2019年6月29日土曜日

めぐみ館 14号「各フロアの新メンバーで」

ここで出会った仲間たちと

 「にぎやかな寮生活がなつかしい。今の生活は静かすぎて…」先日のフェスティバルに来た卒業生との会話です。在学中は、しんどさ、悩みを抱えながらも、寮生活で出会った仲間たちの中で心を育み3年間を過ごしました。笑顔いっぱいに話す彼女の表情から、大学生活が、充実していることを感じることが出来ました。私も彼女の笑顔から元気をもらった再会でした。

 毎日の生活の中に、コツコツと努力を積み重ねている姿、朝起きてから、共に食事をし、会話をする。共に過ごすことのできる恵みの時間、語り合える時間、交わりの時、共に、笑い、泣き、喜び合え、感じ合えることこそ、あたり前の日常の中にたくさんの感謝が秘められていることに気づかされます。

 今年度初めての部屋替えを行いました。新しい出会いの中で、関わりを深めていってほしいと願います。めぐみ館の雰囲気はめぐみっ子ひとりひとりの大切な存在があって作り上げられています。そこのいると当たり前すぎて感じることに鈍感になってしまいがちですが、かけがえのない仲間たちと、かけがえのない毎日を心豊かに過ごしてほしいと思います。

 部屋替え前の週は「女子寮伝統のムーンライト」作りが各部屋で、にぎやかに行われていました。3か月の日々を共に過ごしたメンバーとのムーンライト作りはまた楽しいひと時。各部屋の雰囲気を感じられるムーンライトが完成していきます。ムーンライト作りだけではなく、「してもらってうれしいことを、次に伝えていく」一つ一つの出来事、経験から得たことを、積み重ね、伝えていってほしいと思います。

 今週から、定期テスト週間に突入です。心と体を整えて、全力で取り組めるようサポートしていきたいと思います。(小菅)

megumi0014_01 megumi0014_02

 

 ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆

 

~大がかりな荷物の移動を終えて、ほっと一息。各フロアの新メンバーで…~

megumi0014_11 megumi0014_12 megumi0014_13

 

 

 ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆

 

 ブロック長のHさんの合図で、荷物の大移動が始まります。「このたくさんの荷物は、今日中に移動できるの?」と心配になりましたが、時間通りに新しい部屋へ移動しました。それにしても、荷物の多さにびっくり。荷物のスリム化はめぐみっ子たちの課題です。

megumi0014_21megumi0014_22 megumi0014_23 megumi0014_24 megumi0014_25 megumi0014_26 megumi0014_27 megumi0014_28 megumi0014_29 megumi0014_30 megumi0014_31 megumi0014_32

 

◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆

 

~笑い声が響き合う部屋紹介。部屋ごとに趣向凝らして披露していました。寮長先生ご夫妻も加わって~

megumi0014_51 megumi0014_52 megumi0014_53 megumi0014_54 megumi0014_55 megumi0014_56 megumi0014_57 megumi0014_58 megumi0014_59 megumi0014_60 megumi0014_61 megumi0014_62



2019年6月28日金曜日

光風 28号「先週の地震」

kofu0028_01 kofu0028_02 kofu0028_03 kofu0028_04 kofu0028_06 kofu0028_08 kofu0028_09 kofu0028_10 kofu0028_11 kofu0028_12 kofu0028_13 kofu0028_14 kofu0028_16

 いつも同じような写真になってしまいます。でもって、今日は写真とは関係のない話をさせてもらいます。先週の地震の話です。被災の状況がはっきりしなかったので、今日まで控えていました。幸いにも、寮生のご家族や卒業生に大きな被害がなかったので、あの時の出来事を紹介したいと思います。

 6月18日火曜日、その日は私自身ほとほと疲れていたのですが、女子寮のあっちの館の先生がお休みの日なので、この時ばかりとホームページの作成に取り掛かっているときでした。ポッケに入っていた、電話から何とも言えない警報音が聞こえます。その2日前、6月16日にも聞いた音です。その日は新潟地震の日。新潟市からの試験でながされた音です。一瞬、また試しているのか?なんて思ったのですが、すぐに携帯を確認すると、最近老眼がひどくなってきて、読みづらかったんですが、とにかく地震警報。すぐにテレビをつけ、館内放送で、「地震がくるから隠れろ!!」と叫んで、数秒後にドカンと縦揺れ。ふと、周りを見てみると、寮務室のテーブルの下に数名がうずくまっています。そして、そこに入れなかったF君がその場にうずくまっています。「イヤイヤ、そんなところでうずくまっていても意味ないから・・・。」と意外に冷静な私の一言。しばらく揺れが続いていました。揺れている最中、じっとしてればよかったんですが、それができないで、いろんなところを見廻る私。見事みんな机の下に隠れています。自分に落ち着けと言い聞かせると、揺れている最中に寮本部から東寮長の放送が流れています。揺れているにも関わらず、放送をかけ続けてくれたんです。ちょっと感動していたんですが、その放送の内容に思わず吹き出してしまします。「揺れています。地震です。これは訓練ではありません」ってわかってるちゅうに!誰が訓練で地球を揺らすか、とスピーカーに向けて突っ込み。揺れが収まると同時にもう一度、携帯から警報音。次は津波です。これにはさすがに焦りました。テレビによると、予想は1メートル。その数字を見て安心。でも、油断はできません。自然は私たちの予想をはるかに超えることもあります。さあどうすると考えてると、寮長からの避難指示が出ました。そこからは一瞬の出来事です。私はダッシュで4階まで行き、全員の避難を確認しようとしましたが、「非難!避難!」とそこらじゅうで声を掛け合っています。名古屋の彼は私をサポートするかのように一緒についてきて、各部屋を見てくれます。この光風館の一体感に私は大感動しました。

 しかし、その感動の裏で、10時22分。ドンピシャで風呂に入っていた生徒もいます。東京から来ている3年生のS平君。生まれたまんまの姿で、片手に服をもってダッシュで階段を下りていきます。この一大事に何故か非難する生徒を私は「ちょっと待て!!」と引き止めます。彼は、それでも避難しようとします。結構必死になって引き止め、生まれたまんまの姿のS平君に「まずは服を着なさい」と声をかけたんですが、彼はあたふたあたふた、その場で足踏み。「大丈夫!大丈夫だから、服を着な」と優しく声をかけ、一瞬目をそらして、彼を見ると、あっという間に着替え完了。どうやったらあんなに早く服を着れるのか?不思議でなりませんでしたが、とりあえず、これで外に出れます。女子寮も当然避難してくるわけですから、あのままでは大変です。

 そして館内を見回り、一時避難場所へ行くと、既に点呼も完了。全員の無事も当然。そして、避難指示のあった友愛館へ移動。友愛館での点呼も訓練の時以上の速さで並び問題なし。光風だけでなく、寮生全員の無事が、10時22分の揺れから、8分後には避難が完了し確認が取れたんです。この速さにはびっくりです。さらにはもしもの津波の時にもすぐに移動ができる体制が整えられていました。「これは訓練ではありません」の事態は初めてです。あの状況で、冷静かつ迅速に行動できた寮生はやっぱりすごいです。彼らの姿が、私達大人を落ち着かせてくれたことは間違いありません。しかし、これに満足することなく、もしもの時に備えておかなくてはならぬという教訓にもなりました。何よりも、何事もなかったことに感謝です。



みぎわ館 34号《いざ、部屋替え!移動開始!》

《いざ、部屋替え!移動開始!》

migiwa034_01 migiwa034_02 migiwa034_03 migiwa034_04 migiwa034_05 migiwa034_06 migiwa034_07 migiwa034_08 migiwa034_09 migiwa034_10 migiwa034_11 migiwa034_12 migiwa034_13 migiwa034_14 migiwa034_15 migiwa034_16 migiwa034_17 migiwa034_18 migiwa034_19 migiwa034_20 migiwa034_21 migiwa034_22

 6月19日(水)、20時半ころから始まったみぎわ館の民族大移動。40人が一気に引越しをするので、それはもう大変です。みんなの荷物は当日朝には全部箱詰めされ、廊下に出されていました(そんな段取りとれているのもすごいなぁといつも思います)。ブロック長Hさんの開始宣言を受け、みんな一斉に移動開始です。持てるだけの荷物を両手いっぱいに抱えて廊下を右に左に、階段を上に下にと大混雑。前、見えてる?と聞きたくなるほど抱えてぶつからないように器用に動くみぎわっ子たち。中には、「重たい!持てない~~!」と叫んでいる人も……いやいや、自分で箱詰めしたんでしょうが!と突っ込みたくもなりますが、そこは優しいみぎわっ子たち。人一人入れるくらいに大きな段ボールに、ありとあらゆるものが詰め込まれた重~い箱を見て、笑いながら、「そんなのはなっから一人じゃ無理じゃん!」と言いながらサッと手を貸してくれていました。自分の荷物移動が終われば、まだ移動している人の引越しを手伝いに行ってくれる人もたくさんいて、やっぱりいいなぁ、みぎわっ子たち♡

 おおよそ30分ほどで移動自体は終わります。なんと手際のいい事!そしてそこから荷解きです。自分の荷物の多さに、部屋替えの時だけはミニマリストで過ごせばよかった……と思う人たくさん出没のようですが、荷解きが終わってしまえばそんなことも忘れてしまうようです。。。22時半の点呼時にもうすでにきっちり片付いている部屋や、部屋荒らされた!?と思えるほどの部屋、今夜寝るとこある?と心配になる部屋もありますが、みんなある意味プロです。翌朝の登校時には結構きっちり片付けています。大したものです。

 19日の夜から始まった新しい部屋・メンバーでの生活。たくさんの新たな出会いが与えられますように!たっぷり心震わされ、満たされる体験ができますように!仲間の事も自分の事も、もっともっと好きになれますように!!山のような願いを祈りつつ、またみんなで元気に過ごして行きたいと思います!!