2022年10月28日金曜日

めぐみ館通信29号「めぐみ館の新テーマは!?」

 みんなが部屋替えのために荷物の整理をしている時、2年生達は何やらめぐみホールに集まって作業をしていました。様子を覗いてみると、新しいめぐみ館のテーマ発表のためにポスター作りをしていたのでした。

 10月23日(日)の全体礼拝で、めぐみ館の新テーマがお披露目されました。54回生たった4人で考えたそのテーマには、こんなめぐみ館にしていきたいという熱い想いがぎゅぅ~っと込められていました。発表してくれた、ブロック長のT.Sさんの礼拝のお話を紹介します。

 

 

めぐみ館 新テーマ「あつまれ!めぐみの森!」 2年 T.S

  みなさんは任天堂スイッチの「あつまれどうぶつの森」というゲームを知っているでしょうか。何も無い島から、自分の島を作っていき、住民達と仲良く生活をしていく、というゲームです。他のゲームとは違い、ルールは無く、自由なことが特徴です。住民とは動物のことで、様々な動物がいます。見た目も性格も様々です。猫とネズミは相性が悪かったり、タコとダチョウが同じ場所に住んでいたり、現実の世界ではありえません。しかし、このゲームでは、そのようなことは関係なく、様々な動物が仲良く過ごしているのです。

 めぐみ館のテーマは「あつまれ!めぐみの森!」です。無人島から素敵な島を作っていくように、めぐみ館を素敵な館にしていきたい。できないからといってあきらめたくない、どんな形にでもなれる。そんなめぐみ館にしたいという想いを込めました。

 一見、ゲーム名に館の名前を入れただけで単純だと思う方もいると思います。でも、これにも意味があります。今年度でめぐみ館は最後。最後の締めくくりに、「めぐみの森」と、テーマの中にあえて「めぐみ」を入れました。また、最近のめぐみ館は、日曜の夜に全員が揃うことがありません。日曜の夜にはみんな揃ってあつまって欲しいという願いも込めました。

 「あつまれどうぶつの森」は、自然がいっぱいで自由なゲームです。館を作っていく「自立」だけでは無く、自由だからこそできる「自分探し」をして欲しいと思っています。

 どうぶつの森の世界では、どんな動物も平等で個性があります。めぐみ館にそれぞれ個性がある人達がいるので、たくさん交流をして欲しいです。そして、来年みぎわ館のみなさんが来た時にあたたかいと思ってもらえるような、アットホームな館にしていきたいです。

 めぐみ館は23人なので、23匹の動物を描きました。背景の広大な海は、たくさんの可能性を思いに込めました。

 始めは何も出来上がっていないけれど、自分達でめぐみ館を作っていく・・・・・・。

 住民という名の仲間と共に・・・・・・。

 

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 Sさんのお話を聞いて、はっとさせられました。来年度、女子寮一館になることが決まり、みぎわ館は休館となります。建物はめぐみ館を使用し、女子寮生は、めぐみ館で過ごしていくことが決まっています。でも、Sさんは、無くなるのはみぎわ館だけでなく、「めぐみ館も」と話しをしたのです。「めぐみ館も今年が最後」とあえて話しをしたのです。めぐみ館の歴史もみぎわ館と共に、いったん区切りをつける。そして、共に同じスタート地点から、新しい女子寮の歴史をみぎわ館生と一緒に築き上げよう!そんな力強い、そして頼もしいメッセージに聞こえました。54回生と55回生が、53回生からしっかりと仕事を引継ぎ、頼もしく成長していることを実感しています。

 発表後、めぐみホールに集合したところで、2年生が、「これは○○さんです♪」と、ポスターに描かれた動物がめぐみ館の誰なのか、紹介をしてくれて・・・・・・みんなで笑顔になった一時でした。



2022年10月26日水曜日

めぐみ館通信28号「東先生の陶芸教室」

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋……♪何をするにもちょうど良いこの時期。週末、東先生の陶芸教室が開催されました。4人のめぐみっ子が参加してきました。

 みぎわ館1年生のSさんは、可愛らしいエプロンをきちんと準備してやる気十分!めぐみ館3年生のHさんは、この陶芸教室が大好きで、もう3回目とのこと。今回は、空き缶を利用して形を作る技法にチャレンジしていました。

 どんな作品が出来上がるか、焼き上がりが楽しみです!

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2022年10月25日火曜日

めぐみ館通信27号「季節の移り変わりを感じながら」

 朝晩がぐっと冷え込むようになり、秋の深まりを実感します。ワイシャツで登校していた生徒達もブレザーを羽織る季節になりました。冬の必須アイテム、マフラーや手袋、ブランケットも登場です。

 朝が寒いと、起きることが億劫・・・・・・。「もう少し、布団で温々していたいな・・・・・・」と思う気持ちに「よし!」と気合いを入れて、眠い目をこすりながら朝食に来るめぐみっ子のみんなは愛らしいです。

 気持ちのいい秋の風を感じながら、今日も「いってきま~す!」

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2022年10月24日月曜日

みぎわ通信(42号)「2回目の部屋替え」

聖句

「しかし、これらのことを話したのは、その時が来たときに、わたしが語ったということをあなたがたに思い出せるためである。」

(ヨハネによる福音書16章4節)

(生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会えますようにと祈ります。)

 

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 木々の葉が色づき秋の深まりを感じるこの頃、気持ちのいい過ごしやすい日々です。

 今年度2回目の部屋替えを行いました。部屋替えごとに移動の手際と段取りも上手くスムーズに行っていました。部屋替えごとに増えている荷物を移動する姿は、実に楽しそう。あれだけの荷物の移動をにぎやかに楽しく出来る事も、彼女たちの素敵なところだとあらためて思います。共にいながら私もわくわくします。ありがたいことです。この部屋替えから3年生部屋と1,2年生の部屋となります。3年生は、受験に備えます。新しい出会いの中で、良い刺激を受け合ってすごしてほしいと願うばかりです。

 部屋替え前は、残された時間を愛おしみながらお茶会等で盛り上がる部屋が多くありました。「この部屋で先輩たちとずーっとすごしたい」と話す1年生の言葉に「うれしすぎるー!!」と笑顔で応える3年生。そんなうれしい気持ちを言葉に出来る関わりを積み重ねていた事をうれしく思うと共に、うらやましく思える私です。“うらやましく思う”・・・・・・そんな関わりを私自身、高校時代に送っていなかった事を振り返ります。寮生たちはすごいです。もちろん日々、様々な出来事を一つ一つ悩み、取り組んでいる寮生活。しんどいことも多くあります。けれども、一人一人が自分の課題に向き合い歩んでいる。仲間との育む生活の中で、その時最善の取り組みと選択をしながら歩む姿に、人と関わることで心が育まれていく事を私は、みぎわっ子たちの姿から日々気づかされています。一つの課題を乗り越えた時の力が彼女たちの輝きを増していくのだと思うのです。

 私は、敬和学園の生徒になりたかった中学生でした。今こうして、のぞみ寮で働くことを許されていることが、神様のご計画なのだと心に刻みます。

 心を尽くしてのぞみ寮生たちの幸せを祈りながら過ごしていきます。

 今週も心もからだも元気いっぱい過ごしていきましょう!!(小菅)

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2022年10月22日土曜日

めぐみ館通信26号「10月のめぐみっ子」

 敬和学園は毎朝の礼拝で一日が始まります。そして寮生は、夕礼拝で一日を終えます。夕礼拝のお話は、生徒達が順番に話をします。ある生徒は、自分の好きな本を紹介し、本を読んで感じたことや学んだことを伝えてくれます。また、ある生徒は、自分の苦しい経験を乗り越えて今歩んでいる自分について話します。話す内容は本当に様々です。自分が今、その時伝えたいことを、自由に、そしてただただ一生懸命話をする生徒達の姿は感心させられます。そして、高校生だからこそ伝えられること、考えていること、感じていることが一人ひとりにはあるのだと気づかされます。

 私は、そんなめぐみっ子のメッセージを通してたくさんの気づきや励ましをもらい、時に涙を流します。寮生のメッセージの中にあるたくさんの恵みに感謝して、生徒達と共に祈りを大切にしていきたいと思います。

 

 

【礼拝のお話】

「仲間の一言で気づいたこと」 1年 M.M

 今日は、「出会い」について話をしたいと思います。これを話すきっかけをくれたのは、Yさんの一言でした。

私とYさんは、放課後に寮でよく話すことがあります。内容は様々ですが、その日はYさんが突然、「うちらって寮生じゃなかったらこんなに仲良くなってなかったかもね!」と言いました。その言葉を聞いてとても納得しました。

 私とYさんがもし寮生じゃなく通学生だったら。多分、呼び捨てで呼び合う仲にはならず、「Yちゃん」「Mちゃん」と呼び合っていたかもしれないし、もしかしたら、一度も話すことなく卒業を迎えていた可能性もある……。そう思うと、出会いってやっぱりすごいなと思いました。他の子とも寮生じゃなかったら、こんなに仲良くなっていないと思います。1年生のみんなのことも全部ぜ~んぶ、私が寮生じゃなかったら知らなかったと思います。

 だからこそ、今の環境に感謝したいと思います。寮は、私が私らしくいても大丈夫だと思える場所です。学校で悩んで、学校に行きたくないと思っても寮はいたいと思える場所です。寮は家族。そこにいるだけでいい。間違いなく、寮との出会いは、私を変えてくれています。

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2022年10月21日金曜日

めぐみ館通信25号「3年生と共に過ごせる時間に感謝して」

 第3定期テストも終わり、10月も下旬。敬和のキャンパスの木々は葉っぱが紅葉し始め、敬和の秋の訪れを感じる毎日です。

 めぐみっ子はテストが終わって少しほっとしている様子。秋休みがあった連休は、帰宅したり寮でのんびり過ごしたりとそれぞれの休みを満喫していたように思います。ここから冬休みまで、大きな行事は寮クリスマスと賛美歌発表会でしょうか。3年生は受験シーズンに突入です。やる気スイッチとOFFの時間と、上手に自分の心と向き合いながら、一つひとつの物事から目を逸らさずに向き合っていけるめぐみっ子でいて欲しいと願います。

 

 さて、20日(木)部屋替えを行いました。この10月の部屋替えで、3年生は同学年だけのメンバーで部屋を組むことに決めました。3年生が残りめぐみ館で実際に生活する期間は、実はあと約3か月しかありません。53回生の仲間と、過ごす残りの時間をいかに楽しむか、3年生になった4月から、53回生は大事にしてきました。毎日部活動で忙しい仲間もいますし、週末は家でゆっくり体を休めたい仲間もいます。でも、10人みんなで過ごす時間だって大事にしたい。その都度、この日だったら全員で過ごせるね!というその「時」をみんなで決めて、その時間を大事に過ごしてきた53回生は本当に素敵です。そして私は「いいな~♪羨ましいなぁ♪」といつも思ってしまいます。

 そんな53回生の3年生部屋の決め方は……「くじ引き!」です!しかも、部屋替え当日発表にして欲しいとお願いしてきた今年の3年生。去年、一昨年の先輩達もあみだくじで部屋のメンバーを決めていました。そんな先輩たちの姿を見て、自分たちも仲間とたっぷり関わりたいと願いながら過ごしてきた53回生でした。最後の部屋替えはくじ引きという選択。すごいなと思います。

 くじ引きは、10月3日に行いました。この日、3年生は修養会の振替休日でした。とことんみんなで過ごしたいと、この日は朝からパン屋エミタイに行き……でも、エミタイは定休日だった!というオチにみんなで大笑いし、パンではなく自販機でジュースを買ってくる朝からスタートしました。お揃いのトレーナーを着て海へ散歩に出かけ、午後はラウンジで人狼ゲームをして過ごし、最後に3年生部屋を決めるくじを引きました。

そんな53回生の姿を見ながら、残りの日々をたっぷりと味わいながら過ごせることを心から祈ります。そして、1、2年生の後輩達には、こんな素敵な3年生の背中をとことん追って欲しいと願います。

 

 新しい部屋のメンバーとの出会いの日々がまた始まります!楽しみです!

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2022年10月19日水曜日

みぎわ通信(41号)「~週末カフェ~」

聖句

「わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。」

(コリントの信徒への手紙Ⅰ15章58節)

(生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会えますようにと祈ります。)

 

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 「これから」  みぎわ館新ブロック長のお話

 みぎわ館のテーマは「これから」です。2023年3月で、一度休館になるみぎわ館。そのラストにふさわしいテーマとは何か、私たち54はどんなみぎわ館にしていきたいのか、“みぎわらしさ”そして、“私たちらしさ”ってなんだろう。そんな話からスタートしたテーマ決め。みぎわ館を思い出にはしたくない。そんな意見が挙がりました。みぎわ館は私たちの中にずっとあるから、思い出になんかならない。「それにまだまだ、これからでしょ!」というみんなの想いからこのテーマに決まりました。そして、先輩方の想いも大切につなげていきたいという思いから、52回生テーマ「color(~)」。53回生テーマ「だから大丈夫」そして54回生のテーマ「これから」につなげていこうと思います。

 これから私たち54回生が後輩たちを引っ張っていく番。みぎわ館とは、お別れだけど、私たちはみぎわ館を忘れない。どんなことがあっても、みぎわ館で出逢った人たちがいる。「だから大丈夫」。

 2023年度からの新しい生活に不安な事もあるけれど、新しい出逢いを楽しみに、私たちは「これから」を作っていこう。そして何より、「これから」もみんなで仲良くいよう!そんな思いをテーマに込めました。

 「これから」の事なんて誰も知ることは出来ないけれど、その未来にたくさんの希望を持って歩んでいけるみぎわ館にしていけるようがんばっていきます。

(全体礼拝でのお話)

 

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~週末カフェ☕~

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 週末の夜。2年生が“パンケーキ”を焼いてくれました。名付けて“幻のパンケーキ”

 館内は甘い香りに包まれ、ふわふわなパンケーキをみんなで味わいました。

 作ることが大好きな2年生です。「次は何にしよう?!」と盛り上がっていました。

 感染対策をしながら少しずつですが、一緒に楽しめることが増えてくることはうれしいことです。(小菅)