2021年5月31日月曜日

めぐみ館111号「屋上で礼拝してもいいですか?」

 「ねえねえ、屋上で礼拝してもいい?」と3年生から提案がありました。5月26日(水)の夜は皆既月食を見ることができると知っためぐみっ子の3年生が提案してくれたのです。「礼拝を屋上で……」と、男子寮生が話をしていたのを聞いた3年生のM.Hさん。だったらめぐみ館の礼拝も屋上でやりたい!と3年生に話をしてみたところ、みんな「いいね!いいね!やろう!」となったとのこと。

 礼拝委員のY.Hさんは奏楽をどうしようかと悩んでいました。すると、「あっ!2年生のI.Wさん、ウクレレ弾ける!お願いしてみよう!」と、すぐにWさんのところへお願いに行きました。いつもはピアノの音色で始まる礼拝も、この日はウクレレの優しい、可愛らしい音色に癒されての礼拝でした。奏楽してくれるWさんが、楽譜を読めるようにとライトを照らしてくれるめぐみっ子がいたり、一つのライトの光に身を寄せて聖書を読むめぐみっ子がいたりと、その姿は微笑ましいものです。

 めぐみ館の屋上からはチャペルが見えます。夜のチャペルには灯りがともされていて、これがまた綺麗なのです。チャペルの十字架に向かって並び、夜風を感じながら、いつもの礼拝とはまた一味違う雰囲気の中でひと時を過ごすことができました。

 男子寮生の提案を「いいね!」と思い、「やりたい!」を仲間に伝えることができること、「やろう!」と賛同してくれる仲間がいること、ステキだなと思わされます。この日は多少雲がかかっていましたが、みんなが見たいと言っていた皆既月食も見ることができました。

 神様、ステキな一日をありがとう。感謝します!

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2021年5月26日水曜日

今週ののぞみ寮 No.11「勉強の中で成長」

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聖句

「神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが、神から受けた掟です。」

(ヨハネの手紙Ⅰ4章21節)

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「勉強の中で成長」

 日々の学習でA君とG君は、昨年度までまったく勉強をしない寮生でした。その結果、年度末進級が危ぶまれました。1年生の3月に進級に向けて猛勉強のおかげで無事に2年生に進級できました。この2人のすごいところは3月の出来事をきっかけに、勉強を一生懸命にするようになったことです。今も継続して勉強しています。葛藤しながらも日々成長していることを実感するこの頃です。(山﨑)

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「新潟教会礼拝」

 毎週日曜日には、新潟教会の礼拝のライブ配信を行っています。外出制限の中で、教会に繋がれればと、昨年度からの試みです。いつもであれば、友愛館を大きいスクリーンを使用しての礼拝ですが、この日はテスト期間で自習する生徒が使用していたため急遽寮本部で行いました。9人の寮生が参加していました。

 敬和学園とは、また違った礼拝の雰囲気を感じます。画面越しではありますが、長倉牧師先生のお話に耳を傾け、祈りの中で自身の心と向き合う。これも大切な時間だと思います。

 今週からは本格的にフェスティバルの準備が始まります。本当に忙しいですね。心と体の健康を守りながら、共に、一生懸命に楽しんでいきましょう。(山﨑)

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♫誕生日の祝福♫

 東寮長先生から、誕生日を迎える生徒の祝福をしていただきました。お誕生日おめでとうございます。

 

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【5月23日(日)夕食メニュー】

*ごはん

*わかめと筍のお味噌汁

*豚肉のスタミナ炒め

*揚げ出し豆腐

*チョコパイ

 カラリと揚がった豆腐は格別です。私が作るとなかなかカラリと揚がりません。我が家の食卓にも並べたいひと品です。

 豚肉のスタミナ炒めとさくさくのチョコパイは、大人気。おかわりの列が出来ていました。「お肉をおかわりする時は、野菜サラダも一緒にと!!」と言葉を添えています。野菜サラダ好きの生徒もいるのですが、やはり食べ具合は今ひとつ。

 そんな寮生の味方はドレッシング。バリエーション豊富に準備してくださっています。野菜好きのきっかけになればうれしいです。(小菅)



2021年5月24日月曜日

大望館通信 第295号 「4人のイケメン〜食事当番編〜」

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 ある日の夕食が終わる頃、ひとりの大望生が話し掛けてきた。「今日の食当ってどの館ですか?」洗い場を見ると、そこには大量に積み重なったおぼんと溢れ返っている食器の山がある。しかし、想定の範囲内である。今年度から寮生による食事当番(略して食当)が再開し、各館交代制で皿洗いを担当している。その中で、担当する館が変わる時にしばしば起こりうることがある。担当する寮生への伝え忘れにより、全く悪気なく抜けてしまうのである。それを想定していたので、私は動揺しない。当番表を確認しに行こうと立ち上がった瞬間、彼らが一言。その一言に私は動揺した。「俺たちでやろうぜ!」「おう、いいよ!」なんとその場にいた大望館3年S・K君とN・Y君、光風館3年E・T君とN・K君が洗い場へ入っていくではないか!その会話のやり取りから行動に移るまでわずか3秒。彼らには何の迷いもない。彼らの意識は高かった。面倒くさがる素振りもなく、率先して作業を進めている姿に感心するしかなかった。その光景を見ていた女子寮務教師は「あなたたち、凄いね!ありがとうね!」と労いつつ「今日の食当はめぐみ館です!早く来て〜!」と集め始めた。謝りつつ慌てて洗い場へ入ってくるめぐみ館の3年生。その女の子たちへ彼らが笑顔で一言。「そういう時もあるよね〜!俺たち、食当が楽しいから一緒にやろうよ!」そこまで言い切るとは、逞しく頼りになる姿に惚れ惚れする。彼らの笑顔と優しい言葉に、女の子たちは一瞬立ち止まった。顔を赤らめて、目はハートマークになり、心は撃ち抜かれた。私にはそう見えた。実際のところは知らないが……。おそらく、巷では彼らのことをイケメンと表現するのだろう。

 しかし、これはたまたま彼ら4人がその場に居合わせたから起こった出来事である。食当している男子寮生に目を向ければ、イケメンは数え切れないほど存在する。ひたむきに自分の役割を全うしている姿、「今日学校でこんなことがあったんだよ」と口数と同じくらい皿を洗っている姿、「そうそう、こんなことやっていたなぁ」と記憶を辿りながら後輩へ作業の手順を教えている姿など、イケメンを上げれば切りがない。自分の身体を使い汗だくになっているが、表情は輝いている。おそらく、その作業の中に自分なりの楽しみを見出しているのだろう。これこそが敬和学園の労作精神と呼ばれる所以である。イケメンの彼らは今後も様々な場面で活躍する、そう信じずにいられない。その彼らの姿を見ながら食べるご飯は、格別に美味しかった。



2021年5月22日土曜日

みぎわ通信(4号)「寮祭 後編」

 とうとう寮祭2日目、当日を迎えました。これまで準備してきたものを全館の生徒に披露します。みぎわ館は4館のなかでトップバッターということで、より一層、緊張していました。そんな後輩達を見て、何人かの3年生が「大丈夫、3年生が会場を温めるから!」とエールを送っていました。

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 本番は、Mさんが体調不良でお休みになってしまいましたが、2年生が急遽、一部のシナリオを彼女の体調を思いやる内容に変更し、1年生もすぐに対応しました。Mさんの代役も同級生のAさんが引き受けてくれました。臨機応変な対応とその場にいない仲間への気持ちが素敵でした。

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 舞台裏で控えているとき、1年生は「緊張する!膝がガクガクする!」と自然と輪になって、手を握り合っていました。私も一緒に出し物に参加していたので、正面から観ることは出来ませんでしたが、観客として参加していた他の生徒達の歓声と笑い声、そして堂々と台詞を放つ1年生達の声を裏で聞きながら「これは大成功だ」とこっそり1人で安心していました。

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 実は、1年生達は練習の時点でこんな話をしていました。「私達も来年こうやって後輩達に教えるんだね~」「先輩達みたいに上手くできるかなぁ」「シナリオ考えるの大変そうだなぁ」「私達より人数多かったら教えるとき大変だね(笑)」と。こうした話を1年生達が出来るのは、2年生が彼女達のことをしっかり考え、色んな場面で働きかけてくれていたから。何気ない会話でしたが、こうして受け継がれていくのだと改めて感じた瞬間でした。

 

 今回、私も一緒に出し物に参加させて貰いました。2年生達が「先生も1年生だから出なくちゃ!」と言って、素敵な台詞と役を与えてくれました。正直なお話をすると、私は人前に立つことが得意ではありません。嬉しい半面、大丈夫だろうかという不安もありました。ですが、1,2年生達が真剣に取り組んでいる姿を見て、これは中途半端にやってはいけないと思い、自宅で自主練習をする日々でした。当日、とても緊張していましたが、2,3年生達の歓声や1年生達が舞台で輝いていた姿に背中を押されて、舞台に立つことが出来ました。出番が終わった後、生徒達と一緒に達成感を味わうことが出来、緊張と不安を飛び越える勇気を与えてくれたみぎわ館を初め、各館の生徒達に感謝の気持ちでいっぱいになりました。共に参加をすることが出来て、本当に良かったです。(豊田)

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お疲れ様でした!心地良い高揚感のなか、みんなで記念写真。



2021年5月21日金曜日

みぎわ通信(3号)「寮祭 前編」

 こんにちは。しばらく更新が出来ず、大変申し訳ありませんでした。遅くなってしまいましたが、4月末に行われた寮祭の様子をお届け致します。

 4月28日~30日の3日間にわたって、2021年度の寮祭が行われました。準備期間の間、みぎわ館の1,2年生は大忙しでしたが、一人一人が『今、出来ること』に向き合いながら取り組む姿が沢山見られました。

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 2年生達は、1年生の出し物や練習をどうしたら楽しいものに出来るか、盛り上げることが出来るか、悩みながら、そして真剣に準備を進めていました。昨年の先輩達の姿を思い出しながら、シナリオを考え、小道具を作り、1年生達に優しく演技指導をしていました。1年生と転入生のMさん(2年生)は初めての寮祭だったので、色んなドキドキした気持ちを抱えながら練習に参加していました。練習を重ねていくごとに楽しそうな声や笑い声がどんどん増えていき、みぎわ館のホールは活気で溢れていました。3年生は本番まで出し物の内容を知らされません。隣の部屋でミーティングをしていた3年生達は「聞こえてないよ~何にも聞こえてないし見てないよ~」と気付かないふりをしてくれていました。

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 1年生とⅯさんは当初、緊張しながら、戸惑いながら、参加していましたが、寮祭前日には完璧に台詞やダンスを自分のものにしていました。チームワークもバッチリです。

 

 そばで練習の様子を見守りながら、大丈夫かな?と心配になる場面もありましたが、限られた短い時間でしっかり仕上げていく1年生達、協力しながら教えていた2年生達の姿を見て、凄いなぁ、逞しいなぁと感じました。彼女達の取り組む姿勢を見て、行事は、単なる恒例のイベントではなく、生徒達が成長するチャンスなんだと改めて強く感じました。

 

 後は、本番を迎えるだけとなりました。当日の様子は後編でお送り致します。(豊田)