2017年5月26日金曜日

光風館通信 2017年5月24日 第491号

< 第一定期テスト お疲れさま!! >

0524_ko01 第一定期テストが5月16日(火)〜18日(木)に行われました。今年度初めての定期テストでしたが、手応えはありましたか?テストが返却され始めて、納得のいく点数だったでしょうか?
 テスト1週間前から部活動禁止になり、光風館では勉強に取り組む姿が多くなってきました。自習時間だけでなく、点呼後に勉強したり、朝早くから単語を覚えていたりしていました。でも、勉強するだけではストレスが溜まってしまうので、放課後にコンビニまで散歩したり、学年関係なくバスケをしたりして、うまく気分転換をしていたようです。光風館でも自習時間が終われば、キッチンで何かを作り始めたり、娯楽室に集まり映画鑑賞会が始まったり、漫画を読んでくつろいでいる様子もありました。
 「テストが終わってから気が抜けるだろうなぁ」と思っていましたが、ビックリしたことがあります。それは、自習時間中に光風館ホールで1年生が一列になって、みんなで勉強をしていたことです。テスト前までバラバラに座っていたのに、何がきっかけになったのか、わかりません。でも、仲良い雰囲気で楽しそうに勉強していて安心しました。こうして勉強を教え合うことも寮生の特権だと感じさせられる出来事でした。(片岡)

 

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< 礼拝のお話 >

「自分の想いを伝えるために」         M.S(3年・新潟市中央区出身)
 普段、僕たちは毎日言葉を発しています。一日でどのくらいの量だと思いますか?メリーランド大学の研究結果によると、人間が一日で発する単語数は男性で平均7,000語。一方、女性の場合は平均20,000語。男性に比べて女性は、およそ3倍もの単語数を発していると言います。こうして見ると、かなり差があるとわかります。
 自分は人と話すことが苦手です。「それな!!マジ!?」などの短い言葉ならすぐに簡単に出ますが……誰かに伝えたいことを言う時に思いつくままに話してしまいます。結局、相手に伝わらないことが多かったり、思ったことを話したりしていません。自分にとって、コミュニケーションはとても難しいと思います。
 では、「なぜ人間は喋れるのか?コミュニケーションが出来たのか?」を自分でいろいろと調べてみました。人間がまだサルだった時、人類は他の動物と違うところが二つありました。一つ目は喉です。他の動物と違い、単語発声能力があったそうです。二つ目は脳です。他と比べて大きかったそうです。この二つがあるから喋れると思ったのですが、その頃の人は単語発声能力を得ても、言語能力に達するには脳の発達と学習が不可避だったのです。では、サルたちはどうやってコミュニケーションを取り始めたかというと、感情表現だそうです。好き、嫌い、嬉しい、悲しいといった感情を態度や行動で示していたそうです。これが人類の最初のコミュニケーションだと自分は思います。それから3~5万年時代には、装飾品を作り、葬儀も行っていたので音声で表現したと思います。
 なぜ、この話をするかというと、人類は自分の想いを相手に伝えるために感情表現をして、コミュニケーションを取り始めたのです。自分が思ったことを話さないとそれは溜まってしまい、ストレスになってしまいます。だから何でもいい、誰でもいいのでなんか話してみてはどうでしょうか?僕たちは寮生です。常に人といます。1年生は「あの人は怖そうだし話しかけづらい」と思いますが、声をかけてください。先輩たちは話し相手になってくれます。今までの自分は話しかけなかったから、2年間損していると自分は思っています。だからこそ、自分も話せるように努力したいと思います。

 

 

 

 

A.K(1年・新潟市西蒲区出身)
 僕が敬和に入った理由は自分に合っていると思ったからです。入学してから1ヶ月が経ち、寮や学校生活にも慣れて毎日が楽しいです。寮では洗濯や掃除などを全部1人でします。最初はとても不安や悩みなどがありましたが、先輩が優しく丁寧に教えてくれたおかげで不安や悩みは消えました。学校生活は中学校の時とは違い、やることがたくさん増えました。敬和の生徒が優しく接してくれたので、たくさん友達を作ることが出来て、とても嬉しかったです。これからもよろしくお願いします。

 

 

 

I.S(1年・東京都練馬区出身)
 僕が敬和学園に来た理由は、親に勧められたからです。最初は迷っていましたが、敬和学園を見学して、ここに決めました。見学して思ったことは、「自分のやりたいことが見つかるんじゃないか。自分が変われるんじゃないかな。充実した生活を送れるんじゃないかな。」ということです。そして、こうして学校生活を送っていて言えることは、今の生活が充実しているということです。でも、充実した生活を送れていることには、理由があります。それは、先輩が優しくしてくれていること、友達が支えてくれているからです。これからつらいこともあると思いますが、友達と協力して乗り越えられるように頑張りたいと思います。