2016年8月23日火曜日

めぐみ館通信 2016年7月28日 第59号

前期の生活を振り返りながら

 前期終業の日を無事迎えることが出来ました。帰宅しためぐみっ子は家でくつろぎながらすごしていることでしょう。
 部活動で閉寮の日まですごしためぐみっ子もいました。帰宅の日を楽しみにしながら「夏休みの課題、出来るだけ終わらせていくんだ!」と夜遅くまで取り組んでいました。また閉寮の日まで寮生活していたメンバーは、3年生中心に夏休み前の寮内の清掃をしてくれました。後期の生活を迎えるために段取り良く取り組んでくれる姿は、気持ち良いものでした。
 「おやすみなさい」と夜のあいさつを交わし、「おはよう」と朝のあいさつを交わすことが出来、神様に守られ、感謝しながらすごすことが出来た毎日でした。当たり前のようでありながらも一日一日同じ日はなく、それぞれに悩み、課題にぶつかりながらすごしていました。共に生活をしているからこそ感じられること、伝わってくる彼女たちの心の叫びに、どれだけ心を込めて寄り添うことが出来たかと、今静まりかえっためぐみ館で自分自身を振り返っています。
 夏休み前に3年生から、1,2年生へ課題がぶつけられました。生活の中に気づかいが足りない場面を多く感じるようになったことからでした。あえて「○○気をつけてください」「○○はこうしていきましょう」と3年生が伝えるのではなく、一緒にすごしていく仲間だからこそ、一緒に考えようとの提案からでした。1,2年生は、学年で真剣に話し合い意見を出し合っていました。全体ミーティングで意見の共有をし、話し合いが進められました。3年生も自分たちがしっかりとした姿を見せていかなくてはならないと、自身の振り返りもしていました。
 後期は、2年生へと世代交代となります。2年生の関係性を深めながら、3年生の取り組みをどのように引き継ぎ「居心地の良いめぐみ館」を築いていくか彼女たちの成長していく姿に期待したいと思います。

 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

 1年生にとっては、学校生活と寮生活がスタートし4月からの日々は、特にめまぐるしい毎日だったと思います。悩みながらも一つ一つ体験し経験することで、自信につながっていく場面に出会いました。
 また寮の中でのつながりの中で、仲間と共にいる心強さを感じることが出来た日々でもあったと思います。弱い自分でも大丈夫。許しあいながら、受け止め、受け入れることができる関係性であれるよう、3年間の生活の中で深めてほしいと願っています。
 それぞれのご家庭で、お祈りくださり、支えてくださったからこそ、安心して生活することができました。寮の個人面談では、たくさんのお家の方とお話をする機会をいただきました。ありがとうございました。夏休み明けに会えることを楽しみにしています。(小菅)

 

 

 

女子寮合同企画ガーデンパーティー
 夏休み目前の3連休の日曜日、女子寮合同でガーデンパーティーを行いました。今回のこの行事は、行事委員が中心となって各委員会の3年生の協力のもと生徒主体で企画してくれたものです。みぎわ館裏の畑で活動を続けている畑部からの旬の恵みをはじめ、わたあめ、ポップコーン、たこ焼き、アイスクリームなどの食べ物や、本物のお祭りのようなヨーヨーすくいや花火、有志による特技発表会と盛りだくさんのひと時でした。
 畑部が育ててくれたミニトマト、とっても優しい味がするんです。食べるたびに、畑部メンバーのくしゃっとした笑顔が浮かびます。たこ焼きやポップコーンも買い出しからはじまり、材料を切って混ぜて焼いて、とみんなが自分たちで作ったものです。作り手の顔が見えると、より美味しく感じられる気がしました。
 一心にたこ焼きを焼き続けてくれている人、自分の狙っているヨーヨーがなかなか取れなくて、「それ、私のだから。絶対取るから。」と本気になって挑んでいる人、何かお願いごとでもしていたのか真剣な顔で手元の線香花火を見つめる人、「ジュースは、いかがですかー?今ならさんきゅっぱ。はい!」と、謎のかけ声と共にジュースを配ってくれている人、黙々と食べ続ける人、思い思いの形で参加できたのではないかと思います。特技発表会では、キレッキレのダンスとギターの弾き語りを披露してくれました。
 また、二つの女子寮が同じのぞみ寮生としてよりよい交わりができますようにとの思いも込めて「お邪魔しますシステム」を取り入れました。一階部分だけではありますが、みぎわはめぐみへ、めぐみはみぎわへお互いの館へわくわくドキドキの訪問です。「えー、ひろーい。テレビの数が多い!」「何これ、いいなぁ」はじめは、みぎわ館のうらやましいところを口々に言っていためぐみの子たちでしたが、そのうち「でも、めぐみの方がなんか落ち着くかも」「うん、私なんだかんだ言ってめぐみ好きだよ」こんな声も聞こえてきました。「めぐみもみぎわもちょっとずつ違うけど、どっちもいい」外に出てみて、普段の自分たちの生活の良さを再発見できる機会にもなったかな、と思いました。
 そして、手作りのわらび餅とずんだ餅を差し入れてくださった寮長先生ご夫妻、本当にありがとうございました。お家で作ったお餅ってこんなに美味しくなるの?とつい、小菅先生と興奮してしまいました。(村田)

 

☆☆☆ みぎわ館・めぐみ館 女子寮合同 ガーデンパーティのひとこま☆☆☆

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