2020年11月7日土曜日

みぎわ館 139号《サプライズ》

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 10月28日(水)の礼拝後、行事委員のRさんとKさんがなんだかソワソワ1階廊下を行ったり来たり。「早くみんな、居なくならないかなぁ……」なんてつぶやきながら、ウロウロ・ウロウロ。みぎわ館では1階の会議室で3年生が、ホールで2年生が、事務室で1年生が礼拝を受けているので、礼拝後はみんなで集う一時をしばらく楽しむ姿が見られます。礼拝終わって、ハイ!解散!なんてことはテスト期間中くらいしかありません。なので、行事委員が誰も居なくなった1階廊下を手にするまでは30分以上も待たされることとなりました。

 まだまだ人は居ましたが、それでも1階の滞在者は激減し、残っている人たちも何やら真剣に話し合っている様子。よし、今のうち!と2人がガサゴソと大きな紙袋を運び込み、手際よく1階の窓に何やらピタピタ貼り付けています。こそっと覗くと、そこにはハローウィンのプレゼントが!一人ずつの名前を書き、メッセージも書き、みんなが知らないうちにみぎわっ子全員分のお菓子の詰め合わせプレゼントを作成してくれていたのです。みんなが喜んでくれたらと、その一心で。。。感激!

 貼り付け終わり、「みなさん~ん!ハッピーハローウィン!合い言葉はなんでしょう!?プレゼントが1階廊下に隠してあります!自分の者を見つけてね!!幸せいっぱい、みぎわ館の皆さんにありますように!!」と超キュートな放送と流してくれました。すると、タタタタっと軽快に降りてくるみぎわっ子たち。まるで窓にデコレーションしてあるようなプレゼントに「すご~い!うれしい!!」とニコニコ。自分の名前を探しながら、「あ!○○ちゃんのあったよ!」と仲間のギフトも見つけつつ、にぎやかに宝探しを楽しんでいました。中には急遽、簡易ではありましたがそれでも仮装をして降りてきてくれた人たちも。行事委員の2人は、みんなの喜ぶ顔が見られて大満足。「喜んでもらえて、うれしい!」しきりにそう口にしていました。

 

 「自分がして欲しいことを人にもしなさい」という聖書の箇所があります。みぎわっ子は仲間と共に過ごしながら、いつもこの言葉を体現しているように思います。自分が、よりも、みんなに喜んで欲しい、と。今回のような楽しいことも、掃除や倉庫整理などの面倒だと思えることも、誰かのために、みんなのためにと心も体も働らかせてくれるのです。いつも、すごいなぁと思います。今回、RさんKさんはこの貼り付け作業だけでなく、事前にカードを書いたり、お菓子を詰めたりするためにも自分の時間を一杯使って、みんなの笑顔を想像しながら取り組んでくれました。素敵だなぁ、優しいなぁ、かっこいいなぁと思います。いろんなことに、なんで私がと文句を言いたくなるとき、みぎわっ子の姿はいつもはっとさせられます。人が、仲間が喜ぶ顔を、助かったと思う心を想像し、それを自分の喜びや活力に変えていろんなことに取り組める、そんな高校生、他に居るのだろうか!?真剣に自慢したいみぎわっ子たちです!