2016年8月30日火曜日

みぎわ館通信 2016年8月29日 第246号

お帰りなさい! 
 長い夏休みが終わり、学校生活・寮生活がスタートしました。今年の夏休みは生徒たちにとってどんな休みになったのでしょうか。部活の練習や合宿、試合や大会に一生懸命取り組んだ人、実家でのんびりと休息の時間を過ごすことができた人、海外教室や広島碑巡りの旅、敬和キャンプなど学校行事に参加して貴重な体験を積んできた人など、恵みの多い時を過ごすことができたのではないでしょうか。夏休み中に得た貴重な経験を今後生かしていって欲しいと思います。
 さて、始業日の夜に学校の近くの地域でお祭りがありました。みぎわ館の屋上からは花火がとても綺麗に見えました。最高のロケーションです。普段は解放しない屋上ですが、花火を見たいという生徒たちのために特別に開放。「たまや~!」と叫びながら、大きな花火があがると「わぁ~!」と大喜びする生徒たちでした。寝そべって星空を眺める生徒もいて、夏の夜のひと時を楽しみました。私が感心したのはその後です。花火が終わって私が「みんな明日も学校だよ~!」と話すと、「戻るか~!勉強しよ~!」と言って生徒たちはすぐに部屋に戻っていきました。普段開放していない屋上を開けたので、もっと屋上にいたいと言う生徒がいるかなと思いきや……。すぐにいつもの自習時間の雰囲気が館の中に漂い始めたのでした。気持ちの切り替えの早さに驚くと同時に、「さすがだなあ~。」とも思いました。楽しむ時は思いっきり楽しみ、その後はまた目の前にあるやるべきことに目を向け始める。そんな一瞬の生徒たちの様子が私にとってはとても印象的でした。そう言えば、「ただいま。」と言って寮に戻って来たみぎわっ子一人ひとりの姿からは、たくさんのエネルギーが溢れていたなあと思いました。後期の学校生活・寮生活で自分が一生懸命やりたい!頑張りたい!と思う目標をしっかり持って後期のスタートをきった生徒達がたくさんいたように思います。嬉しいなあと思います。学校生活・寮生活に気持ちをしっかり向けているということが、よく伝わってきました。「学校始まっちゃうよ~やだなぁ~。」なんて言いながらも、始業日には「行ってきます!」と元気よく登校して行ったみぎわっ子たち。後期、どんな成長を見せてくれるのでしょうか。楽しむ時は思いっきり楽しみ、やる時はやる、後期もそんなみぎわっ子で頑張って欲しいと思います。(小林)

 

 

 

いよいよ世代交代へ!
 帰寮日の前日23日(火)、のぞみ寮で2年生合宿が各館で行われました。みぎわ館の2年生は、館全体の窓やベランダをとにかくぴかぴかにしました。1階から4階まで手分けして手際よく掃除をし、そして自分の担当場所が終われば終わっていない仲間の所へ行くなどし、協力して行うことが出来ました。その結果、予定していた終了時間よりも約1時間早く掃除を終わらせることができました。素晴らしいチームワークだなあと感心するほどでした。
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 夜は各館でレクリエーション。みぎわ館では折り紙を使ったワークショップを2年生みんなで行いました。4つのグループに分かれて、それぞれのグループに課題が渡され、グループで協力して折り方を覚えて作品を作ります。その後、別のグループに自分たちが作った作品の折り方を言葉だけで伝えて教えるというものです。
 「言葉だけ」という条件、とても難しいのです。「三角に折って」といっても複数の折り方があります。「半分に」といっても色々な半分があります。言葉って意外に難しい。でも、伝え方が難しいからこそ伝え方をよく考える必要がある、そんなことを感じることができました。相手に理解してもらうために何度も何度も諦めず伝える必要がありました。伝わらないイライラを我慢する必要がありました。そして、教えてもらう方もじっくり相手の言葉に耳を傾けて聞かないといけませんでした。折り方が解らなかったら、「もう一回教えて。」とか、「ちょっと待って。」、「こういうこと?」などコミュニケーションをとる必要がありました。寮生活も同じ。私たち寮務教師はそんなことをこれから中心となる2年生に改めて感じ取って欲しいと願っていました。
 もうすぐ9月に入ります。これまで3年生が担ってきた寮運営の仕事を、2年生が引き継ぐ時期が来たのです。今回の2年生合宿には世代交代に向けて学年で再度団結する、そんな意味もありました。3年生が1年間運営してきた仕事を引き継ぎ、さらに今度は自分たちがどんなみぎわ館にしていきたいかを学年の仲間同士で伝え合って、考え合って決めていきます。自分たちの想いを3年生に1年生にそれぞれの学年に理解してもらえるように、言葉や言い方をよく考えて伝えることを大事にし、仲間の想いをしっかり聞いて、互いの想いを理解し合いながら48回生らしいみぎわ館をつくっていって欲しいと思います。3年生からのアドバイスもきっとあるでしょう。1年生からの意見もあることでしょう。中心となる2年生だけでなく、3年生の力、1年生の力もプラスしながら、みぎわ館の歴史の1ページをまた刻んでいって欲しいと思っています。(小林)

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☆女子寮合同ガーデンパーティー☆ 
 夏休みに入る前7月、女子寮合同でガーデンパーティーが行われました。行事委員や3年生を中心に、1年生も2年生も一緒になって、たこ焼きを焼いたり綿あめを作ったり、ポップコーンやみぎわ館の小さな畑で採れた夏野菜を食べたり、夏の楽しいひと時を過ごしました。お互いの寮を見学したり出し物を発表する機会があったりと、女子寮合同で行ってこその楽しさを味わうことができました。(小林)

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☆みぎわ館卓球大会☆
 8月20日(土)の夏のオープンスクールでは、多くの寮生が学校案内や寮案内の仕事を担ってくれました。とても暑かった中、笑顔で働いてくれた生徒達。本当に感謝です!ありがとう!その日の夜、みぎわ館では卓球大会を行いました。夏休み中、寮に早く戻ってきてもみんなと色んなことができます。それも一つの楽しみ♪♪ですよね。(小林)

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『みぎわ館の皆さんに!と、夏休みのお土産をたくさん頂きました。
 いつもありがとうございます。
みんなで美味しく頂いております!』



2016年8月23日火曜日

めぐみ館通信 2016年7月28日 第59号

前期の生活を振り返りながら

 前期終業の日を無事迎えることが出来ました。帰宅しためぐみっ子は家でくつろぎながらすごしていることでしょう。
 部活動で閉寮の日まですごしためぐみっ子もいました。帰宅の日を楽しみにしながら「夏休みの課題、出来るだけ終わらせていくんだ!」と夜遅くまで取り組んでいました。また閉寮の日まで寮生活していたメンバーは、3年生中心に夏休み前の寮内の清掃をしてくれました。後期の生活を迎えるために段取り良く取り組んでくれる姿は、気持ち良いものでした。
 「おやすみなさい」と夜のあいさつを交わし、「おはよう」と朝のあいさつを交わすことが出来、神様に守られ、感謝しながらすごすことが出来た毎日でした。当たり前のようでありながらも一日一日同じ日はなく、それぞれに悩み、課題にぶつかりながらすごしていました。共に生活をしているからこそ感じられること、伝わってくる彼女たちの心の叫びに、どれだけ心を込めて寄り添うことが出来たかと、今静まりかえっためぐみ館で自分自身を振り返っています。
 夏休み前に3年生から、1,2年生へ課題がぶつけられました。生活の中に気づかいが足りない場面を多く感じるようになったことからでした。あえて「○○気をつけてください」「○○はこうしていきましょう」と3年生が伝えるのではなく、一緒にすごしていく仲間だからこそ、一緒に考えようとの提案からでした。1,2年生は、学年で真剣に話し合い意見を出し合っていました。全体ミーティングで意見の共有をし、話し合いが進められました。3年生も自分たちがしっかりとした姿を見せていかなくてはならないと、自身の振り返りもしていました。
 後期は、2年生へと世代交代となります。2年生の関係性を深めながら、3年生の取り組みをどのように引き継ぎ「居心地の良いめぐみ館」を築いていくか彼女たちの成長していく姿に期待したいと思います。

 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

 1年生にとっては、学校生活と寮生活がスタートし4月からの日々は、特にめまぐるしい毎日だったと思います。悩みながらも一つ一つ体験し経験することで、自信につながっていく場面に出会いました。
 また寮の中でのつながりの中で、仲間と共にいる心強さを感じることが出来た日々でもあったと思います。弱い自分でも大丈夫。許しあいながら、受け止め、受け入れることができる関係性であれるよう、3年間の生活の中で深めてほしいと願っています。
 それぞれのご家庭で、お祈りくださり、支えてくださったからこそ、安心して生活することができました。寮の個人面談では、たくさんのお家の方とお話をする機会をいただきました。ありがとうございました。夏休み明けに会えることを楽しみにしています。(小菅)

 

 

 

女子寮合同企画ガーデンパーティー
 夏休み目前の3連休の日曜日、女子寮合同でガーデンパーティーを行いました。今回のこの行事は、行事委員が中心となって各委員会の3年生の協力のもと生徒主体で企画してくれたものです。みぎわ館裏の畑で活動を続けている畑部からの旬の恵みをはじめ、わたあめ、ポップコーン、たこ焼き、アイスクリームなどの食べ物や、本物のお祭りのようなヨーヨーすくいや花火、有志による特技発表会と盛りだくさんのひと時でした。
 畑部が育ててくれたミニトマト、とっても優しい味がするんです。食べるたびに、畑部メンバーのくしゃっとした笑顔が浮かびます。たこ焼きやポップコーンも買い出しからはじまり、材料を切って混ぜて焼いて、とみんなが自分たちで作ったものです。作り手の顔が見えると、より美味しく感じられる気がしました。
 一心にたこ焼きを焼き続けてくれている人、自分の狙っているヨーヨーがなかなか取れなくて、「それ、私のだから。絶対取るから。」と本気になって挑んでいる人、何かお願いごとでもしていたのか真剣な顔で手元の線香花火を見つめる人、「ジュースは、いかがですかー?今ならさんきゅっぱ。はい!」と、謎のかけ声と共にジュースを配ってくれている人、黙々と食べ続ける人、思い思いの形で参加できたのではないかと思います。特技発表会では、キレッキレのダンスとギターの弾き語りを披露してくれました。
 また、二つの女子寮が同じのぞみ寮生としてよりよい交わりができますようにとの思いも込めて「お邪魔しますシステム」を取り入れました。一階部分だけではありますが、みぎわはめぐみへ、めぐみはみぎわへお互いの館へわくわくドキドキの訪問です。「えー、ひろーい。テレビの数が多い!」「何これ、いいなぁ」はじめは、みぎわ館のうらやましいところを口々に言っていためぐみの子たちでしたが、そのうち「でも、めぐみの方がなんか落ち着くかも」「うん、私なんだかんだ言ってめぐみ好きだよ」こんな声も聞こえてきました。「めぐみもみぎわもちょっとずつ違うけど、どっちもいい」外に出てみて、普段の自分たちの生活の良さを再発見できる機会にもなったかな、と思いました。
 そして、手作りのわらび餅とずんだ餅を差し入れてくださった寮長先生ご夫妻、本当にありがとうございました。お家で作ったお餅ってこんなに美味しくなるの?とつい、小菅先生と興奮してしまいました。(村田)

 

☆☆☆ みぎわ館・めぐみ館 女子寮合同 ガーデンパーティのひとこま☆☆☆

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