2016年4月18日月曜日

光風館通信 2016年4月17日 第471号

< ようこそ光風館へ >
 4月5日(火)49回生入寮日。お手製のウェルカムボードを持ち、最高の笑顔で迎えていた2・3年生の姿を見て、励まされた新入生は多かったはずです。また、新入生を温かく迎え入れる2・3年生の姿を見て、心から喜びを感じ、私自身が励まされました。
 「自分が入寮してきた1・2年前の気持ちを思い出してほしい。期待よりも不安や緊張のほうが大きかったのでは?その時、先輩からなんて声を掛けてもらえたら嬉しかったか、思い出してほしい。そしたら、自分がどういう先輩になりたいか、新入生へどういうふうに声を掛けてあげられるか、わかってくるはず……。」
 これは昨年度末に私から2・3年生へ伝えた言葉です。2・3年生がグッと先輩らしい表情を見せ、1年生をリードしている姿を見ると、頼もしさを感じずにはいられません。その貫禄を感じつつある先輩の後ろ姿を見て、1年生が安心して過ごしていき、光風館に馴染んでいく雰囲気を感じています。そんなキミたちの素直さ・優しさ・ひたむきさに感動し、キミたちとの関わりに感謝しています。ありがとう!この1年で一人一人がどんな成長をしていくのか、心から楽しみにしています。(片岡)

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< 男子寮合同スポーツ大会〜ドッヂボール・バスケットボール・サッカー〜 >

 今年度、最初の男子寮合同スポーツ大会を開催しました。4月15日(金)は1年生限定でドッヂボールとバスケットボール、16日(土)は全学年希望者でサッカーを行いました。ファインプレイや思わず吹き出して笑ってしまうプレイの連続で大盛り上がりしました。

 今年度もスポーツ大会に限らず、たこ焼きパーティや映画上映会など週末の行事を充実させたいと計画しています。行事を通して、お互いを知るきっかけにしてほしいし、学年・館を越えて仲良くなってほしいと考えています。でも、行事だけを楽しめればいいのではなく、日々の学校生活・寮生活をしっかり送ることが大前提ということを忘れないでくださいね。いろんな行事を企画したり、みんなからのリクエストになるべく応えたりしたいと思いますので、楽しみにしてください。(片岡)

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< 礼拝のお話 >

「失敗は自信をつけさせてくれるきっかけ」  K.Y(3年)新潟県新発田市出身

 みなさんは寮生活で失敗したことはありますか?私はあります。2年生の時に入寮してきた私は、たくさんの失敗をしました。その中で一番の失敗は、洗濯した服を干さずに、そのまま家に帰ってしまったことです。家から寮に帰ってきた日曜日の夜にそのことを友達から言われ、みんなに迷惑をかけ、同室の先輩に怒られました。その反省を生かして、段々と洗濯が出来るようになりました。このように、私は失敗をしたことを反省して、何事も出来るようになってきました。
 寮生活で失敗することはたくさんあります。でも、その失敗が自分を成長させてくれたから、今ここで話しが出来ています。失敗は自分に自信をつけさせてくれるきっかけだと思います。だから、みなさんも失敗を恐れず、成長へと繋げていきましょう。

 

 

「当たり前の環境への感謝」        S.Y(3年)神奈川県大和市出身

 みなさんは、毎日当たり前のようにしていることをどのように考えますか?ご飯が食べられることや学校に通い授業が受けられること。2・3年生にとって、今ではこの光風館での生活も当たり前になっているものだと思います。ですが、考えてみてください。その当たり前の環境が目の前にあるのは、陰の支えがあるからではないでしょうか?
 例えば、今自分たちがこの光風館で生活出来ているのは、両親がお金を出してくれているからですし、毎日僕たちがより充実したよい寮生活が送れるように、寮務教師の先生が近くで助けてくれます。ご飯がいつも食べられるのは、これもやっぱり両親がお金を出してくれているからですし、ご飯を作ってくださる調理員の方々がいます。このように、自分たちがこうして当たり前の生活が出来ているのも、必ず誰かの支えがあるからこそ出来るものです。みなさんには、これからもこのことを忘れずに生活してほしいです。ですが、「そんなこと知っているよ」と言う人もいると思います。でも、それはこうして言われてみればそう思うだけであって、日常生活の中では忘れがちになっているという人が大半なのではないでしょうか?しかし、いつもずっと感謝の気持ちを持って過ごせと言われても難しいと思うので、心の片隅にでもその気持ちを置いておけば、時々感謝の気持ちを思い出せると思います。思い出せたときにその気持ちを伝えてみようと考えてみてください。いつもは伝えられないことでも、その時は気持ちを伝えてみようと思えるかもしれません。
 時々でも感謝の気持ちを伝えるのはとても大切なことです。相手にとっても、とても気持ちの良いものです。どうかみなさんも、恥ずかしがらずに、いつも自分を支えてくれている方々に感謝の気持ちを伝えてみてください。