことが多々ありました。それに伴い、計画の時間が予定のよりも大幅に変更することになりました。他にも様々なトラブルがあり「本番は大丈夫なのか?」と不安でした。ですが、本番は、出演者の素晴らしいパフォーマンスで大成功を収めました。

 今回の寮クリスマスは、自分にとって行事を運営する大変さと行事が成功することの喜びを知ることができた大切な経験になりました。今回の行事をベースに、これからも寮を盛り上げる行事を開催できるよう精進していきます。

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お楽しみ会での演奏

 

 

「1年生の仲が深まった準備期間」

 Y.C(めぐみ館1年・長野県)

 1年生が寮クリスマスの飾りつけをすると聞いた時は、正直、少し面倒臭そうだと思いました。めぐみ館は1年生が4人と少ない人数で、完成させることが出来るのかとても不安でした。

 どんなテーマにするか、どんな飾りつけにするか、買うものは何か、という話し合いでは、少ない人数だからこそ意見を出し合い、意外と順調に話し合いが進みました。用事がなければ、4人で集まり飾りつけの準備をしました。毎日1年生で集まって作業をしていたので、普段より話をする機会が増えました。また、飾り付けの材料が足りなくなった時は、初めて4人で出かけました。

 寮クリスマス当日まで時間が無くて焦ったり疲れたりして、雰囲気が悪くなった時もありましたが、完成した時はすごく達成感があり、やって良かったと思いました。

 最初は面倒臭いと思っていたけど、いつの間にか作業することが楽しくなっていたことに気付き、準備を通して、1年生の仲が深まって良かったです。

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めぐみ館の飾り付け

 

 

「プロジェクトX」

 O.R(大望館2年・北海道)

 時は遡り、11月中旬。私たちはあることで召集された。そこでは運営委員長たちにあるプロジェクトを任された。私たちは「このプロジェクトを過去最高のものにしよう!」という共通認識の下、それぞれが何を出来るか考えた。過去最高のものを作り出すために動き出し、リサイクル委員会はネームプレートを任された。「ただ作るのでは面白くない」と考え、「コロナ対策の今でしか出来ないことをしよう」とパーテーションを利用することを決めた。パーテーションにネームプレートを貼ることを思いついたが、そこには様々な壁があった。120枚の様々な柄の絵を切る作業、ひとつずつ色を塗る作業、迫りくる定期テスト。時間がない中で空いている時間を作業にあてた。自信をもって最高傑作だと言えるものが出来た。他の委員会も試行錯誤をし、パーテーションを中心に様々な飾りつけがされていった。

 今回のプロジェクトは「コロナ対策の中だからこそ出来ることを考える」という思考を与えてくれた。それは私たちの大きな学びの一つであった。

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佐藤健一郎先生のスピーチ

 

 

「大成功の夜」

 S.S(大望館1年・新潟県)

 寮クリスマスのお楽しみ会で、私たちは唄を歌いました。この度、感想を述べられる機会を頂けたので、学んだことをお伝えします。

 練習を始めた時、私は色々やることが重なっており、サボって軽くしか練習していませんでした。S君がそのことに腹を立て、口喧嘩に発展しました。そのとき、仲裁に入った友達がS君の想いを伝えてくれて、彼が本気でやりたがっていることを知りました。しかし、手遅れでS君は、他のグループへ行ってしまい、反省しました。その時、仲間にこう言われました。「そんなに突き詰めなくていいから楽しんでいこう」と。今いる仲間で本気でやろうと心に決め、練習をして本番を迎えました。ハプニングがありつつも、本気で楽しむことが出来ました。

 物事を突き詰めることも、何事も本気で楽しんでみることも、どちらも達成感があることを学びました。仲間とぶつかりながらも本気で楽しむことを経験し、学ぶことが出来て「やれて良かった」と思いました。大成功の夜でした。

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お楽しみ会で歌を披露

 

 

~寮教師の一言~

「のぞみ寮が託されている使命」

 男子寮 片岡 自由

 毎年1月、各館礼拝で3年生が「ラストメッセージ」を語ります。ここで語られる言葉は、その生徒の3年間の歩みを表します。仲間への感謝、後輩を励ます言葉、自分が経験した苦悩の日々、自分自身の成長と変化を語る姿。その言葉に耳を傾け、祈りを合わせる時間は特別です。3年生が巣立つ寂しさを憶える一方で、入試労作で活躍する1・2年生の姿を見て、いつも励まされています。

 他者のために、自分の力を注ぐ若者を育てる。この時代に、敬和学園のぞみ寮が託されている使命を改めて感じさせられる日々を送っています。



2022年1月18日火曜日

大望館通信 第307号 「開寮礼拝・新入寮生 大歓迎!」

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 1月5日(水)冬休み明けの開寮礼拝が行われました。大望館の伝統「開寮・閉寮礼拝は制服で行く」を守り、大望生は制服でビシッと決めていました。冬休みが終わり寮へ戻ってきて、制服に着替えることは、正直なところ面倒くさいと思います。しかし、そうすることで長期休みと学校・寮生活のオンとオフの切り替えが出来ているのかもしれません。引き締めるところは引き締めて、それ以外はある程度の緩さがある。それが大望館の良さであると実感しています。

 今回、制服で決めていったのはもうひとつ理由がありました。それはB・K君(2年)の入寮礼拝があったからなのです。B・K君(2年)は11月下旬に行われた寮体験プログラムに参加してくれました。その時はクラスメイトで大望生のO・R君(2年)から誘われたので「んじゃ参加してみようかなぁ」と軽い気持ちだったそうです。2泊3日の寮体験プログラムを体験して「仲間と過ごせるのってこんなに楽しいのか!」と感じてくれました。しかし、寮体験プログラムが終わって「今すぐに寮生活がしたい!」という勢いで入寮を決めたのではありませんでした。しばらく通学生として敬和生活を送っていましたが、ぼんやりと悩んでいたそうです。「1日のうち2時間以上が通学時間だけど、寮生活をすればその時間は友達と過ごせるし、もっと勉強時間に充てることが出来る。寮生活は大変だろうけど楽しそう!」と気持ちの変化があり、入寮することを決めてくれました。入寮前の面談でも「もっと学習に取り組んでいきたい。身の回りのことを出来るようになりたいから入寮することを決めました」と語ってくれました。

 仲良しのクラスメイトやラグビー部の先輩が大望生にいるので、彼が入寮してくれることを聞いて盛り上がり、大望生は大歓迎ムードでした!開寮・入寮礼拝後にB・K君(2年)の歓迎会も行い、今も楽しそうに過ごしています。彼の温かな人柄もあり、大望館の雰囲気もさらに明るくなっています。これからの敬和生活でどんな成長を見せてくれるのか、楽しみにしています。



2022年1月17日月曜日

今週ののぞみ寮 No.44「登校時間0分」

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聖句

「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」

(コリントの信徒への手紙Ⅰ13章13節)

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登校時間0分

 各地の積雪のニュースが届きますが、今の所、昨年のような継続した積雪はなく、生活する上では安心して過ごすことが出来ています。また積雪のある時は、早朝から施設担当の職員さんが除雪作業をしてくださり私たちの日常が守られています。

 悪天候の空を見上げながら「休校になるかな~」と叶わない願いをつぶやく声が聞こえてきますが、「登校時間0分」で通学できる生活は特に冬の時期は魅力的です。

 今日一日の幸せを願って、凍った道を慎重に歩く姿を見送っています。特に3年生の後ろ姿を見送りながら、あと数日と思うとしみじみとした想いがあふれてきます。

 全国的にコロナウイルス新規感染者が急増して不安な日が続いていますが、感染対策をとり、共に過ごせる時間を愛おしく過ごせるよう祈るばかりです。

 今週は、「2022年度の入学試験」が行われます。のぞみ寮生の多くが入試労作を希望し、力を注いでくれることは、とても頼もしくうれしい事です。新しい出会いを与えられることを感謝します。(小菅)

 

 

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誕生の祝福

 東寮長先生から冬休み中、今週お誕生日を迎えたのぞみ寮生の祝福をしていただきました。

 お誕生日おめでとうございます。

 

 

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3年生のラストメッセージ

 1月の各館の礼拝のお話は、3年生のラストメッセージです。一人一人、3年間の寮生活を通して語るメッセージに、毎晩胸が熱くなります。私たちも生徒の3年間の出来事を重ねながら、心の成長を感じる嬉しい時間です。

 

 

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【1月12日(水)夕食】

*ごはん

*肉じゃが

*白身魚の竜田揚げ

*生野菜

*アロエヨーグルト

 味がしみこんだ肉じゃがのおいしさに、大盛りをリクエストする生徒の姿も・・・。寒い日、からだも温まります。

 「白身魚の竜田揚げ」は、魚が苦手な生徒も食が進んでいます。食事の時間が楽しみになるよう、メニューを考えて、様々な食材に調理法を工夫し、提供してくだることに感謝です。日々の食事で健康が守られている事を実感します。

 

 

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 毎年1月、日本基督教団新潟教会では卒業する生徒を憶えて卒業祝福礼拝をしてくださいます。例年は毎週教会へ通っている生徒がメッセージを担当しますが、今年もコロナウイルス対策外出制限のため、寮生は思うように教会へ通うことが叶いませんでした。今回は、教会員でもある片岡がコロナ禍にある敬和学園のぞみ寮の歩みと寮生の様子を伝えるために、担当させていただきました。以下、当日のメッセージの一部を抜粋し記載します。お読み頂ければ幸いです。(片岡)

 

 敬和学園で過ごす3年間は濃密な時間です。見ず知らずの人と共同生活をしていくことに不安を抱いた入学当初。あの日から数えきれないほど仲間と寝食を共にしてきました。見ず知らずの人から共に生きる仲間になるために、私たちは生徒へ人と密接に関わるように勧めてきました。少し言い方を換えれば、敬和学園は密を大切にしてきたのです。濃密な日常生活の中で、人と密接に関わること、それが敬和教育の根本となるものでした。しかし、新型コロナウイルスによって根底から覆されてしまったのです。感染を防ぐために、三密を避けるように呼びかけられ、私たちも対策を取らなければなりませんでした。私たち教職員は「コロナウイルスから生徒を守りたい」という一心で様々な対策を取ってきましたが、生徒は辛抱強く耐えて、本当に頑張ってくれました。特に、今年卒業する3年生は1年生の時に出来ていたことが制限されて苦しい経験をしてきたのです。

 しかし、コロナウイルスがもたらしたモノは悪いことばかりではありませんでした。コロナ禍だからこそ、与えられている恵みに気付きました。コロナ対策を徹底し、生徒の提案により礼拝カード・祈祷会などの新たな取り組みが始まり、仲間の優しさに触れることもありました。様々な制限の中で共に歩んできた3年生は、苦しい状況の中でもどのようにしたら楽しめるか、常に知恵を合わせてきました。彼ら・彼女らは新しい取り組みの中でも、密を大切にしていたのです。コロナ禍であっても濃密な日常生活を送り、形を変えて人と密接に関わってきました。彼ら・彼女らの存在は敬和教育の土台を引き上げてくれたのです。

 今日の聖書です。エフェソの信徒への手紙5章8-10節「あなたがたは、以前は暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。」とあります。

 神様が彼ら・彼女らを敬和学園へ導いてくれました。洗礼を受けている・受けていないに関わらず敬和生として歩んだ時間は、主イエス・キリストと結ばれてきた時間です。そして、こうして教会に繋がることでさらに固く結ばれてきたのです。高校生活は、人生の中でひとつのきっかけにしか過ぎません。しかし、ひとり一人の歩みが主に喜ばれているものになると信じています。これからの人生でも主イエス・キリストに結ばれ、光の子として歩むことを心から願っています。