2017年12月13日水曜日

めぐみ館通信 2017年12月10日 第89号

今できること

1210_me01 1年生は、のぞみ寮クリスマスに向けて会場となる友愛館の装飾に全体で取り組みます。2年生は、中心となりのぞみ寮クリスマスを運営するために各委員会で取り組んでいます。3年生は、進路決定した生徒、これから受験を控えた生徒、それぞれに残された時間を惜しみながら生活しています。悩み、葛藤をそれぞれに抱えながらも、日々慌ただしい時間の中、たくましく生活するめぐみっ子達の姿には、パワーがあふれています。
 各学年でミーティングを持つ中で、様々な発題があります。各学年で共通していることは、「関わる」ということです。共に生活することでしか出来ない関わりを大切にしたいという想いです。3年生のミーティングでは、「自分達は、今まで本当の意味で後輩たちと関わりをしていのか?」「決まり事を通しての会話が中心だった」「残された時間は少ないけれども、私たちが今から出来る関わりを深めていこう!」と実践していくことを確認し合いました。「実は、年下の子と関わるのは苦手だったんだ」と本音をつぶやく3年生もいました。「でも、自分の出来る関わりをしてみる!」と・・・。早速、実行しようと、ミーティング後から実践している3年生達の姿がありました。3年前の入学の頃の、彼女達の姿を懐かしく重ねながら、あらためて成長の喜びを感じる時ともなりました。残された時間に多くの恵みを感じられますようにと祈りながら、共に過ごしていきたいと思います。(小菅)

 

 

 

 

1年生合同レクレーション~

1年生同士の交流を深めたい」という願いのもと、計画されたイベントです。和気あいあいとした雰囲気の中行われました。次の取り組みは、のぞみ寮クリスマスに向けての「1年生合同のクリスマス装飾」です。どんな形で進んでいくのか楽しみです。 

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礼拝のお話

「自分を認める大切さ」  2年 I.S

 みなさんは、どんな人に憧れますか?また、どんな人になりたいですか?具体的に私は、自分があって、誰にでも同じ態度で接することができて、何かが人より飛び抜けて出来る人に憧れます。でもある日私は気づきました。自分の憧れの人は、自分に足りていないものを持っている人だと・・・。だからこうして考えると、自分に足りないものが憧れとなっていると思いました。私には、身近ですが憧れている人がいます。その人のようになりたいと何度も思ったことがありますし、今でもそう思います。でも実際その人にはなれません。どんなに似ることができたとしても、人が違うのですから同じ輝きも出来ないし、そうなれた自分を自分が見ても憧れはしないだろうと思いました。そうなれても、その自分は、その自分に持っていないものをまた求め、憧れているはずだからです。結局、人というか自分が、わがままで欲張りなのだと思いました。常にどのジャンルにおいても満足出来ず、それ以上をほしがってしまいます。すごい生き物だなぁと思いました。
 最近私は、人のいいところと自分を比べてしまい、落ち込んだり、自分について考えます。神様は「あなたがたは高価で尊い、私はあなたがたを愛している」と聖書にも書いてあるほど、私たちのことを大切に思ってくださっているから、憧れるばかりでなく、自分を認めることも大切だなと思いました。
 いろんな人がいて、個性があるから、多くの出会いがあって、憧れる人も見つけることが出来て、様々出会いや経験が出来るのだと思いました。自分を見つけるためにどうしたらいいのかさえも分かっていないけれど、日々を充実させるために、自分を持ち、何事にも感謝し楽しんでいきたいです。またどんな時でも、自分を大切に思ってくださる神様がいることを忘れずに、これから生活していきたいです。
 みなさんも、憧れの人がいたら、その人のようになりたいと思うことがあると思いますが、人と比べて自信がなくたった時は、どんな時も神様は大切にしてくださっているのですから、しっかり自分を認めてあげられるといいですね。

 

 

 

 

 

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~ 共に考え、学ぶ時~

 新潟医療福祉大学・看護学科のピアエデュケーションサークルのみなさんと3年生との学び合いの時間を持ちました。継続的に行っているセクシャリティ教育です。学生のみなさんも多くの時間をかけて準備を整えてくださっています。今回のテーマは「妊娠と出産」です。学校からも堀越先生、小黒先生がお子さんを連れて参加してくださいました。実際に、だっこや装具を身につけて妊婦体験等もしました。学生さん達とディスカッションを通し、「お互いを大切にすること」「自分を大切にすること」「命の尊さ」を確認、共有しました。家族への感謝の気持ちを伝え合う場面では、それぞれに大切な家族の存在を言葉にしている姿に私自身が胸いっぱいになりました。のぞみ寮で過ごす時間もあとわずかとなった3年生。これからそれぞれの地で生活を始める生徒達一人一人の幸せを願うばかり・・・・・・一人一人の表情を見つめながら思いがあふれたひとときでした。(小菅)