2019年4月1日月曜日

みぎわ館通信 2019年3月16日 第299号

52回生を迎えるために☆

 3月15日(金)の全体礼拝後、1・2年生合同で今年度最後のミーティングを行いました。みぎわ館1・2年生は全員で27名います。ここに、来年度新入生が加わって新しい家族となってスタートすると思うと、今から本当にわくわくします。52回生達が、安心して寮生活できるように、先輩たちの心の準備はバッチリです。新入生の皆さん!のぞみ寮で、みぎわ館で待っています!(小林)

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3月16日(土)終業日の朝 まだ、桜の木は蕾。
4月、桜が開花したら、
また集合写真撮りましょう!

 

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1年間お疲れ様~♪ 来年度も素敵なみぎわLIFEが送れるよう頑張ろう!!

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礼拝のお話

「私が勇気づけられる本」 1年 I.C 

 今回は私がつらい時、嫌なことがある時に勇気をもらっている本を紹介します。「雨上がりに咲くひまわりのように」という本です。筆者の山下弘子さんは、19歳で肝臓癌を患い、半年という余命宣告を受け、再発・転移を繰り返しながらも生きる希望を失わない様子が書かれています。この本との出会いは、中学生の時に悩んでいた時に頂いたもので、なんとなく読んだのがきっかけでした。
 当時、人とのコミュニケーションが苦手で人との付き合いもせまく、内気だった私にとって大きな衝撃を受けました。山下さんから学んだのは、「やりたい」と思ったことにはトライしてみる、ということです。彼女の場合は、余命半年の宣告を受けてからアメリカを横断したい、ニューカレドニアに行きたいなど大きい夢がありましたが、小さなことでもいいから、ふとした時に興味をもったものでもいいから、やりたいリストを作りトライしてみるもの悪くないと思えるようになりました。また、私にはまだ将来についての夢もなければ、目標もありませんでしたが、本には、「目標がなくてもひたすら全力で走れば何かの結果がでる」と書いてありました。母に、「あなたは物事をするのに相手の気持ちになって考えすぎてしまいがちだから、こういう人もいるんだなと思えばいいよ」と言われたことを思い出しました。人の考えに理解できない部分もありますが、十人十色であることを学ばせてくれました。
 また、山下さんは高校時代ミッションスクールに通っていたため、聖書を読んで学んでいて、本の中には、彼女自身が助けられた言葉も書いてありました。初めは、それがどういう意味を表すのかよく分かりませんでした。しかし、敬和に入学し聖書を読んでいくうちに、はっとさせられました。神様が世界を造ったことについての話とイエス様の出来事の他にも、こんなに考えさせられるんだと驚きました。まるで、神様が私に聖書を読んで山下さんのように苦難を得て、多くを学びなさいといって、敬和に導いてくださった気がしました。山下さんは、亡くなってしまいましたが、癌の闘病生活を伝え、苦しい思いをしながらでも幸せに生きた、強い人だと思いました。私も、彼女のような行動力をもてる人になりたいです。      

 

 

「感謝したいこと」 1年 M.A

 みなさん、今年度はどんな年でしたか。少し私の話をさせてください。
 私は今年度、激動の年でした。まず、この寮に入寮しました。最後まで親戚に反対されたのを覚えています。次に、みなさんと出会いました。毎日が楽しくなりました。そして、毎日が目まぐるしく過ぎていく日々。とても楽しかったです。しかし、出会いもあれば別れがあるように、楽しい日々もあればつらいに日々もありました。何がというよりも、全てが嫌になって、母に「迎えに来て、お願い!」と電話口で大号泣した日々もありました。
 こうしてみると、この一年とても濃密で濃厚な日々を送ってきたんだなと思います。そこで私はふと考えるのです。誰のおかげなのだろうかと。言うまでもなく、みなさんのおかげなのです。寮生のみなさんはもちろんのこと、先生、事務の方、清掃員のかた、栄養士さん、調理師さん、家族。私たちがここで生活するにために、どれだけの人が力をかしてくださっているのでしょうか。そのことを思うと、「ああ、恵ってこういうことか」と心の底から。先程、毎日が楽しくなったと話しました。くさいことを言うようですが、それもみなさんがいてくださったからです。みなさんが優しい言葉をたくさんかけてくださったから、その一つひとつが思い出になりました。本当にありがとうございます。
 そして、次は私の番です。新しく入ってくる52回生に、みなさんから頂いた沢山のものを返していきたいと思います。私はたいしたものは返せませんが、そうやって先輩から後輩へと受け継がれるものだと思うからです。また、来年度もたくさん迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。