2019年4月11日木曜日

光風 3号

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 先週末、オリエンテーションキャンプ翌日に体育館で1年生レクリエーションが行われました。何をやったのか?大縄跳びと手つなぎ鬼です。いたってシンプルな種目ですが、これが意外に盛り上がります。息を切らして汗をかきながら走り回ります。1年生レクなんですが、何故か上級生も加わります。

 でもこれ、珍しいことではありません。春になって天気が良くなると、フリーの日に鬼ごっこやかくれんぼ、かんけりなど、本当にシンプルな遊びを寮生は楽しみます。学年や館の垣根を越えて遊びます。このご時世、高校生がそんな遊びをまじめに楽しむなんて…。パソコンやテレビに向かっているときよりもはるかに目を輝かせています。

 こんな交わりを持つことができるのも、のぞみ寮生の特権ですよね。

 

 

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 何が始まるのかと思いきや、掃除場所決めです。決め方はチョー単純。ジャンケンをして勝った人から並んで、掃除場所を選んでいくというものです。男子寮と言ったら「汚い」と思われるかもしれません。でも、みんな頑張ってるんです。どうやったら全員がきれいにきちんと掃除をするか?アイデアを出しまくっている最中です。そのかいあって、本当にきれいになりつつあります。そりゃ女子寮と比べられると、何も言えなくなってしまいますが( ^ω^)・・・。光風館美化計画、これからも頑張っていきます。

 

 

 

 

礼拝のお話

A・I君(光風館2年 新潟市中央区出身)

「交わって初めてわかる人の好さ」

 突然ですが皆さんは「奇人」という言葉を知っていますか?まぁ絶対に知らないと思います。「奇人」というのは僕の出身の中学校でヤバイ人たちのことを呼ぶ時に使われる、いわばあだ名のようなものです。僕は中学校の時、「奇人とは関わりたくない」と思っていました。しかし、僕は「奇人」を呼び寄せる体質なのかよく「奇人」たちにからまれていました。だから高校に行ったらいろんな人がいるし、普通の高校生活を送ろうと意気込んでいました。

 しかし、敬和で僕のその願いは叶いませんでした。なぜなら敬和自体がその「奇人」の巣窟のような場所だったからです。それに僕のいたIクラスはクラスの9割が「奇人」でした。最初、僕はその事実を受け入れられず荒れた生活を送っていました。夜更かしをし、他室移動をし、コーラを飲み、次の日の学校を休む。まさに寮生としてやっていけないことを平気でやっていたように思えます。当時は開き直っていましたが、今は反省しています。

 そんな生活が長らく続いた後、僕に転機が訪れます。ひょんなことから通生の「奇人」と一緒に昼のランチを食べることになったのです。僕は正直嫌でした。しかし、もう断れないところまで話が進んでいて仕方なく一緒に食べることにしました。その場ではぎこちない会話しかしませんでしたが、何回かランチを一緒に食べているうちに自分が嫌っていた「奇人」に対して嫌悪感を全くといっていいほど感じていなかったのです。

 そこからは僕の世界ががらりと変わりました。いろいろな行事をすればするほどクラスの「奇人」たちと仲良くなっていきました。そして、いつの間にかあんなに嫌いだった飯豊クラスが大好きになっていました。最近ではクラス替えが嫌すぎてコンピューター室でみんなと泣いてしまうほどクラスのことが好きになっていました。

 皆さんはクラス替えどうでしたか?泣くほどクラスの事が好きでしたか?それとも早く次のクラスになってほしいと思っていましたか?おそらく両方この中にはいると思います。ここまで話して僕が何を言いたいかというと、人間第一印象だけではその人のすべてを知ることはできないということです。クラスが変わって喋る人がいなくて落ち込んでいるそこのあなた。クラスの人と話してみてはどうでしょうか?その人に対する気持ちに変化が訪れると思います。これからまだ長い高校生活、後悔の残らないように自分から行動してみてはどうでしょうか?

 

 

T・U君(光風館2年 新潟市秋葉区出身)

「継続は力なり」

 皆さんは何か毎日続けているものはありますか。僕が一番に思い浮かぶのは…学校に通うことです。また部活や半袖、間食をやめるといったものも思い浮かびました。

 僕はこの一年間インフルや部活での公欠はありましたが、学校に通い続けました。その結果、皆勤賞をとることが出来ました。毎日学校にいっているおかげか、授業においていかれることなく、またテスト前に焦って友達からノートを大量に書き写さないといけないという事もありませんでした。部活動についても同じです。委員会や実行委員などでいけない時も多くありました。しかし練習を続けることで、一年間を通して野球の実力を高めることが出来ました。また間食をやめることと、部活動のおかげでこの一年健康的に10㎏体重を落とすことが出来ました。

 ここまで継続についての利点ばかり話してきましたが毎日続けるという事は体力と根気が必要なことで大変だと思います。学校に通うという事は行くだけで疲れますし、何よりやりたくないことがある場合や、人間関係がうまく行っていない時は行くだけでつらいです。部活に行くという事は、放課後の時間をつぶすことになります。

 やりたいことが出来ないなんてことが多くなります。間食をやめるという事は、友達がカップ麺やらおかしやらジュースやらで、飲み食いして騒いでいる時にその輪にはいっていきにくくなりますし、何よりお腹はすきます。

 しかし、これらのことは継続することによって学校には何が何でも行ってやるという根性が生まれました。部活はつらい練習でも楽しくなり、部活の時間を頭にいれ効率よく時間を使えるようになりました。間食はしっかり食べる時間にたくさん食べるという良い食生活につながります。

 でもやっぱり、ある程度続けるまでが大変だと思います。そのために目標を立てることが大切です。僕の場合、学校に通い続けるために、皆勤賞をとるという目標を立てました。そのおかげで自然と体調管理に気を付けるようになりました。部活では、大会でヒットを打つと立てました。そのためには、練習に行かなければなりません。練習に行きたくてしょうがなくなりました。間食をやめるために目に見える形で痩せるという目標を立てました。そのためには、やっぱり間食をやめるしかありませんでした。

 そうして立てた目標が達成されたとき尚更続けたくなり、新たな目標が立ちそれに向かって毎日続けられるようになります。僕は新たに今年度から長打を打てるようになるために、毎日少しの筋トレを頑張りたいと思います。ぜひみなさんも、毎日ちょっとした継続を始めてみませんか。ちなみに、半袖はなぜ始めてなぜ続けているのかはあいまいですが、やめられない状態になってしまいましたが、毎日続けることで何か自分のためになることを信じて楽しくやっています。