2016年4月18日月曜日

みぎわ館通信 2016年4月11日 第233号

ようこそ、みぎわ館へ!

0411_mi01 4月5日(火)は2・3年生が待ちに待った入寮礼拝が行われました。みぎわ館には14名の新入生がやってきてくれました。緊張した面持ちで集まってくる49thたち。大丈夫かなぁ、元気にやっていってくれるかなぁ、なんてちょっぴり心配にもなりましたが、2・3年生たちの入寮の時を思い出し、「大丈夫だ!!」と心強く思える私がいました。
 先輩たちの今は自信に満ち溢れ、素晴らしい仲間と支え合い、励まし合い、うらやましいほどの関係を築いて活き活きと過ごしています。でも、入って来た時からそうだったわけではありません。49thと同じように、カッチカチに緊張した顔と体と心で、挨拶を返すのも必死だったのです。それが、1年経ち、2年経ち、仲間の輪の中で緊張がほぐされ、磨かれ、輝いているのです。だから、49th も大丈夫!先輩たちの背中を見て、先輩たちの助けをもらって、同級生の仲間と支え合って、日々成長していくことでしょう。みんなの、これからの成長と活躍が楽しみでなりません!これからどうぞよろしく!何はともあれ、ようこそ、のぞみ寮へ!ようこそ、みぎわ館へ!(森口)

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やっぱり先輩はすごい!?

 入寮礼拝の日の夜、各館で1年生に向けて寮生活についてのオリエンテーションが行われました。みぎわ館でも同じように行われ、「ここで出会った14人、卒業の日まで共に暮らし、素晴らしいチームをつくっていきましょう!」と話は締めくくられました。しかしいいチームとは一体どんなものなのか、分かるような、分からないような、緊張が解けぬまま複雑な表情をしている1年生たち。だったらちょっと体験してみましょう。ということで、3年生の肩を借りることにしました。
0411_mi06 行ったのは簡単なゲームです。1年生チーム、3年生チームそれぞれ14名一組に1日分の新聞紙を渡しました。そこに、全員が乗っかるゲームです。そしてその新聞のサイズが小さいほうが勝ち。ルールはとっても簡単です。10分間の作戦会議と試し乗りのあと、同時に本番トライをすることにしました。(でも実は1年生はその前に20分間ほど余計に作戦会議させてもらっていたのです。だってハンデは必要でしょう!)
 「作戦会議どうぞ!」の私の合図で、一斉に顔を寄せ合い、「どうする?どうする?」と話し合いを始める1年生たち。まず、新聞の大きさはどうするか。このくらいから挑戦しようか、誰が真ん中がいいかなぁ……なんて最初は小さい声で始まった話し合いも、時計の針が進むたびにどんどん大きくなっていきました。その日初めて会った人たち同士のはずなのですが、「もっとくっついて!」「もっとお互い、ギュッとしあおう!」なんて声が飛び交っていました。なかなかやるなぁ!1年生チーム。

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 1年生の作戦がひと段落着いてから、3年生を呼び出し勝負を挑みました。「なになに?何するの~?」といつものほんわかムード満載でニコニコと集まって来た3年生たち。1年生たちが3年生に勝負を挑もうとしている事とルールを伝えると、「楽しそう~!やろう、やろう!」とニコニコ。そして私が「勝ったチームにはアイスクリームがあります!」と伝えると、1年生は「やったー!がんばろう!」と笑顔いっぱい。3年生は「絶対勝つ!」とそれまでのほんわかムードはどこへやら。なんだか勝負師の顔になっていました。どんな状況でも、アイスクリームだけは譲れないんだね~(笑)。
 さて、10分間の作戦会議の開始です。1年生は自分たちが事前会議で設定した大きさの新聞紙に本当にちゃんと乗れるか、確認作業をし始めました。1年生の新聞の大きさを確認した3年生たちは、「1年生があの大きさなら、私たちはそれより小さくないと!」と頑張ります。おいおい、そんな小さいサイズ乗れるのかい?と心配する私の目の前で、チャレンジする3年生たち。1回目は失敗、2回目も失敗。なんで失敗か検証します。「○○の足をここに置けばいいんじゃない?」「○○の△△の立ち位置逆にしよう。」と何だかとっても具体的な改善案。そして再チャレンジ。また、やりながらも「もっと足乗せる位置考えて!」「バランスとって!」と互いに指示を飛び交わせ……1年生の新聞面の大きさの3分の2もの小ささを成功!それを見た1年生たちは「え~!!!すごい!あんなの、無理!」と尊敬のまなざし。そして本番、結果はやっぱりさすがの3年生たちでした。賞品のアイスは勝ったチームへの物のはずでしたが、大健闘の1年生も当然一緒に食べよう!ということで、狭い事務室に1・3年生総勢28名が集まり、一緒に楽しくデザートタイムを堪能しました。
 3年生の勝因は……いろいろありますが、同じ目標にみんなが向かい、遠慮なく対等に意見を出し合い、声をかけ合ったことだと思います。そして何より、共に暮らした丸2年の月日がそれを可能にしています。1年生は、今からです。2年後には、今の3年生より小さい面にみんなで乗れるようなチームワークを発揮できるように、仲間との毎日を大切にしていってほしいと願います。(森口)

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ありがとうございました!そして、ようこそ!

 これまでお世話になった榎本かな先生が今年度から学校へ異動となりました。これまで、ありがとうございました!そして今年度からは、敬和の卒業生でもある小林 渚(こばやし みぎわ)先生が、みぎわ館の寮務教師として来てくださいました。在学中はめぐみ館生だったそうで、念願のみぎわ館生活です。どうぞ、これからよろしくお願いします!(森口)