2017年6月13日火曜日

光風館通信 2017年6月7日 第493号

< 光風館スポーツ大会〜ラグビー タッチフット〜 >

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0607_ko02 6月3日(土)光風館スポーツ大会〜ラグビー タッチフット〜を開催しました。今回は、“タッチフット”と言うタックルで相手を止めるのではなく、ボールを持っている人にタッチすることで止めるルールでした。ラグビー部と3年生を中心に盛り上げてくれて、みんなで楽しむことが出来ました。みんなのあまりの上手さにI.K君(3年)は「光風館全員、ラグビー部に来てほしい!!」と切実にお願いしていた姿と最初から写真を撮り続けていたN.T君(3年)が楽しそうな雰囲気に我慢出来なくなり、後半からプレイに参加した姿がとても印象的で嬉しかったです。(片岡)

 

 

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< 礼拝のお話 >

E.Y(1年・新潟県燕市出身)
 僕は小学生の頃にひとりの友達がいました。それは、小学校の頃に知り合った男の子で、ちょっと変わった子でした。みんなより少し遅れて登校して、みんなと違う教室で勉強をして、みんなより早く帰る、そんな子でした。それでも昼休みにはクラスの友達と遊んでいましたが、ある日を境に学校に来なくなりました。私は「なぜ、来なくなったのか?」と気になり、先生に聞いてみることにしました。すると、先生は「あの子はとても重い病気になっているから、今は病院に入院しているよ。」と答えました。それを聞いた私は、とても驚き、その日のうちに彼が入院している病院へ行きました。彼が入院したのは、その日から2週間前でした。ベッドに入っている彼の姿は、みんなで仲良く遊んでいた頃とは比べ物にならないほど痩せ細っていて、とても驚きました。彼は私のほうを見て、「お見舞い来てくれてありがとう。気に掛けてくれてありがとう。」と、か細い声で言いました。後に、先生は彼の症状を説明しました。その症状は、徐々に筋力が無くなっていく病気でした。僕は、「それはどんなに恐ろしい病気なのだろうか。いつ治るのか?」ということで頭がいっぱいでした。それでも、彼は一時的に退院して、一緒に小学校を卒業しました。しかし、彼は中学2年生で再び入院してしまいました。彼は今も病院の中です。彼は在学中、何度も「僕たち、高校に行っても仲良しだよな?」と言っていました。今も度々お見舞いに行っていますが、日に日に元気を無くしていく彼を見ていると、私も暗い気持ちになっていきます。
 この世界には様々な理由で学校に行けない人がいます。そのことを忘れずに、私は健康に学校に行けることを幸せに感じないといけないと思いました。今日は、難病に苦しむ彼やこのような病気に苦しむ人々に祈りを捧げます。

 

 

K.S(1年・愛知県長久手市出身)
 僕が敬和に来た理由は二つあります。一つ目は、僕の行っていた教会の知り合いの方の息子さんが敬和の33回生の卒業生で、その方に敬和を紹介していただきました。そして、夏休みに敬和の見学に来ました。その時に対応していただいた先生がとても親切だったからです。二つ目は、家での生活習慣です。僕は家での生活習慣が良くないので、敬和に入学したらこのような悪い生活習慣を直したいと思ったからです。

 

 

K.F(1年・愛知県みよし市出身)
 僕が敬和学園に来た理由は、自分の将来の夢を叶えるためです。ちなみに、私の将来の夢は、東京ディズニーリゾートのキャストとして働くことです。東京ディズニーリゾートのキャストとして働く中で、何よりも大切なことはコミュニケーション能力です。敬和学園は、全国各地から様々な人が集う場所なので、コミュニケーション能力が向上すると思い、入学しました。
 なぜ、私が東京ディズニーリゾートのキャストとして働きたいと思ったか、話したいと思います。昔、私が東京ディズニーリゾートに来園して、あるアトラクションに乗っている時にそのアトラクションがトラブルを起こしてしまいました。私たちゲストが不安になり、心配でどうすればいいかわからず、困っている時にキャストの方々が優しく適切な対応をしてくれたおかげで、私たちゲストは安心して、その場を過ごすことが出来ました。私は、その時とても驚いたことがありました。それは、キャストがこんな緊急時なのにも拘わらず、常に笑顔だというところです。普通は、こんな状況なら誰だって笑顔を忘れるはずなのに、なぜかわからず、気になった挙げ句、私はキャストの人に質問をしました。「どうしてこんな時にも拘わらず、いつものように笑顔でゲストに接しているのはなぜですか?」と。そしたら、キャストの方が「あなたたちゲストの夢を守るためです」と言いました。しかし、私はその場でその言葉がどういう意味なのか、さっぱり理解出来ませんでした。ですが、あとになってその意味がようやくわかりました。それは、キャストたちが笑顔で接してくれていたから、私たちゲストは安心出来たのだということです。たしかに今、考えればあの薄暗い中でキャストの方々の笑顔がなければ、私たちゲストは絶望して、「もう二度と東京ディズニーリゾートには行きたくない」と思っていたかもしれません。キャストの方々は、私たちゲストの夢を本当に守ってくれていたのだと心の底から思い、働きたいと思いました。
 笑顔というものは、とても大切なものです。相手の気持ちを和らげたり、相手も笑顔にしたりすることが出来るものです。「幸せがあるから笑顔があるのではなく、笑顔があるから幸せなのだ」ウォルト・ディズニーが言っていた通りだと私は思いました。笑顔か笑顔じゃないかで接するだけで、相手の気持ちは必ず変わります。みなさんも日常で人と話す時に笑顔をぜひ意識して接してみてはいかがでしょうか?