2022年5月12日木曜日

大望館通信 第315号 「寮祭〜巻き返しの大望館〜」

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「寮祭〜巻き返しの大望館〜」

 4月30日(土)寮祭が開催されました。3年ぶりに保護者の皆様に来校していただき、嬉しいひとときになりました。今年も大成功に終わり、“巻き返しの大望館”という言葉がピッタリだと感じています。今回は、その出来事を紹介したいと思います。(ちなみに、ここでの巻き返しは「劣勢の状態から態勢を立て直して、勢いを得て攻めること」を指します)

 4月26日(火)寮祭出し物リハーサル後、大望館の雰囲気はどんよりとしていました。リハーサルで手応えを感じることが出来なくて、1年生はため息混じりに口を開きました。「なぜ一発芸をしないといけないんだ。恥ずかしくてイヤだ。」2年生も口を開きます。「2年生の準備不足で1年生に恥をかかせるわけにはいかない。どうすればいいんだ!?」2年生は出し物練習期間を決してサボっていたわけではなく話し合いを重ねてきましたが、リハーサルを迎えて準備不足を痛感したようでした。

 しかし、ここからの巻き返しが凄かったのです!1•2年生で改めてどのような出し物にするのか、本気の話し合いが始まりました。「一発芸をするのか、しないのか。ほかの出し物に切り替えるのか。でも、今からでは間に合わないのではないか。どうしたら面白くなるのか。ダンスはするのか、しないのか。ダンスでどの曲を選ぶと盛り上がるのか」と話し合いを重ねていきました。そして、最終的に「恥ずかしさはあるけれど、やるからにはとことんはっちゃけてやってみよう!」とまとまっていったのでした。本気になった彼らの姿は素晴らしいものでした。本番までの数日、全力で練習を重ねていく、その姿は何か吹っ切れたような清々しさがありました。

 そして、寮祭当日緊張の中で迎えた大望館の出番。一人ずつ一発芸を披露することを選び、会場には拍手と笑い声が響き渡りました。最後はダンスに合わせての手拍子で会場が一体となり、大成功に終わったことは言うまでもありません。1年生へ熱い声援を送って会場を盛り上げてくれたのは、紛れもなく大望館3年生たちでした。1•2年生が変わっていく姿と大望生が団結していく姿を見て、大望館が「寮祭では一発芸を披露する」を伝統としている意味がよくわかりました。寮祭を通して、さらに団結した“巻き返しの大望館”がこれからの日々でどんな成長を見せてくれるのか、楽しみにしています!