2015年11月2日月曜日

光風館通信 第460号(10月28日)

< 光風館スポーツ大会〜ドッヂボール〜 >

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 10月16日(金)ドッヂボール大会を行いました。光風館では週末のスポーツ大会を開催するに当たり、多数決を取ります。いつもフットサルやバスケットボール、バレーボールが決選投票に残り、ドッヂボール大会を開催するまでには至りませんでした。しかし、今回はドッヂボールが選ばれ、今年度初となるドッヂボール大会を行うことになりました。

1028_ko02 ドッヂボールは内野・外野の選手に分けられることは知っていますよね?内野で当てられた選手は外野に出る。外野から当てた選手は内野に戻ることが出来る。最終的に内野の選手が多いチームの勝利となる。……ということは、外野から攻撃したほうが勝利に近付くということです。そのため外野の選手によるパス交換によって、内野の選手は逃げ回らなくてはいけません。今回は、その外野からの攻撃によってたくさんの逆転劇が起きましたが…同じくらい珍プレイも起きました。
 そのいくつかのプレイを紹介します。
 スポーツ大会の時には、必ず笑いを自分のモノにするスーパーエースがいます。夏休み明けに入寮してきたスーパーエースである彼は、今回のドッヂボール大会でも大活躍していました。その大活躍とは外野から当てる……というわけではなく、内野で逃げ回るということです。彼はボールを持っている人に対して背中を向けて、コート内を猛ダッシュしていたのです。同じ内野にいるチームメイトは涼しい顔をしてボールを避けているのに、彼は走り回っていたせいか、汗だくになっていました。そして、当てられるところは決まってお尻でした。その光景を見て、周りからはいつものように「かわいい〜!」と、野太い声が聞こえてくるのでした。
1028_ko03 いつもずる賢い旧生徒会長は、敵チームのボールになると決まって「へい、パス!パ〜ス!!」と大声を出していました。その罠に引っ掛かったのは、素直すぎる新生徒会長。生徒会運営のバトンではなく、ドッヂボール大会でボールを渡してしまうとは……。こんな所で新旧対決と引き継ぎが見られるなんて、ビックリです。(でもよく考えると“新生徒会長”から“旧生徒会長”へボールを渡していたので、引き継ぎではありませんね。)
 また、試合はジャンプボールから始まりますが、ラグビー部はラインアウトの時に使う一人をリフトする必殺技を使いました。当然、反則ですが……どうなるか興味があったので、そのまま試合を続行しました。しかし、リフトされた人はバランスを崩してボールに触ることはなく、降りた瞬間に全員当てられてしまうという諸刃の剣でした。

1028_ko04 最後には1年生チームvs2・3年生チームの試合を行い、同点となりました。どうにかして勝敗を決めたいという光風生の希望があったため、ジャンケン対決となりました。1列に並び、向かいの人とジャンケンをしましたが……1年生チームは1勝しか出来ずに2・3年生チームの圧勝となりました。
 そして何と言っても、私は彼のプレイに笑いっぱなしでした。外野でパス交換をしようとして山なりにボールを投げたら、壁に当たって相手ボール。素早いパス回しについていけず、慌ててしまえば足に当たって相手ボール。チームメイトから叱られ、落ち込んでいる彼。そんな彼の姿が憎めなかったのです。そして、スポーツ大会後に彼が着ているTシャツを見たら、背中には『なにやっても怒られるし…』との文字が書いてありました。「自覚しているんだね」と想い、目の向けた彼の背中は哀愁が漂っていました。また次回のスポーツ大会での活躍を期待しています。(片岡)