2016年10月27日木曜日

みぎわ館通信 2016年10月24日 第249号

帰って来たくなる場所

 10月も半分が過ぎました。もう季節はすっかり秋です。「先生、暖房っていつ入るんですか~?もう寒くて寒くて風邪引いちゃいます!」こんな声が生徒たちから聞こえています。このところ、朝と晩の気温がぐっと下がったせいか、中には体調を崩してしまう生徒もいました。それでも第3定期テストをしっかり乗り越え、秋休みに入ることができました。これからもっと寒くなっていきます。体調管理が自分自身で出来る力も大事です。しっかり身に付けさせたいなと思います。
 さて、10月8日(土)ホームカミングデーと呼ばれる行事が学校で行われました。5回生、15回生、25回、35回生がいらっしゃいました。礼拝、ランチ、懐かしい先生方の授業とショートホームルーム、学校見学、そして最後は寮見学という内容でした。寮生だった先輩方もたくさん来られて、寮見学を本当に楽しみにしてらしたことがよくわかりました。みぎわ館だった先輩方は、学校見学の途中から「早くみぎわ館に行きたいな~!もう行こうよ~!」と待ちきれないご様子でした。みぎわ館を見学し始めると、「懐かしい~!」の一言から当時の話が次から次へと出てきては止まりませんでした(笑)。11室のドアにかけてある人形を見ては、「まだあるんだ~!」と言ったり、「あれ?黒電話がなくなってる!」なんてことに気づいたり、寮の中で話していた決まり文句を思い出してみたりと、20分程の見学を楽しんでくださいました。
 今回ホームカミングデーにいらっしゃった先輩方は、耐震工事がされる前のみぎわ館で生活されていました。友愛館もまだ建っておらず、旧ランチホールで食事をし、日曜日の全体礼拝も旧ランチホールで行っていました。食器は最後まで手洗いで洗っていました。施設や環境設備は今とは大きく変わっています。そんな中で先輩方は「懐かしい!」と言ってくださいました。みぎわ館に一歩踏み入れた時の雰囲気、懐かしく感じてくださったのでしょう。自分たちがみぎわ館という場所で生活をしていた「証」が至る所に残っていることを感じてくださったのだと思います。
 施設や環境設備は時代と共に変わっています。ルールもみぎわ館で生活する生徒たち一人ひとりが毎年違えばもちろん変化していって当たり前。でも帰って来た時に「懐かしい!」と思ってもらえる雰囲気は、残していきたいなあと強く感じた一日でした。(小林)

 

 

 

2年生!みぎわ館を宜しくお願いします!!

 10月に入り、のぞみ寮の運営が2年生へと完全に引き継がれました。新しいのぞみ寮のテーマは「気づけばそこに愛がある」です。みぎわ館の新テーマも2年生が9月から何度も話し合いを重ねて決まりました。(※テーマについてはまた後日発表します。お楽しみに!)今までの先輩達や47回生が築いてきたみぎわ館をもっとすばらしい館にしたいという想いが溢れ出る話し合いでした。また、みぎわ館だけでなくのぞみ寮もさらに素敵にしたい!と思っていることも彼女たちの様子から伝わってきました。「4館の人達とたくさん話し合ってのぞみ寮を素敵にしていきたい!」そう思ってくれるなんて嬉しい限りです。
 きっとこれから、壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時は、2年生みんなで知恵を出し合い、時にはぶつかり合いながら、みんなの明るさと元気なパワーで乗り越えていってほしいと思います。一年間取り組んで欲しいと思います。大丈夫!まだ3年生が見守っていてくれます。1年生は48回生が大好きです。2年生の働きはみんなでサポートします。みんなで素敵なみぎわ館を築いていきましょう!(小林)

 

 

 

「一秒一秒を大切に」 2年 K.M

 今日は、私が疲れた時に読む詩についてお話したいと思います。題名は「神さまが書いた4つの詩」という本の中にある「時間銀行」という詩です。
 あるところに不思議な銀行があります。その銀行は毎朝あなたの口座に84,600円振り込んでくれます。この世のみんなに平等に振り込まれます。しかし、一つだけルールがあります。それは、その日のうちに86,400円をおろさなくてはいけないということ。そして、その日のうちに86,400円を使い切らなかったら、あなたが眠りについたとたん、消えてしまうということです。みなさんだったらどうしますか。きっとその日のうちに使い切ってしまいたいと思うでしょう。
 私たちはみな同じ銀行をもっています。それは時間です。毎朝私たちは86,400秒の時間を与えられます。 その86,400秒はみなさんがどのように使おうと自由です。しかし、今日しか使えない貴重な86,400秒です。怒ることに使うのはもったいない、一秒一秒を大切に使ってくださいという内容の詩です。
 この詩を読むと私は、どんなに忙しくても一秒一秒を大切に生きていかないといけないんだなと思います。みなさんも忙しいからこそ過ごしている一分一秒を大切にしてみてはいかがでしょうか。
 最後にこの詩の終わりに書いてあるメッセージを紹介します。「Yesterday is history. Tomorrow is a mystery. Today is a gift, isn’t that why we call a present.」昨日はもう過去のこと。明日はまだ未知のもの。今日は神様からの贈り物。だから英語では現在のことをプレゼントと呼ぶのです。