2019年2月25日月曜日

めぐみ館通信 2019年2月24日 第114号

支えられて

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 2月も下旬となりました。今週は、卒業礼拝が行われます。ひと月ぶりに3年生が帰寮します。久しぶりに3年生に会えることを楽しみに待つめぐみっ子たちです。

 2年生中心に、3年生に感謝を伝えるために準備を整える慌ただしくもにぎやかで楽しい毎日です。感謝を伝える時、今までの関わりを振り返ります。どれだけ3年生との関わりがうれしく、宝の時間であったことと、もっともっと関わっていれば良かったという気持ちにも出会います。今感じている気持ちを大切にし、活かしてほしいと思います。

 52回生が安心して生活できるよう、柔らかい心で迎える準備をしてほしいのです。自分の知っていることでしか、物事を考えることはできません。けれども、のぞみ寮には、ステキな仲間たちがこんなにもたくさんいます。

 “仲間の中で、互いに支えられ許されたことが力になったこと”“自分をさらけ出せるようになり、自分の考えもはっきりと言えるようになったこと”“たくさん笑い、たくさん泣くことで、忘れかけていた感情をたくさん取り戻すことが出来たこと”“やさしさ、支えは偉大だということ”“自分の中で変なフィルターをはって、勝手な先入観を持っていて、みんなと仲良くなれる自信がなかったが、いっぱい笑って、いっぱい話して、前より自信がついたこと”“食べて、寝て、笑って、泣いて、助け合って、そんな人間的な生活をここで出会った仲間と大切にすることこそが寮生活だということ” 3年生のラストメッセージからもそれぞれの言葉で語られていました。

 3年生のラストメッセージを読み返しています。どのメッセージからもエネルギーが伝わってきます。

 私事ですが、3年生が家庭学習に入ってからまもなく、私の不注意から急性腰痛(ぎっくり腰)になってしまいました。思い通りに動けないしんどい日々が続きましたが、めぐみっ子たちはもちろん、のぞみ寮生から「大丈夫ですか?」「何かお手伝いできることありますか?」「調子はどうですか?」と涙が出るほど温かい言葉のシャワーをかけてもらいました。体は思うように動かなくても、心はとっても温かでした。松葉づえに体を支えられながら、心はのぞみ寮生、先生方に支えられていただきました。言葉では、伝えきれませんが、感謝の気持ちを私も、これからの生活にお返ししていきたいと思っています。

 他者からの言葉を素直に受け入れられる心を育んでいきながら、寮生活を通して、一人ひとりの存在を大切にし、他人も自分も愛せる人になってほしいと思います。私たちは、神様にすでに用いられてここに存在しています。神様を信じ、頼み、誠実に歩んでいきたいと思っています。(小菅)

 

 

 

 

1年生はスキー教室へ。2年生だけの3日間

 2月、1年生は恒例のスキー教室へ、2泊3日で出かけました。2年生だけの特別な3日間でした。1日目の夕食は、具材たっぷりの鍋を囲みお腹いっぱいです。もちろん、お腹いっぱいでも、デザートは別腹です。鍋は空になり、もう食べられないと言いつつも、手作りのシフォンケーキにアイスクリームを添えて口に運んでいる幸せな表情でした。

0224_me02 前々からこの3日間はどのように楽しく過ごそうかと計画を練っていました。「夢の中まで楽しい3日間」になるように、私は2年生に伝えていました。52回生を迎えるために自分たちの生活、関わりを振り返るミーティングもしっかりと行いました。内容の濃い話しあいが行われていました。1年生との関わりも振り返ります。共に生活する中でのそれぞれの役割があります。パーフェクトにできることが目標ではありません。支え合って、認め合って、築き上げていく過程こそが大切だと思います。目の前にある現実に目を向けることも大切ですが、より良くしていくための工夫を互いに考えていき、チャレンジを重ねていき、実感する経験をたくさん得てほしいと願っています。

 2年生はにぎやかで、エネルギッシュなチームですが、もっともっと心を互いに高め合いながらチーム力を強めていけるのだと思います。彼女たち一人ひとりの力を最大限に生かしながら、サポートしていきたいと感じる3日間でした。(小菅)

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新しい出会いに向けて

 2月20日今年度3回目の部屋替えを行いました。1年生を迎える部屋になります。4月の新しい出会いを心待ちにしながら、部屋移動も一段と手際よく行われました。それにしても、部屋替えごとに増えている荷物を収納していくめぐみっ子たちですが、物を大切に使っていくことも繰りかえし伝えていきたいと思います。

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2019年2月6日水曜日

めぐみ館通信 2019年1月31日 第113号

終業日の夜に~一人ひとりの幸せを祈りながら~

 「3年生の皆さんが帰宅され、ここから話す景色はなんだかとてもさみしい気持ちです」3年生が帰宅した日の礼拝でYさんが礼拝のお話の冒頭で語っていました。昨日まで当たり前に感じることが出来た3年生の息吹が感じられないことの寂しさを感じながら、どれだけ大きくあたたかな存在であったことを3年間の生活を振り返りながら思いをはせています。毎年繰り返されることですが、新しい生活へ向かう喜びの中に、しばらくは寂しさを感じながら過ごすことになりそうです。
 仲間と過ごす生活を通して、支えられていることの喜びを知り、支えることの出来る喜びも知る。仲間のあたたかさを感じながら心がほぐされていくことを知る。3年生一人ひとりがめぐみ館の仲間たちと重ねた3年間の時に心からの感謝を込めて語ったラストメッセージはどれも胸に熱く届来ました。やさしさの中で育まれた心は、力強く生きる力となっていくと信じています。

 1,2年生は、今は心細さがいっぱいですが、これからどんな新たなめぐみ館が築かれていくかとても楽しみです。心とからだの健康が守られて過ごせますように。49回生ありがとう!!(小菅)

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 3年間の生活を振り返りながらの引っ越し作業は、各部屋ともに和気あいあいに進めていました。3年間で増えた荷物もきれいに片付きすっきり!手際の良さはさすがです。最後の晩は、3年生はホールでの就寝です。話しが尽きることなくにぎやかな笑い声が響いていました。

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 家庭学習に入る3年生と共に過ごせる時間を惜しみながら、1月の最後の晩は、ゲームやお茶会、記念写真撮影会とワイワイにぎやかに過ごしました。3年生のあたたかさをあらためて感じるひと時となりました。



2019年2月5日火曜日

みぎわ館通信 2019年1月31日 第295号

49回生終業日の朝の様子

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 49回生終業日の朝、3年生と一緒に登校する後輩達の姿がありました。49回生達が帰省して、みぎわ館の中は少しだけ(!?笑)静かになりました。次、3年生達が帰ってくるのは1か月後です。それまでの1か月間、1・2年生達は3年生を送る会の準備に気合が入ります。この1年、たくさんの場面でリードしてくれた3年生達は頼りになる存在でした。いつも私たちをたくさん笑わせてくれました。本当にありがとう!2月の帰寮日にまた会えるのを楽しみにしています!49回生の皆さんを、1・2年生達と共にしっかりと送り出したいと思っています!笑顔で送り出してあげたいですが……笑顔でいられるかしら~(小林)

 

 

 

 

49回生最後の寮合宿

 荷物をまとめると部屋の中はすっからかんになった3年生達の部屋。なんだか寂しくなりました。6月からお世話になった居室の掃除を一生懸命にしてくれた3年生達。もう3年生部屋の中は何も残っていません。でも、自分たちの心の中にはちゃんと3年間の想い出が詰まっているはずです。3年生合宿をした日の夜は、「3年間、ありがとう」と伝え合い、卒業後の道を照れながら語り合いました。長かったようで短かった3年間。みなさんと共に歩んでこられたこと、本当に嬉しく思います。神様が与えてくださったみなさんとの出会いに感謝して、卒業の時を迎えることができますようにと願っています。(小林)

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礼拝のお話

「努力すること」   2年 F.E

 部活でも勉強でも行事ごとでも、努力しなければ結果は出ません。でも残念なことに、努力したからといって、必ず結果が出るということもありません。短い時間の努力が結果に結びつくこともあれば、長い時間の努力が結果に結びつかないこともありますし、他の人と同じだけ、それ以上の努力をしたのに結果として現れなくて、結局最初から持っている人が勝つのだ、選ばれるのだと思ってしまうこともあると思います。でも、努力しなければ結果は出ないのです。
 私は、フェスティバルで本部員になり、衣装部門に深く関わらせてもらいました。6連合、全てのチーフさんが出来る限りの努力をしていましたし、連合によっては、日曜日も来たり早朝にも来たりして活動していました。私的には、どの連合にも1位になって欲しかったですし、全部1位でいいじゃん!みんな頑張っていたんだよ!って思いました。でも、当日1位から6位まで順位がつけられてしまい、嬉し泣きをしているチーフさんもいれば、悔し泣きをしているチーフさんもいらっしゃいました。
 フェスティバルだけでなく、何にでも同じだと思います。でも、例え結果に結びつかなかったとしても、努力が無駄になることなんて絶対にありません。努力した分だけ自分の力になりますし、自信につながるかもしれません。他の人が見ていて認めてくれるなんてこともあると思います。少しの努力で結果が出れば嬉しいと思います。多くの努力で結果がでたらもっと嬉しいと思いますし、自分のためになると思います。だから、嫌でも面倒臭くても、どうせならやってみて努力してみてください。何に対しても、誰に対しても。そしてできるだけ誠実に。
 でも、全部のことに100%の力で向かったら大変なので、所どころ手を抜いて休んだりもしてください。もし、一人でできなくなってしまったら、人に聞いたり頼ったりしてください。そのための仲間です。敬和生、地元の方、新しい場所でできる友人、そしてみぎわ館の家族に。