2016年5月6日金曜日

みぎわ館通信 2016年5月4日 第237号

☆寮祭 ~一部編~☆

 4月29日開催された寮祭!その一部は3年生がホスト役を務めます、夕食会です。(二部は1・2年生による出し物、お楽しみ会。三部は礼拝。寮祭はこの三部で構成されている、なんとものぞみ寮らしい行事です。)
 いつもは座って食べる夕食ですが、この日はなんと立食パーティ。3年生の食事委員が中心になってメニュー立案し、管理栄養士の五十嵐さんと打合せし、各館・各委員会で役割分担し、フェスティバルの準備で忙しい中でもこだわったポスターを作成し、当日も早くから集まって会場設営や料理の準備など、保護者の方や1・2年生に楽しんでもらおうと心も身体も頭も時間もしっかり使って準備をしてくれました。
 メニューは、焼きそばに焼きとうもろこしに、ホットドッグにチヂミに野菜スティック、おにぎりに唐揚げにフライドポテト、いろんな種類のケーキに果物にジュース、そして保護者会の方も美味しいコーヒーで盛り立ててくださいました。盛りだくさんのメニューに目移りしますが、みぎわっ子は当然?全種類制覇!が目標だったのではないでしょうか。慣れない立食に四苦八苦しながらも、仲間とニコニコ食事をしている様子はとてもなごやか。1年生の保護者の方は特に、不安いっぱいにこの日を迎えられたようでした。「どんな顔して過ごしてるんだろうと思っていましたが、友達に囲まれていて……安心しました。」との感想を聞かせてくれる保護者の方がたくさんいらっしゃいました。
 親元離れて暮らす子どもたちの様子をドキドキしながら見に来られ、会いに来られ、ホッと胸をなでおろし、想像以上に元気にたくましくやっている姿に嬉しくなっていただけたのではないかと思います。寮生は、寮生活を通して仲間や自分の新しい面とたくさん出会います。その出会いを通して大きく豊かに成長していくのです。1年生と出会ってまだ1ヶ月の私でさえ、彼女たちの成長には目を見張るものがあります。できなかったことが出来るようになり、恐る恐るだった事に自信を持って取り組み、仲間と一歩も二歩も踏み込んだ話が出来るようになり……たった1ヶ月ですが、保護者の方にもその成長を直に感じて頂けたら幸いです。
 素晴らしいまでにホスト役に徹してくれた3年生達。自分たちがご飯を食べるのも忘れるほど、一生懸命に働いてくれていました。ありがとう!
 寮祭は、1年生は舞台で演じ、2年生は1年生のプロデューサーになり、3年生は食事会のホスト役を担います。各学年で担うことが違いますので、毎年新しい体験をし、新しい目線で寮祭を見ます。食事会の後片付けの時、一人の3年生が言いました。「去年の3年生達すごかったんだなぁ。こんな忙しい事を何ともない様な顔してやってくれていたんだ!」と。やってもらってきたことに改めて感謝と尊敬を口にできる3年生達、ステキだなぁと思います。そして、そこに気付ける心を養っている事、ステキだなぁと思います。後輩は、先輩達の背中を見て育ちます。あなたたちが先輩なら、後輩は大丈夫!きっととっても素敵に育つはず!そんな風に思わせてもらえたひと時でもありました。(森口)

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礼拝のお話

☆「坂本竜馬と出会って」  N.E 3年☆

 私は最近、坂本竜馬にとても影響を受けました。彼はペリーが日本と貿易をするために持ち掛けてきた「開国」によって西洋の進んだ技術の力とそれが示す危険を目の当たりにします。彼は、日本を変えようと世界に強い興味を持ちました。アメリカ政府と民主主義に特にひきつけられ、当時幕府が支配していた日本を新しい民主的な日本に変えます。現在の日本は選挙によって国のリーダーを決めていますが、これも竜馬が望んだ日本です。私達が今普通に過ごしている日本が根本的に変わるきっかけとなった出来事をたくさん起こしたのが竜馬なのです。めちゃくちゃかっこいいと思います。
 今、私たちの日常生活では外国からたくさんの製品が入って来ています。これも竜馬がずっと描いていた開国が実現しているのです。さらに日本も外国に負けない製品を世界に売り出しています。今の日本は竜馬が思い描いていたように、世界各国と交流があります。飛行機に乗れば空を飛べ、アメリカもヨーロッパもひとっ飛びです。現代は竜馬が考えていた以上のものになっています。今の私たちの生活は竜馬なしでは成り立たなかったのではと思います。竜馬はなぜ、このようなことを目指し成し遂げたのでしょうか。それは、他の人と違う点をいくつも持ち、それを良しとしていたからだと思います。
 まず、立場の違う人の言うことをしっかりと聞き、良い所を吸収する柔軟な心です。そして、多くの人が現実不可能だとあきらめることであっても、成功させる行動力を持っていたことです。そして新しい時代への明確な理想像を持っていた事です。竜馬は世界に羽ばたきたいと言う自分の夢に向かって懸命に動いた人でした。彼が行うことには意外なことが多かったはずですので、敵も味方もきっと彼から目が離せなかった事でしょう。竜馬は私たちに、今の生活を変えてくれたと共に、行動する大切さを教えてくれていると思います。
 新年度が始まり、私は3年生となり、フェスティバルの準備も始まりました。寮の事も学校の事も色々なことが、自分から動かなくては何も始まらないことが増えてきました。そんな時、私は坂本竜馬のこの言葉を思い出します。「世の中の人は私の行動を言いたいように言えばよい。私の行動の真意は私だけが知っている。」です。周りを気にして動かないのでは何も始まりません。自分のすることを自分が心から信じなければ行動は起こせないのです。
 単純な私は、坂本竜馬の言葉で私の心の中が変わりました。今年度の目標も立てられました。竜馬との出会いに感謝です。これからの私は、坂本竜馬のように心の底から自分の行動を信じて歩んでいきたいと思います。坂本竜馬のように広い世界に目を向けることを忘れないようにしていきたいと思います。