2017年6月22日木曜日

みぎわ館通信 2017年6月18日 第265号

☆2017年度のフェスティバルも無事に終わりました!たくさんのご声援、ありがとうございました! 
 最近のみぎわっ子たちは、忙しさから解放されて、ほっと一息モード。それもそのばず。第一定期テストが終わってから約3週間、フェスティバルの準備を頑張っていました。合唱やダンス、演劇の練習に、パネルやプロフィール作成など、昼休みや放課後の時間を使って、どの連合も一生懸命準備をしていました。土日もダンスの練習があったり衣装やパネルの製作があったり休む間も無く準備をしてきた生徒達。今年のフェスティバルも素晴らしい2日間になったことを、私達寮務教師も嬉しく思います。
 フェスティバル当日が目前になるにつれて、3年生達は忙しさの中に充実さを見出しながら過ごしていたように思います。今年も3年生達は、各連合の中心となって、一人ひとり、与えられた自分の仕事を一生懸命こなそうと頑張っていたと思います。自分に与えられた役割に悩んだり、クラスの仲間との向き合い方に悩んだり、本部による減点に悩まされたり、時間に追われたりと、見ている私もなんだか焦ってしまうぐらい、忙しい日々が続いていました。
 ある日、ある2年生が、悩んでいた3年生の姿を見て、一緒に泣きはじめました。そして言いました。「魔法、教えます!大丈夫って言うんじゃなくて、疲れた~!って言うんですよ!」と。そして、続けてこう言いました。「これ、部屋の1年生の子に教えてもらったんです!」と。すると、悩んで泣いていた3年生は事務室で大声で叫び始めました。「もう、疲れたよ~!!」と。見ていた私や、悩みの相談にのっていた他の3年生は大笑い!でも、叫んだ後の表情は、なんだか少しスッキリしたようでした。3年生から2年生に、2年生から1年生に教えることが当然の寮生活の中で、下級生が先輩の心の支えになる瞬間もあるんだと気付かされました。またある時は、連合が違うのにも関わらず、悩んでいる仲間の背中を摩りながら、そっと寄り添う生徒もいました。学校では戦う相手も寮に帰ってくれば支え合う大切な仲間になる。みぎわっ子達を見ているといつも心があたたかくなります。(小林)

 

☆フェスティバルの様子①☆ 
 フェスティバル一日目は、オープニングや演劇、合唱が行われました。たくさんのみぎわっ子達が活躍していました!

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1日目のお疲れ様会♪ 保護者の方から頂いたスイカを食べて

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礼拝のお話
~私達の身に起きていることは、引き寄せの法則から~

2年 Y.M

 今日はある法則についてお話したいと思います。皆さんは、幼稚園生ぐらいの頃、自由に何にでもなりたいと言っていたと思います。誰かに「大きくなったら何になりたいの?」と聞かれると、「宇宙飛行士」とか「お医者さん」とか「ケーキ屋さん」などと言っていたと思います。私も幼稚園生の頃は「バスガイドさん」と「プリキュア」になるのが夢でした。あの頃はなりたいものを自由に考えられたのです。しかし、成長するにつれて色々なプレッシャーや期待、要求や制限を受けます。周りの人から頭が悪いとか強くないとか美人でないとか、そんなものこの世に存在しないとか、どうして夢が叶わないかということを次々に聞かされます。みなさんの生涯の夢を、大人社会がハイジャックをするかのように押しつぶしてしまうのです。しかし、もし夢を叶える秘密が本当はあったらどうしますか?夢を叶える力を発見し、行きたいところに行けたり好きなことができたり、なりたいものになれたりすることができるとしたら、どうしますか?

 その答えが書いてある本に私は出会いました。少し科学の話をします。科学は宇宙の法則を教えてくれます。上昇した物は必ず落ちるという引力の法則や、宇宙の全てはエネルギーであるというアインシュタインの「相対性理論」というものがあります。それから、宇宙の全ての物は振動し、それぞれ固有の波動をもつという「ひも理論」というものもあります。しかし、宇宙で最もパワフルな法則があることをこの本で知りました。それは、「引き寄せの法則」です。

 これまでみなさんの人生で起きたことは全て引き寄せの結果だったのです。とても素晴らしいことも、ひどいことも、どんなに小さな出来事も全ては自分で引き寄せていたのです。友達は色々な共通点があるからこそ、お互いに引き寄せ合うのです。もちろん、見た目がそっくりとか、全く同じということではありません。でも、見た目は似ていなくても同じような考え方をしている友達がいるはずです。似たものは、似たものを引き寄せる。これが「引き寄せの法則」です。実際、私達が最も強く思っていることが人生を変えることがあります。また、自分が一番強く思い描く自分が実現することもあります。みなさんが、何を考えようと、考えた通りのことが起こるというのが、この法則です。なので、どんなことでもいいので、素敵なことや好きなこと、起きてほしいことを考えるようにすると、引き寄せが始まり、良いことが現実に起きるというのです。ですが、ただ考えればいいというわけでもないようです。

 悪い点数を取りたくないとか、体重を増やしたくないという強い感情を放射すると、逆に欲しくないものを引き寄せてしまうのだそうです。つまり、悪い成績を学校中のみんなに知って欲しいとか、気に入ったジーパンの継ぎ目がほどけて欲しいということを願っていることになってしまうということです。そうではなくて、試験の成績はいつも90点以上だ、とか、どんな服を着ても私は素敵だ、と考えるほうがいいのです。つまり、ポジティブになりたい自分を考えるということです。

 ここまで、引き寄せの法則の話をしてきましたが、この話は、ポール・ハリトンさんが書いた本の中での話であって、その効果がちゃんと証明されているわけではありません。でも、私はこの法則を信じて、少しずつ実行しています。これを信じてもらうことを強制しているわけではありません。ですが、やってみて困ることはないと思うので、みなさんも試してみてください。何かが変わるかもしれません。