2016年4月19日火曜日

みぎわ館通信2016年4月17日第234号

オリキャン行ってきました!

 4月5日に入寮してきた1年生たち、最初の1週間はなかなか忙しい毎日が続きました。6日は入学礼拝。7日~8日はオリエンテーションキャンプです。オリキャン当日、2・3年生より30分遅れでみぎわ館を出発した1年生たち。ちゃんと自分で玄関まで出てこれるかな……なんて、余計な心配でした(笑)。9時にはみぎわ館を出ましょう!という小林先生と私の放送通り、「行こう!」と声をかけ合いながら各部屋から降りてきた1年生みぎわっ子たち。寮生活で大切なことの一つに声をかけ合うことがあります。が、なんだか声を掛けづらい……と思うのが最初は普通です。しかし、この1年生たちはすごいです。気づいた人がちゃんと声を掛け、反応し合っています。ちょっと遅れて出てきた人にも「早く~!早く~!」とみんなで大きな手招き。それに応えるかのように笑顔で走ってくる人。あ~、なんだかいい雰囲気。オリキャンに行って、クラスの仲間と知り合い、もっとほぐれて帰ってきますように!これからの生活が楽しみになって帰ってきますように!と心の中でお祈りしながらみんなの出発を見送りました。
0417_mi01 1年生がいない夜、みぎわ館はなんだかとっても静かでした。3年生は1年生のためにのぞみ寮賛美歌集作りを。2年生は1年生が困らないように自分たちができることは何か、と話し合いを持ちました。1年生がいなくても、1年生の事を考えて実際に動いている先輩たち。こんな素敵な人たち、どこを探してもいないんじゃないかと思ってしまいます。こんな人たちが1年生を支えてくれるんだから大丈夫!と私がとっても心強く感じさせてもらいました。
 そしてオリキャンから帰って来た1年生たち。クタクタかと思いきや、「楽しかったです~!」と大きな笑顔で帰ってきました。出発前は知らない人ばかりで不安だと口にしていた人も、友達できた!と嬉しそう。オリキャンで1年生それぞれの世界を広げて帰って来たようです。よかった、よかった!それにしても、動き足りない!と、帰寮後早々にグランドに走りに行ったみぎわっ子1年生二人組……すごい体力だなぁ(笑)!(森口)

 

 

 

1年生レクリエーション

 オリキャンから帰って来た翌日の夜はのぞみ寮行事委員主催の1年生レクリエーションが行われました。みんなクタクタだろうか?なんて心配は無用でした。最初に行なわれたのは、「手つなぎ鬼」。2・3年生有志が鬼となり1年生を追いかけまわします。男子であろうが女子であろうが、同じ館であろうが違う館であろうが関係なく、わ~!と追いかけまわします。1年生もこんなに真剣に追いかけられるなんて思わなかったのでは!?というくらい真剣に追いかけてくる2・3年生の鬼たち。スタートの号令がかかるまで涼しい顔をしていた1年生たちも、始まったとたん鬼の形相(笑)に驚いて!?、笑いながらも必死に走り回る様子がありました(笑)。

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 手つなぎ鬼に続いて行われたのはケイドロ。地域によってはドロケーとも言いますが、結局これも鬼ごっこです。小林先生も私も警察(追う側)に任命され、私は久々に猛ダッシュ。。。まぁ、みんなの逃げ足の速いこと!なかなか捕まえられず悔しい思いも、なんとかタッチ出来て嬉しい思いも、仲間と協力して捕まえられた喜びと、走り回ったクタクタ感や汗だく状態も、すべてがとっても楽しくて、ゼーゼーハーハー言ってるのですが、それでもみんなと一緒に遊べている楽しさからずっとニコニコしている私がいました。(写真撮影に来ていたある3年生に「ゼーゼー言ってるのに、ニヤニヤしてる先生って……」と意味深な顔と言葉を掛けられてしまいましたが……笑。)

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 このレクリエーションでいろんな人がいること、こんなにもたくさんの仲間が一緒に入寮していたことを改めて知ったのではないでしょうか。一緒に遊んで、気の合う人を見つけられた人もいたのではないでしょうか。寮生活は出会いの連続です。たっぷりの人の輪の中でどっぷり生活しながら、いろんな人や考え方・やり方と出会い、新しい自分の一面とも出会っていってほしいと思います。このレクリエーションはそのきっかけづくりになったのではないでしょうか。気負わず、もっと気楽に、気軽に、出会いや発見を日々繰り返していってほしいと思います。(森口)

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よろしくお願いします!!

 今年度からみぎわ館の担任となりました、小林渚(こばやしみぎわ)です。「みぎわって名前ですか?みぎわ館の先生ですか?すごい!」と、4月の初めに生徒たちが笑顔で迎えてくれました。私は敬和の卒業生で、3年間をめぐみ館で過ごしました。やっと自分の名前と同じ名前の寮に入ることができました。
 みぎわ館で過ごし始めてまだ一ヶ月も経っていませんが、生徒たちの学年を超えての「仲の良さ」と「あたたかさ」に驚かされています。2年生は合宿で、1年生を迎えるために協力して環境を整えてくれました。3年生は2年生が1年生に教える姿を温かい眼差しで見守ってあげています。こんな素敵な生徒たちとこれから生活していけること、本当に嬉しく思っています。
 寮務教師として敬和に来る以前は小学校の教員をしていました。寮生だったとは言え、「寮の先生の仕事って……?」と、分からないことがたくさんです。でもその中にきっと面白さがある、新しい発見があると信じています。あらためて敬和に戻ってきて思うことは、私の人生2度目の寮生活が始まったということです。言ってみれば、敬和での2度目の「自分探しの旅」が始まったということにもなるでしょうか。可愛いくて、元気いっぱいで、仲間想いのみぎわ館生と一緒に生活しながら、私自身新しい自分と出会えたらいいなあと思っています。みぎわ館生の皆さん、保護者の皆様、これからどうぞ宜しくお願い致します。