2022年2月24日木曜日

みぎわ通信(18号)

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 1,2年生の2月は、大忙しです。新一年生(55回生)を迎える準備のためにミーティングを重ね、3年生への「卒業のお祝いの準備」、学校の卒業祝福の実行委員の仕事を担っている生徒も多くいます。そして、部屋替え。これを同時進行で活動する。そんな時、忙しさを言い訳にすることが多くなりがちな私ですが、みぎわっ子の素敵なのは、忙しささえも楽しんでいることです。

 2021年度3回目の部屋替えを終えました。まぁ段取りが良いこと。部屋替え前日には、廊下に荷物が積まれています。この荷物、どこに収まっていたのだろうと???と思うのですが、部屋替えのたびに、収納上手(隠し上手?!)になっているようです。

 部屋替え当日は、まず荷物のない部屋の大掃除をしてから荷物移動が始まります。今まで部屋で過ごした感謝と次に過ごす仲間を思って、隅々まで拭き掃除している姿も感心です。代々受け継がれているみぎわ館部屋替えの流れなのです。めぐみ館担任の小林先生からめぐみ館とみぎわ館の生徒同士で情報を共有して「みぎわ館の部屋替えの方法を、めぐみ館でも取り入れたい」と相談があったんです、と教えてもらいました。互いの良いところを活かしあっていく。様々な場面で増えていくといいなと願っています。

 今週末3年生が、卒業礼拝のために帰寮します。再会の日を楽しみに健康で過ごしていきましょう。(小菅)

 

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礼拝のお話

「暗い道の先にある温かい場所」 Hさん

 

聖書箇所 箴言4章23節

 「何を守るより、自分の心を守れ。そこに命の源がある。」

 

 私は最近、「自己肯定感を高める活動」略して「JKTK」を実施しています。自分に自信がないせいで仲間を傷つけてしまったことがきっかけで始めました。

 具体的な内容としては、朝早起きをして準備を早く終わらせるとか、適度なダイエットを続けるとか、睡眠を多くとるとか、ピアノを練習するとか、時間に余裕を持たせるとかです。

 細かいことを少しずつ生活になじませていくと、だんだんと前を向けるようになってきている気がしています。

 保健室の佐柄先生の勧めで、毎日その日一日を○△×と一言で書くという簡単な日記をつけているのですが、一週間の半分が△か×だったものが、今では二週間たってもずっと○を維持しています。

 私は頑張ったし、頑張ってる!けど私だけの力ではないことも痛いぐらいわかります。「私は愛されるために生まれた」と思うほどです。「私の生涯は愛でみちている」のかもしれません。

 そんなことを言っている私ですが、実は私には「自他共に愛する」ことの意味が分かりません。自分を愛せばわがままになり、他人を愛せば自己犠牲のオンパレード。どっちを取ってもどちらかが傷つく、それが私の中の当たり前です。

 聖書は命を落としてまで私たちを救ったイエスを称えます。なら自分を愛してわがままになるより、自己犠牲のオンパレードでも他人を愛そう。でもうまくいかないのが人生。

 上手に言葉にできなくてダラダラ伸びそうなのでまとめると、私の経験からまずは自分を一番に愛してほしいです。でもそれは他人を責めるということではなく、他人を気遣うということでもないです。プラスでもマイナスでもないゼロがいいです。他人の声は耳に入れて流していいです。流れずにたまっていくなら耳に入れなくていいです。

 自分が嫌になる日は絶対にあるけど、変わろうと焦らなくていいです。「出来たら変わろう、ぐらい」がいいです。大事なのは誠実な柔軟性。どう生きたって私を悪く言う人間はいなくならないし、物事の良い悪いはあってないようなもので、結局のところ人生は私のためのものなんです。

 ただ、自分勝手に暴れて、叫んで、もがいて、どん底に落ちるだけの無様で醜いそのままのあなたを愛してくれる人はここに15人います。

 鬱陶しければ一人になればいいし、傷つけたくなったら離れてみたらいいし、嫌いになりたいなら嫌えばいい。暗い道の先にある温かい場所を、私は知っています。きっと皆さんも知っているはずです。

 何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。

 

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