2019年1月30日水曜日

みぎわ館通信 2019年1月28日 第293号

3年間という時間の中で

 新しい年になって1か月が経とうとしています。毎年そうですが、この時期の夕礼拝は、いつもよりも時間が長くなります。それには理由があります。1月中の礼拝のお話は、3年生が「ラストメッセージ」を語るからです。3年間、どんな自分に向き合って、みぎわ館でどんな自分を見せて歩んでくることができたのか、3年生一人ひとりが語るその言葉に、1・1年生は、いつも以上に耳を傾けて聴きます。自然と涙が出てきます。

 自分の課題と向き合いどう乗り越えてきたのか、嫌になった寮生活のことも、仲間と喧嘩したことも、怒られたこともあったけれど、それらを乗り越えて、3年間という寮生活の終着点にたどり着こうとしている3年生達です。

 3年生達が語ってくれた話の中に多く出てきた言葉があります。それは、「赦されてきた」という一つの言葉。誰かを怒らせることがあっても、喧嘩をしても、誰かを傷つけてしまったり傷つけられたりしても、それでも自分を否定する仲間はいなかった。むしろ、あなたはここにいるだけでいいのだと、何があってもあなたは私たちの仲間なのだと気づき合い、教え合い、赦し合い、受けとめ合い、認め合ってきた自分達がいたと、話してくれた言葉に涙が止まりませんでした。「私たち15人は、15人で一つのチーム」と、49回生の何人もが語ってくれました。3年生の話は、自分たちもそんなチームになれるのか、いや、なりたい!と、1・2年生達をそんな気持ちにさせてくれます。

 のぞみ寮で、みぎわ館で、ここでしか経験できない出会いをして欲しい。たくさん泣いて、たくさん笑って3年間を過ごしてほしいと願った3年前。成長するためには「3年」という時間がかかりますとよく耳にしますが、本当にそうだなと今しみじみと実感しています。これから3年生達は1か月の自宅学習期間に入ります。次に会うの2月27日の夕食の時です。3年と過ごせるのも残りわずか。3年生のことを思い出しながら記事をかいていると、やっぱり寂しくなってきますね~。もうすでに泣きそうです。3年生と交わす挨拶や、一言ひとこと、その瞬間を本当に大事にして過ごしていきたいと思っています。(小林)

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2019年も元気に過ごしていけますように!

 今年は去年よりも雪が降る日が少なくて、とても助かっています。でも、会津出身の私としては、雪が全くないというのも、なんか少し寂しい気持ちもしてきます。去年の1月・2月、新潟は大雪で、雪が積もると寮生たちは大喜び!高校生が本気でかまくらを作ったり雪だるまを作ったりしていました。今年はそんな寮生たちのおちゃめな姿が見られなくて寂しいなと思っていたら!やっぱりいました!雪合戦を楽しむ高校生!この日は学校が休みの土曜日。朝起きて、10センチほど雪が積もっていました。昼頃にはだいぶ溶けてべちゃべちゃになった雪でしたが、まだ溶けていない雪で、雪合戦を楽しんでいた1年生のみぎわっ子たちを見て、自然と微笑んでしまう私がいました。(小林)

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 事務室でフレンチトーストを作ってみんなで食べたり、友愛館で餅つきをしたりと、2019年も笑顔いっぱいスタートしています!今年も健康に安全に、とにかく楽しく、たくさん笑うことができる年でありますように~!

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 テレビでは、日に日にインフルエンザの患者数が増加していると報道されています。みぎわ館内でも、ちらほら感染者が出てはいますが、不思議と大きな広がりに繋がることはありません。おかしいな、熱かな?と思った時に、自分で体温を計り私たち大人への報告をすぐにしてくれるみぎわっ子たち。とても助かります。自分でできることをしてくれることで、寮での感染を防ぐことができるのだということを実感しています。自分で体調管理ができるようになること、体調を崩してしまったときに自分で休む判断ができること、予防をする知識を身につけること、これらを学ぶことも寮生活の中では大事なことだなと思わされます。とにかくみぎわっ子のみんなが元気に、この時期を過ごしていけますように祈ります!インフルエンザがどうか広がりませんように~!(小林)

 

 

 

遅くなってしまいましたが・・・・・・

昨年の11月に寮体験に来てくれた生徒の感想を、もう一人ご紹介いたします!

 

寮体験プログラムの感想

2年 H.S

 私は去年から寮生の生活がとても気になっていたので、ぜひ体験したいと思っていました。

 特に私が印象に残っているのは、みぎわ館のミーティングで、ipodタッチの使い方について話し合ったことです。普段学校では、3学年合同で何かをすることはほとんどないので新鮮でした。私は、寮生がパソコンなどの使い方についてみんなでルールを決めていることを初めて知りました。そして、画面を通してではなく、相手と向き合ってコミュニケーションをとっているところが、寮生がお互いのことを考えて気遣いができる理由だと感じました。私は、うわさの「ムーンライト」を作ることが出来ました。寮生が話をしているのを聞いて、気になっていたので、体験出来て嬉しかったです。お部屋の人たちも優しくてあまり緊張せずに話すことができました。

 今回の寮体験を通して、寮生のあたたかさをとても感じました。私は普段人と関わることが少し苦手で、寮に馴染めるか不安でしたが、館のみんなが自分から挨拶や声をかけてくれたので、とても嬉しかったです。また機会があれば、寮体験しに来たいです。