2017年12月8日金曜日

めぐみ館通信 2017年12月5日 第87・88号

2017年もあとわずか…

 初雪が降り,新潟の冬の到来です。新潟出身の私ですが,雪の季節は年齢を重ねるたびに億劫になってしましいますが、そんな気持ちを明るくしてくれるめぐみっ子たち。うれしさいっぱいに雪に触れる姿に、元気をもらっています。関東,関西出身の生徒達は,雪との生活も初めてで楽しみだったと話してくれます。雪国の生活を存分に感じてほしいです。早朝から施設の方は校内の除雪をしてくださり,不便のないように環境を整えてくださっています。日常の生活がたくさんの方に支えてられて,守られていることに感謝しながら過ごしていきたいと思います。
  気づけば12月。生徒達は,4期の定期テストに向かって日々励んでいます。近頃の私はと言えば,やらなくてはならないことを様々のことを言い訳にし,後回しにしがちでした。そんな気持ちに力を注いでくれるのは,やはりめぐみっ子たちです。彼女たち一人ひとりの姿に励まされています。一人ひとりが誠実に過ごす姿に教えられることが常にあります。私自身が彼女たちを通して歩みが深められることは幸せなことだとあらためて感じるこの頃です。久しぶりの帰省の日を楽しみにしている生徒達です。共に日々に感謝して冬休みを迎えましょう。(小菅)

 

 

 

寮体験プログラム

 11月。寮体験3名の生徒さんを迎えました。迎えるということで,自分たちの日常を振り返ることのできる時でもありました。5日間という短い期間でしたが,寮生活を通して体感したことがこれからの敬和生活で活かされることを願っています。新しい出会いに感謝の時でした。

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礼拝のお話「寮体験プロブラムを通して感じたこと」(抜粋)

 

1207_me08 中学までの学校生活は、つらい時間を過ごしてきました。敬和の入学を決めるきっかけは兄でした。兄はいつも敬和でのことを楽しく話してくれました。両親も賛成してくれました。実は最初は寮体験をする気持ちは全くありませんでしたが、寮生の友達が誘ってくれて、めったにない機会なので体験することにしました。いざ寮体験が始まると、決まり事は多いし、スマホも使えないし、とても大変で窮屈だと思いましたが,過ごしていくうちに、友達といろいろ話せて普段は見られない一面も見られて新しい友達や先輩もできました。今では、寮体験をすることが出来て良かったと感じています。ありがとうございました。(1年 S.Yさん)

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 私は寮体験で、想像していたものよりもはるかに多いものを得ることが出来ました。実は、以前から入寮したいという気持ちがあり、また通生のバスケ部のマネージャーとしての取り組み方を見直すために寮体験を希望しました。

1207_me09 寮体験で得たものは、主に3つあります。1つ目は「あいさつの大切さ」です。寮体験の中で今までの生活の中で一番あいさつをしました。一つ一つあいさつすることで気持ちがすっきりした気持ちになりました。学校でも自分からあいさつをするようになりました。あいさつで人の気持ちが変わることに気づきました。2つ目は「一人になることの大切さ」です。今までは誰かと一緒に行動していました。でも寮では、食事の列には一人で並び、一人でお風呂に行き、一人で考えて行動する時間を持つことが出来ました。今の自分を見直すには、一人の時間はとても大切だと思います。3つ目は「自分のことは自分でやる大切さ」です。家ではスマホから離れられず、家のことは親にやってもらう生活でした。ですが寮では自分のことを自分でしなければなりません。スマホのない生活を過ごしてみると、本当にやるべきことは後回しにせず、自分の身の回りのことや準備だと気づかされました。めぐみ館の生活で得たものはたくさんありますが、一つ一つ忘れずに明日から生活していこうと思います。(1年 N.Yさん)

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1207_me10 寮体験初日、「寮体験に参加した理由は、ノリとネタです」とふざけたことを言いましたが、本当はちゃんとした理由があります。それは、寮生が普段どんなところで、どんな風に、どんな思いで生活をしているかを知りたかったことと、自分の生活リズムを見直したかったからです。寮体験でまず感じたことは、寮生の皆さんは自立しているということです。親元から離れて協力し合い、自分たちの力で生活をするということは、これから先、社会に出た時に必ず必要になることだと思います。私の生活は、それには程遠いもので、生活リズムは崩れきって不健康そのものでした。5日間で変わったことは、まず睡眠をしっかりととることです。「人はその日に満足をしていないから,それを取り戻そうとして夜更かしをする」とある記事で読んだことがあります。全くその通りだと思いました。朝から寝るまで常に友達がいる生活はとても充実していて,スマホなんてなくても楽しく思いえるようになりました。
 次は3食しっかりと食べることです。家での生活では朝食は,あまりお腹が空いていなかったので食べない日もありました。これはきっとリズムが崩れていたからだと思います。寮体験を通して,生活リズムが整っていくことを体感できました。
 みなさんと過ごした時間はとても意味のあるものとなりました。めぐみ館で見て感じて,思ったことをこれからの生活に活かしていきたいと思います。みなさんありがとうございました。(2年 H.Sさん)

 

 

 

女子寮合同レクリエーション~ハロウィンパーティ写真特集~

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 新行事委員が中心になり企画しました。初仕事が女子寮合同の行事の取り組みです。「合同で一つのことを計画する」話し合いが思うように進まず、意思疎通の難しさを感じながら準備を進めていました。寮体験プログラム参加者への歓迎の気持ちも込めての企画でしたが,そんな姿をとても頼もしくサポートすることができました。当日の行事をやり終えたとき「一つのことをやり遂げるって,大変だったけどなんだか気持ちいい」と良い表情で語る生徒。「うまく力を出し切れなかった」と伝えてくる生徒様々でしたが,これからの生活の中でまたどのように発揮されていくのか楽しみです。自分たちの館の関わりを大切に育んでいくことはもちろんですが,女子寮合同の取り組みを通して絆が深められていくことも心から願っています。(小菅)

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