新しい出会いに感謝して
2018年度、めぐみ館は39名でスタートしました。13名の1年生と、2年生も1名新しい仲間を迎え14名になりました。2,3年生は、後輩を迎える喜びと共に、先輩になる不安をそれぞれに抱えながら準備を整えてきました。入寮日前日の夜、2,3年生も出会いの時を心待ちにしながら、緊張感が伝わってきました。そんな気持ちも、1年生を迎い入れた瞬間に解消されます。毎年見られる2,3年生の姿ですが、凛とした表情の中に笑顔があふれ、前日とは違う大人びた様子を今年も側で見ることが出来ました。1年生にやさしさをいっぱい注いでほしいと願っています。
悩みを抱える年代です。特に対人関係で悩むことも多くありますが、関わることでしか相手を知ることも、理解することもできません。価値観の異なる存在の中で、様々な経験を積み重ねながら、つながりを深めて、今持っている自分の世界を広げてほしいと思います。仲間と過ごす「寮生活」の中にそのヒントがたくさんあることに気づいてほしいと願っています。
ご家族と共に、学校生活、寮生活を安心して過ごせるように、私も一人ひとりの幸せを願いながら、全力で関わっていきたいと気持ちを引き締めています。1年間どうぞよろしくお願いいたします。(小菅)
入寮礼拝~出会いの日~

2年生合宿(1部)~1年生を迎えるために~

2年生合宿(2部)
毎年、新2年生は一日早く帰寮をして、入寮してくる1年生を迎えるための合宿をします。1部は、掃除をして環境を整える。2部は、ミーティング。安心して1年生が過ごしていくために大切にしていきたい事等を話し合います。1年前に自分たちが書いた記録を読み返しながら、自分達の成長を振り返る時間も持ちました。元気あふれる2年生です。この一年、どのようにチーム力が深められ成長していくか楽しみです。(小菅)

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入学礼拝を終えた夜、のぞみ寮恒例の「対面式」が行われました。1年生の「のぞみ寮生デビューの日」です。一人でマイクの前に立ち、自己紹介をします。緊張に包まれた時だったと思いますが、全員クリア。出会いに感謝しながら、仲間たちと過ごしていきましょう。(小菅)

2・3年生は、「うちの部屋の子ってどんな子かなあ。早く写真届かないかなあ。」と、妹たちに会える日をずっと待っていました。入寮礼拝当日は、2年生だけでなく3年生も玄関に集まり、ウェルカムボードを手に部屋の子の名前を大きな声で呼んで迎えました。春休み中に2年生が心を込めて作ったウェルカムボードが1年生に手渡されると、それまで緊張していた1年生の表情は和らぎ笑顔が見られました。実は、2、3年生も緊張していました。前日の夜から「あ~いよいよ明日だ!緊張するな!」と言っていた先輩達。でも、一番緊張するのは1年生。何も分からない世界に一歩踏み出して入ってくることがどんなに勇気のいることか、先輩達は知っています。知っているからこそ、自分達は最大の笑顔で迎えてあげたい!そう思っていたことでしょう。その先輩達の温かさにたくさん触れた出会いの瞬間でした。(小林)


寮生活も同じだと思います。50回生や49回生たちは1年または2年かけて仲間と支え合いながら、寮生活を楽しくするための土台を築いてきました。その方法はそれぞれの学年によって違います。途中でペーパータワーが崩れてしまうように、寮生活も上手くいかないことは必ずあります。でも、みんなで協力したり支え合ったり、知恵を出し合ったりすれば、また立て直すことができます。積み上がるスピードは、一人一人違えば学年でも違いがあります。でもそれでいいのです。一人では出来ないことが12人いれば、みぎわ館の仲間がいればできるようになる!ということを、3年間を通してたくさん感じて欲しいなと思いました。(小林)
